令和6年7月17日開催 箕面市経営会議概要
1.日時
令和6年7月17日(水曜日)午前8時45分から午前9時15分まで
2.場所
特別会議室
3.内容
下記のとおり情報を共有した。
(1)市長冒頭挨拶
- 市長に就任して4年経ったが、この間、さまざまな取り組みを進めていただき、感謝申し上げ、この期間を振り返りたい。
- 令和2年度、8月に就任し、まず、任期中における給料月額を20%カットするとともに、退職手当を全額カットする条例改正を行い、さらなる住民サービスの拡充を図るため、自ら身を切る覚悟を示し、改革をスタートさせた。コロナ禍で売上が減少した市内の中小企業者・小規模事業者を応援するため販売したプレミアム付商品券「小さなお店応援チケット」は、毎回、大変にご好評をいただいており、今秋、7回目の実施を予定している。
- 令和3年度は、新型コロナワクチンの接種券を早期に送付し、他市に先駆け、いち早く自衛隊や大阪府のセンターでの接種を可能とするなど、新型コロナウイルス感染症の収束のために取り組んだ1年であった。また、北大阪急行線延伸事業費が、650億から874億に増額したことを受け、事業費の抑制のため、専門委員による第三者評価制度を導入し、鉄道建設の経験・ノウハウがある外部有識者の指導や助言を得ながら施工方法などを見直した。民間活力を効果的・効率的に活用していくため、健康・福祉・教育・環境・防災・まちづくりなど、さまざまな行政分野において、行政と民間事業者が対等な関係のもと、それぞれの強みを活かしながら連携することを目的として19社と包括連携を締結した。また、企業版ふるさと納税制度を導入し、9,800万円の財源を確保した。新箕面市アウトソーシング計画を策定し、「幼稚園」及び「保育所」を再編する効果額は10.1億円、ごみ収集業務や環境クリーンセンター業務の委託化による効果額は3億円となった。そのほか、滝道の観光振興の一環として、阪急箕面駅前ロータリーに、観光バス専用駐車場を整備し、バスツアー観光客を誘致する箕面滝道ワンウェイ観光を開始した。市民と意見交換を行う市長タウンミーティングを令和3年度以降、続けてきており、4年間で55回の開催、参加者数は、Zoom参加も含めると2153名となっている。
- 令和4年度は、4月、医師が常駐する民間の医療機関(小児科)併設型の病児保育室「ここちぃ」がオープンし、市は、事業者に対し運営費の補助を行い、働く保護者の子育てと仕事の両立をサポートしている。10月には、「箕面市保育・幼児教育センター」を開設し、研修機能の強化に努めるなど、市内就学前施設の保育・幼児教育の質のさらなる向上をめざしている。そのほか、「大いなる箕面観光の復活」をめざした「箕面観光戦略」の策定や、自治体DXの推進、物価高騰へのさまざまな対策、最新データ技術を活用した学校の授業力・指導力の向上に取り組んできた。また、市立病院においては、持続可能で質の高い医療提供体制の確立を実現するため、「箕面市新市立病院整備基本構想」を策定した。
- 令和5年度は、企業や各種団体などが大阪・関西万博を盛り上げるために行う活動を積極的に支援しており、その一つとして、市立スカイアリーナで「令和六年度春巡業 大相撲箕面万博場所」が開催され、万博開催まで毎年継続されることが予定されている。また、万博の機運醸成の取り組みや、箕面の魅力を満喫できる「箕面市×箕面市観光協会×阪急交通社共同企画!箕面へ直通!阪急貸切列車で行く とっておきの箕面に出逢う旅」を開催し、観光客誘致を進めてきた。3月には、都市計画道路萱野東西線と芝如意谷線が供用開始したほか、構想から56年の時を経て北大阪急行線延伸線が開業した。北大阪急行線延伸線の開業に伴い、東西バス数路線網の充実を図るため、廃止予定だった路線バスを社会実験路線と位置づけ実証運行させている。新市立病院整備も着実に計画を進めており、指定管理者が決定している。
- 以上4年間の出来事を成し遂げるには、皆さまの御尽力あってこそで、改めて感謝申し上げるとともに、これからも引き続き、限られた財源で最大限の住民サービスを提供できるように、協力をお願いする。
(2)保育士募集について
- 箕面市で保育士と働くかたに最大198万円支給している。
- 新たな制度として、就職支援補助金を20万円、新卒の学生については1年以内に退職するかたが多いため、学生の間に実習やアルバイトをしていた保育施設に就職した場合は追加で10万円支給している。
- 既存の制度として、学生補助金は4年間で最大96万円支給、生活支援補助金は3年間で最大72万円支給、家賃支援補助金は月額最大7万円を軽減している。生活支援補助金と家賃支援補助金はいずれかの利用となる。
- 現場を離れて不安なかたにも保育体験を経て、保育現場に戻るプログラムもある。知り合いの保育士や保育資格をもっている人に周知の協力をお願いする。
(3)看護師募集について
- 箕面市立病院では、就職支援金と生活支援金を設けており、最大272万円を支給している。
- 就職支援金は新たに採用されたかたに20万円の支給、生活支援金は月額7万円を最長36ヶ月支給する。
- 近隣の看護学校に加えて、中国地方や四国地方、九州地方の看護学校に訪問し、これらの制度を説明しながら、募集活動を行っている。
- 基本的には雇用される方全員を対象にしているので、皆様のまわりの中で、ちょっとでも考えておられる方がいれば制度の周知をお願いする。
(4)北大阪急行線の運賃割引について
- 箕面市では、公共交通の利用を促進し、移動におけるマイカー依存を減らすため、相互直通運行する鉄道事業者に対して、乗継運賃の割引を働きかけてきた。
- 鉄道事業者において、箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅とOsaka Metro御堂筋線新大阪駅・東三国駅を利用する際に、運賃を40円割引することが決定された。
- 運賃割引はOsaka Metro中央線延伸部開業日から開始される予定。
(5)その他
- 令和6年8月25日の箕面市長・箕面市議会議員選挙にかかる選挙事務従事をお願いする。
- 有権者投票ニーズと費用対効果の面から期日前投票時間を見直した。見直し後も期日前投票所開始時刻の早さは日本一となる。