令和4年8月17日開催 箕面市経営会議概要
1.日時
令和4年8月17日(水曜日)午前8時45分から午前9時30分まで
2.場所
特別会議室
3.内容
下記のとおり情報を共有した。
(1)市長冒頭挨拶
- 先日、オルタナの森・Minohに行ったが大変素晴らしい施設だった。ぜひみなさんも利用してほしい。
- 新市立病院の整備に向けた検討が進んでいる。市立病院は累積赤字が約120億円、平成30年度と令和元年度に計13億円の長期借入をしている。また、平成29年度に市立病院の移転建て替えを決定。移転先は船場東地区のCOM1号館跡地を予定しており、新駅からの好立地で利便性が大幅に向上する。
令和2年度から計7回にわたり審議会で議論を重ねていただいた結果、8月に同審議会から答申を受けた。答申のポイントは次のとおり。
ポイント1「新病院が担うべき医療機能」について、市民の“命と健康の砦”となる公立病院として、医療のさらなる充実・強化と、患者や地域にとって魅力ある病院づくりが必要。公立病院が担うべき医療として、「救急の体制強化」「小児救急・小児医療の継続」「新たな感染症への早期対応」「地震などの広域災害時の対応強化」はもちろんのこと、高度かつ質の高い医療を提供すべきである。
ポイント2「新病院の運営手法など」について、医療機能の充実・強化のためには十分な病床を確保する必要があるが、市単独では必要分を確保できないため、病院の再編統合による病床確保を目指すこと。再編統合の場合、新病院の運営手法は指定管理者制度となる。
この答申内容をふまえて今後、市で検討していく。
(2)箕面市DX推進方針(案)について
- 箕面市DX推進方針(案)について策定し全庁的にDX推進を進める。近年、多様化・複雑化する市民ニーズに的確に対応し、持続的かつ安定的に質の高いサービスを提供し、市民の生活の利便性を向上させるためには、デジタル技術を積極的に導入しながら、進めることが必要不可欠。
本市では1.「暮らしのDX」2.「教育のDX」3.「市役所のDX」の3つの分野を基本目標に進めていく。
DX推進に当たっては庁内横断的に進めることが重要であることから「箕面市DX推進本部」を設置する。
第1回会議は9月中に開催予定。その際に本案の意見を聴取し反映したいと考えている。まずは、モデルケースとして特定の部署で成功事例を作り横展開したいと考えている。
(3)情報セキュリティに関する関係例規等の整備について
- 情報セキュリティに関する関係例規等の整備について、総務省が策定している「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改定されたことを踏まえ、本市の情報セキュリティに関する関係例規を改正。
情報漏洩や不正アクセス等の情報セキュリティインシデントとは、機器トラブル等による情報システムの停止等、マルウェアや不正アクセス等による外部からのサイバー攻撃、情報資産の盗難・紛失等(内部犯行に起因するものを含む)またはそれらが疑われる状況をいう。
「箕面市CSIRT設置要綱」および「箕面市情報セキュリティ緊急時対応計画」において、インシデント発生時における組織体制や役割、具体的な行動指針等について規定しているため、同要綱・計画の規定に従い速やかに対応すること。
(4)その他
- 一昨日、旧統一教会との関わりについて報道機関から取材があり、「ネットニュース」や「NHKのほっと関西」等で取り上げられた内容について報告する。
平成17年から市立小学校のサタデースクール(主体は地元の運営委員会)で科学実験の講座を担当している団体(CARP)が旧統一教会関連の疑いがあることが分かった。
令和3年8月市長のツイッター宛てに、この団体が統一教会と関わっているという質問があり、市教育委員会から学校に問い合わせたところ、当時は学校も把握していなかった。
コロナ禍により、令和2年度からはサタデースクール自体が中止されているため、ツイッターの質問があった時点ではこの団体の動向について注視するという対応とした。
今後、旧統一教会に関係する団体は、昨今の統一教会に関する報道の状況を踏まえ、保護者や生徒の不安に配慮して、学校教育活動や、学校が関わる地域行事、学校で行われる行事等には一切関与させないこととする。