更新日:2024年7月25日

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令和6年度第1回箕面市障害者市民施策推進協議会結果報告書

日時、場所、参加者など

日時:令和6年(2024年)5月21日(火曜日)午前10時から正午

場所:箕面市立障害者福祉センターささゆり園 プレイルーム

出席者:構成員など15名、事務局6名

傍聴者:2名

内容

1.冒頭

  • 座長挨拶。
  • 配布資料及び案件と時間配分を確認。

2.各案件

案件 1 令和6年度障害福祉室の予算概要について

事務局より資料1に基づき説明。以下のとおり質問・意見があった。

  • 各事業の小項目を確認したいがどうすればよいか。

    (事務局)
    右側の「事業概要」に主な事業の概要を記載している。各事業の金額については予算書に掲載されている。その他、市のホームページにおいて各事業概要のページを作成しているのでそちらをご確認いただきたい。
  • 6番目の地域生活支援事業について。336万円ほど増額になったのは手話言語条例のイベントなどの経費や報酬の見直しということだが、具体的な内容を教えて欲しい。イベントにはどれくらいの予算をとっているのか。

    (事務局)
    手話言語条例のイベント経費については、イベント開催費として50万円、会場使用料で15万円を計上している。イベントの中身については条例部会の皆さんと内容検討していく。その他、手話通訳者の報酬を時間あたりの報酬に見直したこと、今年度から中級者向けの手話フォローアップ研修を実施することなどに伴う増額となっている。

案件2 その他

  • あかつき園再整備について

    事務局より資料2-1から資料2-3に基づき説明。

    ・あかつき園再整備の基本計画について内容が固まってきたので、障推協はじめ各団体の皆さんに今月ご説明させていただいている。
    ・新施設に必要な機能(諸室やスペース)については資料2-2のとおり。
    ・各団体から要望いただいている短期入所(ショートステイ)については、障害福祉計画において「市立あかつき園の再整備等に併せて検討」としている。敷地内において民営のショートステイ事業を実施するにあたり、費用対効果、効率性、持続可能性などについて検討協議中。
    ・現利用者がいる中でどのように建て替えを行うかについて、A案からD案として資料2-3に示している。
    ・いずれの案もメリットデメリットがあるが、利用者の環境変化への配慮が一番大事と思っている。また、あかつき福祉会所有の建物を活用させてもらえるか、工事期間や工事費用も併せて検討を進めている。

    以下のとおり質問、意見があった。

    思っていたイメージとまったく違う。ショートステイが新あかつき園と同時に出来ないという点も含めて。

    単純に考えると、工事中はワークセンターささゆりの建物の中に、就Bも生活介護10名も移動して一緒にできればいいのではないか。事業団の緑化部門は工事中はどこにいくのか。

    (事務局)
    ワークセンターささゆりの活動スペースに余裕があるとは思っておらず、全員は移動できないと考えている。事業団の緑化部門については、現在あかつき園南側の一角で活動しているが、工事期間中は別場所に仮移転する方向で事業団と別途協議調整を進めている。

    民間ショートステイにするというのはあくまで案なのか。いつできるかも未定ということか。

    (事務局)
    市立でショートステイを整備することは考えていない。実際整備するにあたっては、市の土地を活用する事業者を募集するという手続きが必要。まずはあかつき園の再整備を進めて、それからショートステイと考えているので、ご指摘のとおりあかつき園とショートステイは同時にはできない。

    B案、C案の場合、整備後の旧ショートステイ棟はどのように使われるのか。

    (事務局)
    あかつき福祉会の所有建物であるので、旧ショートステイ棟についてはあかつき福祉会で検討していただくことになるが、市とも協議調整を進めている。

    建物の構造は未定なのか。

    (事務局)
    どんな構造かは決まっていない。今あかつき園は平屋木造。2、3階建てになると鉄骨やコンクリート系だと考えている。参考までに、ワークセンター中部は鉄骨造りの予定。

    就Bのかたにとって、移動が少なくできればいいと思う。

    ショートステイを市が建てて、あかつき園もショートステイも指定管理で運営すると思っていた。ショートステイ棟は民間事業者に建ててもらい、運営も民間がやる、単独事業が難しかったら何かの事業をやってもらう、市は補助金は出さないというイメージでよいか。

    (事務局)
    市としては民間の力を借りて、ショートステイ棟を建てて運営していただきたいと思っている。以前のショートステイ室の利用割合でいくと、定員は4、5名程度。以前は単独のショートステイ室で受け入れていただいていたが、運営が難しいところがあったため、何らかの自主事業、相談支援事業などの併設も考えられる。市としてショートステイ事業をうまく運営していくために、どんな支援をしていくのかが検討課題の一つになっている。

    借地で民間事業で建てるとなったら、どんな働きかけをするのか。箕面市には入所施設がない。親が亡くなって施設入所したかたをたくさん見てきているので、父母の会としては早くショートステイを設置してほしい。

    (事務局)
    現状、市立のショートステイはない。民間のノウハウを活用して、どんな事業と一緒にすればうまく事業が回っていくかを考えたい。就Bの活動場所の継続を考えると、ショートステイの民営部分を先に切り取って同じタイミングで整備のは難しいと思っている。あかつき園の再整備をしてから、ショートステイ棟に着手するというスケジュール感になっている。

    新たなあかつき園について、あかつき福祉会と話をされているのか。

    (事務局)
    建て替えにあたってどんな機能をつけるかは市が主導で考えていくが、現に利用者がいるので、どのように工事をすればうまくいくか、入浴設備を作るにあたってささゆり園の状況の確認や、現在の指定管理者であるあかつき福祉会に運営のありかたを助言いただくなどしている。運営事業者は改めて公募する。

    ショートステイ棟はあかつき福祉会が建てたものだが、A案だとつぶすということになっている。ショートステイは作りたいけど、ゼロベースで一から民間の事業所を公募して作ってもらうということか。ショートステイの整備エリアはあるけれど、民間の事業所から応募がなければ整備できないということか。

    (事務局)
    A案、B案はあかつき福祉会所有の建物を活用することになるため法人と協議している。ショートステイ運営についても助言をいただいている。ショートステイは民設民営でやっていただきたいと思っているが、どういった事業所がどんなものを整備するのかはゼロベース。

    工事期間はどれくらいか。

    (事務局)
    それぞれの案で、スケジュール感が変わってくるので一概には言えない。ワークセンター中部は令和7年7月、あかつき園の再整備は最短で令和8年12月の開所の予定。仮に今年度設計が進めば、令和7年度から工事をスタートして令和8年12月の開所をめざすというのが最短。D案だと、令和7年7月に中部施設がオープンした後でないと利用者の引っ越しができず、取り壊しもできない。あかつき福祉会からの助言として、利用者にとって場所、環境、スタッフが変わるとなると慣れるのに時間がかかると聞いている。特にD案は瀬川から萱野に場所も変わってしまうというところが一つのデメリット。

    タイムリミットはあると思う。市のスケジュールでいくといつ頃に決定することになっているのか。

    (事務局)
    この間も当事者団体にお話させていただき、必要なことや課題などの助言をいただいた上で、今回の案を5月に提示している。現在の利用者や保護者とも話をして、希望としては初夏には案を決め、夏頃から設計に着手したい。そのために5、6月に団体と話をしていくというスケジュール感。

    今あかつき園にいる利用者について、新たなあかつき園を利用したいという希望は聞いてもらえるのか。

    (事務局)
    新規で建てるのではなく建て替えなので、最終的には利用者さんの選択になる。

    新規30名の利用者はどのタイミングで募集するのか。開設の時期が決まったらその前に募集をかけるのか。

    (事務局)
    市が利用者を募集するのではなく、あかつき園がリニューアルされて、新しく公募で決まった運営法人が利用者を募集することになる。その中で、今の利用者が新あかつき園に行きたいとなったら受け入れてもらうように、条件設定が必要だと思っている。

    できるだけ今のかたが受け入れられるように業者選定をしていただきたい。

    現在のあかつき園・ワークセンターささゆりは一つの施設。建物のあかつき園の部分だけ建て替えるという再整備。基本的にはワークセンターささゆりは60人いる部分にプラスで増えるというところになる。あかつき園・ワークセンターささゆりで110人の施設ができると考えてほしい。今も2つの建物で1つの施設として運営している。

    ショートステイについて、民間事業所に頼むということにショックを受けている。あかつき福祉会がショートステイを辞めた際も反対をした。市内のほかの事業所に行っているが、喫緊の課題としてショートステイやミドルステイやロングステイについても要望している。令和8年12月にオープンした後から工事とのことだが、もし応募がなければどうするのか。新しいショートステイはいつできるのか。

    (事務局)
    市内にショートステイは民間事業所で36床あり、民間活力を使って民設民営でやっていきたい。公募するため、応募がゼロとならないよう事業の枠組みを考えるのが市の仕事と考えている。市としてはあかつき園の建替が第一。空いたエリアでショートステイと考えている。建物の大きさによっても変わるが、仮に市がやるとしても設計、工事という2段階が必要。参考として、今進んでいるワークセンター中部であれば、設計スタートから工事の終わりまで2年半を予定している。どのような建物であっても、設計から工事まで一定の期間が必要。

    あかつき園の老朽化とショートステイが喫緊の課題。公設置であれば一緒に整備できるのではないか。

    (事務局)
    ショートステイも課題として認識はしているが、あかつき園の建て替えに力点を置いている。

    ショートステイの工事の際には、更にそこから工事や騒音の期間が伸びるということか。

    (事務局)
    ご指摘の通り。ワーク棟は活動を継続していくので、利用者からすればあかつき園の建て替え、ショートステイの工事と続いていく状況になる。

    ショートステイが喫緊の課題だと話をしてきた。在宅のかたのご家族は非常に困っていると思う。ロングステイや緊急の考えかたの違いについてずっと話をしてきた。在宅のかたたちの思いや暮らしをもう少し考えてほしい。

    (事務局)
    市として課題は認識しており、あかつき園の再整備と併せて検討するとの方針を出してきた。民間のノウハウを活用していきたいということで今の案になっている。

    あかつき園の中にショートステイを入れられないのか。前回の障推協で、地域生活支援拠点の議論の際に、相談支援についても市立施設の建て替えの際に検討するとあったので、検討していただきたい。ここまできれいにするのであれば、自立に向けた体験の場とか、緊急時の受け入れや相談機能を兼ね備えた施設、自立に向けて通過しながら自立生活に向かっていく構想が盛り込まれればいいなと思った。

    (事務局)
    市内のショートステイはすべて民間であり、市立では整備しないと考えている。24時間対応の機能については地域包括ケア室が担っている。そこを中心にしつつ、ショートステイにも24時間相談できるところがあれば、機能の充実が担えると思っている。地域生活支援拠点については面的整備としているが、団体からは、全体を繋ぐ、連携する力をつけていかないといけないという意見をいただいている。

    そういう意味では、ここにできるショートステイは地域生活支援拠点の核になってくるのではないかなと思った。核となってつなぐことも重要。それが民間のどこになるのかという不安がある。

    A案の工事中の配置図に就Bがあるが、残りの10名の生活介護のかたはどこにいくのか。

    (事務局)
    現在生活介護10名のかたは既にワーク棟に移動してもらっている。
     
  • 箕面市手話言語条例及び箕面市障害者情報コミュニケーション促進条例の啓発リーフレットについて

    (事務局)
    条例部会の皆さんにもご意見をいただいて発行した。ホームページの充実などの意見をいただいているので、啓発方法などを考えていきたい。
     
  • 令和6年度人権啓発学習会「グループホームと『施設コンフリクト』」について
    事務局より情報提供。
  • (内閣府主催)障害者差別解消法に係る事業者向け説明会の開催について
    事務局より情報提供。
  • 専門部会の報告について
  • 各種会議への出席報告について


<その他>

・人権啓発推進協議会障害者市民問題啓発研究部会学習会について(情報提供)

・障害福祉サービスのご案内(冊子)について

・手話言語条例等の制定イベントについて

手話言語条例と情報コミュ条例が同時に制定されたということは全国的に見ても本当にすごいこと。箕面市では時間が大変かかったが、その分素晴らしい条例ができたと思う。障害福祉室のみなさん、関係者のみなさんの努力の賜物。たくさんの市民のかたに知ってもらいたいので、早急に周知イベントを実施していただきたい。部会で話を進めてきたが7月開催は困難と聞いた。障害福祉室で今後どのように考えているのか。
 
(事務局)
市としてもできるだけ早急にイベントを進めていきたいと思っている。部会の皆さんからさまざまなご意見をいただいるところであり、ご意見をまとめてできるだけ7月に開催できるように進めていきたい。

障害の有無に関わらず全ての市民が文化活動を楽しめるような環境をめざすために、コミュニケーションに困る障害者が参加してよかったなと思えるようなイベントにしてほしい。条例ができたんだと市民に理解してもらいたいと、そういう思いでイベントを進めていただきたい。

条例が2つ同時に制定されたことは喜ばしいことと思う。6、7年間いろいろな関係者のかたが部会で議論を進めてきた。正直に言うと、視覚障害者や肢体不自由者の声ももっと聞いて進めればよかったのではと感じている。会場を借りられない状況も分かるが、文化芸能劇場の外の広場で市民の方が参加できるイベントをしてほしい。9月には手話言語デーという国際的な日があるので、ライトアップなどのイベントや、ブースを設けて聴覚障害者だけでなく必要なコミュニケーション支援ツールの紹介ができればと思っている。

 

資料

 

よくあるご質問

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所属課室:健康福祉部障害福祉室 

箕面市萱野5-8-1

電話番号:072-727-9506

ファックス番号:072-727-3539

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