麻しん(はしか)に注意してください!
麻しんは感染力が非常に強く、空気中を漂うウイルス粒子を吸い込む「空気感染」、麻しん患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染します。
麻しん患者と接触した可能性があるかたや、発熱、風邪症状と発しんなど麻しんを疑う症状が出た場合は、直接かかりつけ医や医療機関を受診せず、受診前に電話などで連絡のうえ、医師の指示に従ってください。
厚生労働省の麻しんについてのホームページ( 外部サイトへリンク )
麻しん(はしか)の症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と顔や腹部・背中から手足に発しんが出現します。
麻しん(はしか)が疑われるなど、ご不安なかたへ
- 麻しんに対する免疫がない、あるいは免疫が不十分な人が、麻しん患者と接触した場合は、麻しんを発病する可能性が非常に高いため、注意深く観察することが重要です。
- 麻しん患者に直接触れたかた以外にも、麻しん患者から離れていても「空気感染」により感染するため、例えば、待合室の同じ空間に同じ時間帯にいたかた、外来受診に付き添われたかたも「麻しん患者との接触者」に含まれます。
- 発熱、発しんなどの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関に電話などで伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。
麻しんの予防方法
- 麻しんは感染力が強く、空気感染もするため、手洗い、マスクのみで予防はできません。
- 麻しんの予防で最も効果的なのは、予防接種(ワクチン接種)です。
- 接種することによって、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかったかたの多くに免疫をつけることができます。なお、麻しんの予防接種は、2006年度から1歳児と小学校入学前1年間の小児の2回接種制度が始まり、2008年度から2012年度の5年間に限り、中学1年生と高校3年生相当年齢の人に2回目のワクチンが定期接種が導入されていました。
- 定期接種についての詳細は以下のリンク(箕面市のホームページ)からご確認ください。
麻しん(はしか)・風しん混合【MR】予防接種
- 定期接種をうけておらず、麻しんに罹ったことがないかたは、予防接種について、かかりつけ医または医療機関に電話などによりお問い合わせください。なお、この場合の予防接種費用は、自己負担となります。