令和5年9月6日開催 箕面市経営会議概要
1.日時
令和5年9月6日(水曜日)午前8時45分から午前9時5分まで
2.場所
特別会議室
3.内容
下記のとおり情報を共有した。
(1)市長冒頭挨拶
- 令和6年3月23日(土)に北大阪急行電鉄南北線延伸線が開業する。平成16年の近畿地方交通審議会答申第8号「近畿圏における望ましい交通のあり方」で示された新線計画は13路線あり、北大阪急行線延伸もその内の一つだったが、大阪府の人口と箕面市の人口比率を考えると認められにくい路線だった。国や府を初め、地域創造部など関わってこられた皆様のご協力があったからこそ、無事に達成できた。
- 新市立病院の指定管理者候補者に医療法人協和会が選ばれた。持続可能な質の高い医療を提供することが肝要だが、市単独では急性期病床267床しか確保できず、十分な症例数が確保できないことで医師の確保も厳しくなる。協和会との再編統合により、急性期及び回復期リハビリステーション併せて362床確保でき、診療科や医師が増えることで、断らない質の高い救急が可能になる。府内公立病院で初めて全室個室、7割は無料個室となる。新市立病院は船場地域で令和9年度中の開院を目指しているが、非常にポテンシャルの高い場所にできる。構想から2年半で達成したことについて、病院管理者をはじめ、関係部局のみなさまには感謝申し上げる。市民にとってよかったと思われる病院としていきたい。
- 生まれ変わる時がチャンスと言うが、郷土資料館も新しくなる。昔は名物館長もおられ私自身も凄く勉強させていただき、歴史好きの人が良く集まっていた。みのおサンプラザ建て替えに伴い、新駅から徒歩6分程度に位置する第二別館に移転するが、一度だけではなくリピーターが来ないと意味が無い。伊丹市の視察では、特定の地域を選択したら、スクリーンに歴史や物語が放映される映像コンテンツが非常におもしろかった。箕面市も4つの旧村から成り立ち、各地域の特色もあるため、子ども達にわかりやすく興味・関心を注ぐ仕掛けや新たな観光拠点にしていきたい。
(2)北大阪急行電鉄南北線延伸線の開業日の決定について
- 北大阪急行電鉄南北線延伸線の開業日が令和6年3月23日(土)に決定した。
- 開業日の決定にあたり、公用車ステッカーやポスターのリニューアル、各種イベントでの啓発活動等も実施したいので協力をお願いする。
- 開業祝賀イベントについても、令和6年3月23日(土)、24(日)に箕面萱野駅周辺で実施する。今後、各種調整などの相談や周知の協力をお願いする。
- 8月1日から箕面ラッピングトレイン(ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号)が走行しており、10月からは箕面四季彩もみじ号が走行する。
- 開業日が決定したことから、箕面市発送文書及び作成資料のヘッダー様式をリニューアルした。開業日に向けた庁内の意識向上とともに、市全体での開業機運醸成及び開業PRを図るため、新しいヘッダー様式を使用すること。
(3)市立病院指定管理者候補者の決定について
- 箕面市立病院指定管理者候補者の選定について、2社から応募があり、令和5年7月29日に評価委員会で審議した結果、医療法人協和会が選定された。
- 協和会は川西市や吹田市など6つの病院と4つの介護老人保健施設を運営しており、従業員も約3300人と、この地域では大きな法人。新市立病院の病床数も362床確保できる。
- 整備費用については直営だと、国が25%負担、病院事業と一般会計負担をあわせて箕面市が75%負担するところだが、再編統合を行うことで、医療法人協和会が42.5%負担、国が40%負担、箕面市は17.5%の負担で整備ができる。その他、運営方針、診療日、診療時間および診療科など、基本構想実現に向けバランスの良い提案をいただいた。
- 分娩の関連事業として、産後ケアの充実について協和会からの課題提起も予想されるため、今後、教育委員会と連携していきたい。また、休日診療にかかる医師会との調整を始め、健康福祉部との連携も必要となるため、協力をお願いする。
(4)その他
- 芥川賞作家の田辺さんが手がけた「ジョゼと虎と魚たち」が2003年に実写映画化され、2020年にはアニメ映画が公開された。コロナ禍で残念ながらあまり話題にならなかったが、そのアニメ映画は大阪の街をモデルとした多数のスポットが登場し、作中には箕面市立中央図書館も舞台の一つとなっている。11月26日に箕面市メイプル文化財団が計3回特別上映を行うため、是非、ご家族誘い合わせのうえ見に行って欲しい。