令和6年8月7日開催 箕面市経営会議概要
1.日時
令和6年8月7日(水曜日)午前8時45分から午前9時15分まで
2.場所
特別会議室
3.内容
下記のとおり情報を共有した。
(1)市長冒頭挨拶
- 市長就任1期目最後の経営会議において、3つの基本政策の振り返りと、今後、若年層、中間層、高齢者層、それぞれに対してどのような施策を展開していきたいか説明する。
- 1点目の「身を切る改革の実行」については、限られた財源で住民サービスの最大化を図るため、最初に、市長の給料月額の20%と、退職手当を全額カットする条例改正を行った。また、質の高いサービスを市民に提供するために、民間活力を効果的・効率的に導入してきたが、これらについては引き続き取り組みたい。
- 2点目の「住民目線に寄り添って直ぐ動き、日本一親切な市役所」については、4年間で55回のタウンミーティングを開催し、延べ2,150人の方にご参加いただいた。直接市民の話を聞く大事な機会であり、今後も継続していきたい。
- 3点目は「みどり豊かで住み続けたい、子育て・教育日本一のまちづくり」では、北急延伸後の最大の課題は、東西のバス路線網の整備である。現在、5つの社会実験路線バスを走らせているが、同時にオレンジゆずるバスやAIオンデマンド交通で補完することで、2次交通を充実させていきたい。また、バスを活用した滝道の活性化を図り「大いなる箕面観光の復活」をめざしたい。阪急箕面沿線の活性化については、サンプラザ1号館の建て替えに伴う市民も観光客もわくわくする集客施設の再整備、桜井駅の南改札口の設置などに取り組んでいるが、今後も強力に進めたい。
- 若年層に対しては、市立小中学校の給食無償化や小中一貫教育の推進、教員の授業力向上、全小学校の水泳授業での民間温水プールの活用、子どもたちの大阪・関西万博への招待などの施策に取り組み、子育て教育日本一のまちづくりをめざしたい。
- ミドル層に対しては、箕面船場地区において、市立文化芸能劇場と大阪大学外国語学部を中心とした文化芸能国際交流拠点の形成、自治会や地域コミュニティの活性化、今宮及び粟生外院に新設する消防署を活かし、地域防災力の強化を図りたい。
- シニア層に対しては、健康寿命の延伸をめざした(仮称)箕面船場阪大ヘルスケア総合センターの整備や、孤立・孤独を防ぐ地域共生のまちづくりをめざし「ささえあい推進会議」において活発に議論を進めていきたい。また、AIオンデマンド実証運行による移動手段の確保による日常生活の利便性向上を図りたい。さらには、現在、歩道やバス停へのベンチの設置を進めているが、高齢者が気軽に安心して外出できるまちづくりをめざしていきたい。
(2)「(仮称)健康チェック村」実装検証について
- 市民の健康寿命の延伸・ヘルスケア推進の拠点とするため開設をめざす「(仮称)箕面船場阪大ヘルスケア総合センター」内に設置を予定する「(仮称)健康チェック村」について、令和6年秋から令和8年度までの間、箕面船場のCOM3号館2階に試行的に設置・運営し、大阪大学と箕面市の共同で、本格実施に向けた社会実装事業を行う。
- 健康診断だけでは把握が難しいフレイル及び認知機能の低下などへの気づきと予防・改善に向けた取り組みを促すため、大阪大学所有の5つの機器による継続的な計測とその後の行動変容や健康状態に関するアドバイス、健康を維持するための日常的な取り組みの提案などを行っていく。
- 「(仮称)健康チェック村」が試行的に設置・運営され、社会実装事業が行われることについて、市民の認知度は低いと思うため、認知度向上を図るよう、各課に協力をお願いする。
(3)議会事務局からの連絡事項について
- 9月5日10時より、理事者と全員協議会を開催し、理事者と議員の初顔合わせを行う予定であるため、経営会議メンバーは出席をお願いする。