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蚊が媒介する感染症で日本で発生、あるいは持ち込まれる可能性の高い疾患には、日本脳炎、デング熱、ジカウイルス感染症(以下ジカ熱)、ウエストナイル熱、チクングニア熱、マラリアの6疾患があげられます。これらの病気の原因はウイルスで、感染した人の血を吸った蚊の体内で増え、その蚊がまたほかの人の血を吸うことで感染を広げていきます。
デング熱、ジカ熱、チクングニア熱などは現在海外でも多数発生しており、国内でも2014年8月末以降、デングウイルスに感染したと考えられた患者の報告が相次ぎました。
ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化する可能性があります。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきではないと勧告しています。
蚊が活発に活動する春から秋にかけては、次のことに注意してください。
(1)緑の多い木陰ややぶなどでは、長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きなどは避ける
(2)白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
(3)虫除け剤を使用するなど、屋内でも蚊に刺されないようにする
(4)蚊が発生しそうな植木鉢の受け皿や庭先に置き忘れたバケツ、雨水タンクなど、水がたまるものを片付ける
(5)蚊の繁殖を防ぐために、室内の花瓶の水は定期的に交換し、戸外の雨水タンクには蓋をする。
(6)流行地に渡航の際は設備の整った宿泊施設を利用し、肌の露出を避ける。
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