令和4年9月7日開催 箕面市経営会議概要
1.日時
令和4年9月7日(水曜日)午前8時45分から午前9時10分まで
2.場所
特別会議室
3.内容
下記のとおり情報を共有した。
(1)市長冒頭挨拶
- 北大阪急行南北線が令和5年度末に開業となる。これまで、関係機関協議や第三者の評価専門委員制度を活用し施工手順や工法などを精査した結果、資材等が高騰しているにも関わらず、大阪メトロとの業務委託契約では約2.7億円の減額となった。
- 市負担分の財源確保完了時期については、競艇事業の繰り上げ金が毎年6億円のままだったとすると令和32年度までだったが市議会の議決を得られれば追加繰入により令和8年度まで大幅に短縮できる見通し。また、国及び府からの交付金・補助金も配分されていることや事業費の抑制・削減に向けて取り組んだ関係部局のみなさまには感謝申し上げる。
(2)北急延伸線の開業時期公表について
- 北大阪急行南北線(千里中央駅~箕面萱野駅)の開業時期を2023年度末(令和5年度末)としたことを8月25日に公表した。建設延長は約2.5kmあり、内訳はトンネン区間1.7km、高架橋区間0.8kmとなる。
- 報道資料には千里中央駅から箕面船場阪大前駅に向けシールドトンネルが繋がった写真等を掲載している。
- 報道発表した際は報道機関26社から取材があり、NHKでは関西ローカルニュースで約8分間にわたり鉄道延伸事業や駅周辺のまちづくりについて放映されるなど各社好意的に報道して頂いた。
- 開業に向けてハード面も工程管理等を順次進めていき、ソフト面でも開業の機運を高めるための祝賀イベントや駅の内覧等を実施する。
- 開業に向けた機運醸成の取り組みについては全市をあげて取り組んで頂きたい。
(3)北大阪急行線の延伸に伴う路線バスの再編について
- 北大阪急行南北線の開業に伴う路線バスの再編については、6年にわたる箕面市地域公共交通活性化協議会での議論や2回のパブコメの実施を経て路線バスの再編案が固まった。
- 再編の柱は千里中央駅を中心に南北方向に設定されていたルートを一部箕面萱野駅バスターミナルに移し東西方向へバス路線が走るよう設定したことである。西部方向は新駅を通じて東部へアクセスすることが可能。また、東部方面は彩都・小野原地区へ乗り換えなしで直接行けるのが大きな変更点である。
- 路線バス再編にあたり1年間、社会実験を5路線で実施する。また、如意谷線については地元の強い要望等があり、朝夕の路線を増便して社会実験する。
- 社会実験を実施し、その収支が100%を超えれば本格運行、200%を超えれば増便、60~80%なら減便、60%以下ならバス路線の見直しをする必要があるため、社会実験路線を活用される方への周知をお願いするとともに積極的な活用を期待する。
- 収支率が市民にわかるようにすること。
(4)令和3年度決算概要について
- 普通会計とは、地方公共団体の決算を比較するため国が設定した基準に基づく会計であり、箕面市においては一般会計と特別会計公共用地先行取得事業費を合算し、重複する経費や基準に該当しない一部の経費を除外したものが普通会計。
- 普通会計の収支状況は、令和3年度決算において、特別定額給付金の支給が令和2年度限りであったことなどから、歳出総額は前年度比112億円の減となる。なお、実質収支は前年度から約9億円減の、約14億7千万円となる。
- 財政の柔軟性を示す経常収支比率は、91.5%となり前年度から1.8ポイントの改善となっておりこれは、地方消費税交付金や普通交付税など経常一般財源が大きく増加し、歳出(経常一般財源ベース)の伸びを上回ったことが要因。
- 公営企業の経営健全性を示す資金不足比率については、いずれの会計においても資金不足がない状態となっている。
(5)その他
- 旧大阪大学箕面キャンパスの跡地活用について公募行い、優先交渉事業者が決定した。本日の昼頃に公表する。提案内容はデーターセンターと地域貢献施設の整備である。
- 今後、関係部局との協議があるが、タイトな事業期間となるため、円滑に進めるよう協力をお願いする。旧大阪大学箕面キャンパスの土地・建物の取得に約98億円の費用がかかったが、その額を超える提案を頂いた。詳細については別途報告する。