更新日:2022年2月14日

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令和3年度第5回箕面市障害者市民施策推進協議会結果報告書

日時、場所、参加者など

日時:令和4年(2022年)1月19日(水曜日)午前10時から正午

場所:箕面市立障害者福祉センターささゆり園 プレイルーム

出席者:構成員など18名、事務局3名、公園緑地室3名

傍聴者:1名

内容

内容は下記のとおりです。

1.冒頭

  • 座長挨拶。
  • 事務局より、配布資料及び案件と時間配分を確認。

2.各案件

案件1 箕面西公園リニューアル工事について

公園緑地室より説明。

1. 前回のトイレ改修の案件について

  • メーカーに確認したところ、鏡の位置は可能な範囲で位置を下げることができ、緊急ボタンの位置は、可能な範囲で流すボタンから距離をとることができるとのことなので、可能な限り対応する。
  • 小便器について。大阪府福祉のまちづくり条例(以下「府条例」)ガイドラインを確認したところ、床置き式2基の設置で問題ない。
  • 車椅子の回転スペースについて。1.5メートルではなく、1.8メートルではないかと意見をいただいたが、府条例ガイドラインを確認したところ、1.5メートルで問題ない。
  • 介護ベッドの設置について。府条例ガイドラインでは、床面積の合計が10,000平方メートル以上の建物に設置することとなっているため、今回のトイレについては設置は義務ではない。また、介護ベッドを設置するとなると管理する人員を配置しなければならないが、公園は無人のため管理することができない。また、スペースとしても広さが足りず、申し訳ないが設置はできないという結論になった。

2. 箕面西公園リニューアル工事について

  • 箕面西公園も利用者が大変多い。老朽化した遊具を更新するのがリニューアルの目的。現在設置している幼児用遊具を撤収し、お子さんにアンケートをとり、人気のあった遊具を設置する。また危険箇所についても改修する予定。使われてない水路に水がたまっていて不衛生という意見があったので、その点についても改修する予定。

以下のとおり質問、意見があった。

  • どのような遊具にするのか。
    (公園緑地室)
    ちびっこマウンテンという山型の滑り台の遊具。もうひとつはジャングルアドベンチャーという、キリン型をした遊具でライフプラザにもあるもの。そのほかにも砂場があり、今は木の枠で囲っているが、木の老朽化で危ないということなので改修し、熱中症対策のために影をつけることも検討している。
  • パーゴラとはなにか。
    (公園緑地室)
    休憩所の上に置いてある屋根で、よく藤棚などと言われるもの。老朽化した部分を改修し、見た目もきれいにすることを考えている。
  • 唐池公園のトイレについて。府条例上は義務ではないかもしれないが、行政がやる以上は市民や障害者団体の意見を大切にして、真摯に対応をしてほしい。特に介護ベッドについては歩み寄りの協議をしてほしかった。
  • 名称についても「多目的トイレ」ではなく「バリアフリートイレ」とすることが国から通知されているが、そのあたりの考えかたについての理解や周知ができていないのではないか。今回のトイレは名称も目的も「多目的トイレ」となっている。予算の枠の中で収めたトイレだと思わざるを得ない。
  • 箕面西公園については、トイレはどうなるのか。
    (公園緑地室)
    箕面西公園の改修については、遊具の更新が基本となる。パーゴラ部分のスロープについては、使えるよう現状の基準に合わせて改修する予定。ただ、地形を活かした公園であるため、公園そのものの勾配への対応は難しいと考える。
    トイレについては、前回説明のとおり今年度工事をする6公園に箕面西公園も含まれている。2月から工事を実施し、3月完成を目指している。前回説明したものと同じ規格での改修を予定している。利用者数によってトイレの個数は変わるが、ユニットは同じものを使用する。
  • もっと議論して慎重に進めるべきだった。いろいろな声がまったく反映されていない。
    (公園緑地室)
    唐池公園は府条例の対象にはならない。公園のトイレには管理人もいないので、対応が難しい。他市の状況も確認したが、公園トイレに介護ベッドなどを設置する予定はないことも確認している。申し訳ないが非常に難しい。
  • スペース的に介護ベッドが難しいというのは、ユニットを選択したからか。また無人でも介護ベッドを置いてあるところはあるはず。そこはどのように管理しているのかまで調べてくれたのか。
    (公園緑地室)
    介護ベッドについては、スペース以前に一番大きな課題がある。公園に介護ベッドを置くとなると、その中でトイレではない使いかたをされるという問題が他市でも多く起こっている。人目が多い駅前などであればすぐに発見ができるが、公園は人目が常にあるわけではないので、防犯上よくないのではないかという観点で検討をした。近隣市以外の調査はできていないが、近隣市においても防犯上の課題が大きいと聞いている。
  • 介護者が入ると1.5メートルの広さでは使えないのではないか。介護者が一緒に入らなければならないかたが使えないトイレを作っても仕方ないので、再考いただきたい。
  • 1.5メートルで納得している構成員は一人もいないということを障推協の回答としたい。
  • 箕面西公園について、1つめはボール遊びが禁止になっているので小学生が鬼ごっこなどをしているが、今後もボール遊びは禁止なのか。また、2つめは滝のエリアに水が流れていないので、そこに子どもが入り込んで遊んでいることがある。今はバリケードをして入れないようにしているがデッドスペースになっている。また、3つめは多世代エリアは整備は予定されているが、薄暗い林で人通りが少ない場所になっているが、どのように憩いのスペースにするのか。
    (公園緑地室)
    今はバリケードで入れないようにしているが、子どもたちが利用していることは承知している。滝エリアの岩のところに転落防止策をして、子どもたちが使えるようにしようと思っている。滝の下は土で埋めて芝生を引いて使えるようにする。多世代エリアについては、見通しを広げるほうがいいと感じており、3本に1本は間伐を行い、光を採り入れ明るい場所に整備する予定である。ボール遊びは他人に危険なもの以外は今も禁止していないが、危険を伴うような激しいボール遊びはできない。小学生用の遊具を新たに設置するので、そちらを使ってもらえるようになると考えている。
  • 介護ベッドがないと使えない人がいるのだから、それを優先すべきでないか。また、一般のかたと障害者が使うトイレが分かれていれば、そのような問題も少しは解消されるのではないか。防犯上の問題でつけないというのが本当にいいのかは疑問である。
    (公園緑地室)
    今年度の6箇所についてはすでに着手しており、介護ベッドに対応するのは難しい。広さについても府条例では1.5メートルでよいとなっているので、このまま進めたい。今後整備を進めていくトイレについては、内部で再度検討したい。
  • 予算などもあり、全部ができるとは思っていない。ただ、これまでの議論が反映されていないのは納得できない。こんな理由でできなかったとか、こう検討しているとかの説明があればまだわかるが、市として検討されているのかが不透明で、不親切だと思う。検討の上でだめな理由があるのであれば、その内容をきちんと説明してもらわないと困る。
    (事務局)
    過去に議論をしてきた部分については、建築部門と今後の意見の取り入れかたについて話を進めていこうと思っているところ。今回の公園については、建築部門が関わっておらず土木部門へ十分な情報共有ができていなかったことについては認識し、反省している。今後については、建築部門だけでなく市内部でしっかり共有して引継ぎをしていくよう、進めていきたいと思っている。
  • ユニットを1.5メートルと決めているのはメーカーだと思うので、メーカーに対しても要望書を出したほうがいいのではないか。力をもって要望していくことができれば、1.8メートルのものが作られるようになると思う。
    (公園緑地室)
    1.5メートルについては、府条例のガイドラインの中で決められており、メーカーもそれに基づいて作っていると思う。
  • ならば、府に要望するなどの方法があるのではないか。最低保障が1.5メートルという基準なのであって、必要なところは広げればよい。地元や当事者の声をふまえ、望ましい部分を合わせて検討していくべき。
  • 数年前までは建築部門でのバリアフリー勉強会があったが、今はこの全体会の場しかない。日常からの検討として勉強会のような場があったほうがよいので、再検討してほしい。
  • 船場のホールについても細かいところしか変更ができないという話だった。もっと早い時期から議論ができればよいのではないか。
  • 防犯上危ないのであれば、その点をどう解決していくかの議論をしてほしい。市としてどのような位置づけでこの会を運営しているのかをはっきり示してほしい。
  • この場は当事者の意見を聞いて話し合っていく場なので、出来上がったものを報告する事後承諾の場であってはならない。その認識を介護ベッドに限らず全体で改めていただきたいと思う。
    (事務局)
    障害福祉としての考えかたの部分かと思う。事後承認ではなく、意見交換をすべきという点については、再認識のうえ庁内連携を密に行って、課題共有をしていきたい。
  • ささゆり園ができたときに、基準上問題ないことは我々も確認したが、実際は扉から入れないかたがいた。そのときに我々も含めて気付きがあったはずなのに、今また同じ話をしている。次また同じことにならないようにお願いする。
  • できないにしてももっと調査をしてほしい。全国的な事例に学ぶことも非常に多かったので、そこを調べるべきだと思う。
    (事務局)
    公園については、予算及び議会、スケジュールにより再検討できない部分があると思う。今後については、同じことにならないように意識していきたい。

 

案件2 障害者グループホーム補助金について

事務局から説明。

  • 令和2年度に施設借上費補助の見直しを検討し、令和3年度に団体との意見交換、実態調査、事業者とのアンケートや意見交換などを行ってきたが、コロナで対面での意見交換が実施できず、機会も限られていた。
  • さらに十分な意見交換を行い、要望を踏まえて見直していくため、令和4年度はもう1年間施設借上費補助の見直しを延期し、令和5年度以降の制度のありかたについて検討したいと考えている。次回以降見直し案をお示しして意見交換したい。

(意見などなし)

 

案件3 地域生活支援事業(入浴サービス)について

事務局から資料2-1、2-2に基づき説明。

  • 令和2年度3月の障推協で課題の共有をし、令和3年9月に見直し案を提示して入浴の定義と現利用者の経過措置期間についてご意見を伺い、今回の資料のとおり利用要件などを整理した。
  • 入浴サービスについては、シャワー浴は入浴とみなさず、浴槽浴を入浴とすることを定義とした。
  • 居宅にはグループホームも含むこととし、介護保険でも同様のサービスがあるので、介護認定を受けていない人を対象とした。
  • 要件3が新規に追加したもの。入浴回数を合計するのが大きな変更点。
  • 支給量はこれまでどおりだが、上記の回数の要件をふまえてただし書きを追加。
  • 資料2-2で施設入浴優先としている理由は資源の問題。空きがない場合にまずは施設入浴できないかということを確認するということ。必ず施設入浴というものではない。
  • 令和4年4月1日から経過期間3年で新制度に移行するように個別調整する。

 

以下のとおり質問、意見があった。

  • 施設入浴の場所はどこにあるのか。
    (事務局)
    ささゆり園。市内1箇所。
  • 訪問入浴の報酬単価を上げたが、結果事業所は増えなかった。入浴にこれだけ費用がかかることを認識いただき、施設入浴も単価を上げてほしいと伝え、検討するとのことだったがどうか。
  • 箕面市として障害のあるかたの入浴の機会をどう考えているか。施設入浴、訪問入浴、自宅でのヘルパー支援を全て合わせて毎日入浴可といっていたが、自宅でヘルパーを使う人は対象から外れてしまう。毎日の入浴機会の保障ができなくなり、今までよりサービスが低下するのが懸念。
  • 訪問入浴の事業所が増えない。夕方の時間に希望が集中し、人手もなかなか増えない。施設入浴も基本夕方で送迎が2往復あり、1日2、3人が限界。受け皿を増やさない中で調整しても利用者が増えるとは考えられない。事業所を増やすことは考えているのか。
    (事務局)
    施設入浴の単価は課題として認識している。コストや人材面の課題は同じで、検討はしているが、予算を伴うため来年度予算には反映できてない。引き続き検討は続ける。今後施設を増やすかどうかについては、今後の施設再編などの動きと合わせて議論している。受け皿が少ないことは重々承知しており、今の状況施設の不足をどう解決するかとあわせてで単価をどうするのかも合わせて検討を進める必要があるため、もう少しお時間をいただきたい。週7日の入浴機会の保障については、入浴機会の「入浴」にはシャワー浴を含むという考えかたをしており、か議論できてないシャワー浴を含めた週7日の保障としている。
  • 機械浴でしかお風呂に入れない人は、週3回しか訪問入浴がないとなると、家族かヘルパーによる清拭しかない。その場合、清拭だけなのか、シャワー浴なのか、シャンプーや水を使わないでケアできる商品などで対応しているのか、どんな風にしているのか知りたい。
    (事務局)
    ヘルパーの使いかたとして清拭の日、シャワー浴の日とあり、清拭でもシャンプーが使えるなどいろいろあると思うが、市として個別の詳細は把握していない。家での入浴シャワー浴にこれだけ時間がかかると相談いただければ、必要なヘルパーの時間を調整している。
  • 介護保険の事業所も数が限られてきている。希望する人が現状でもうまく利用できているか、生活介護で入浴ができる事業所は市内にいくつかあるのか。
    (事務局)
    介護保険の入浴も事業者不足で希望通り入れていない実態がある。介護で使えていない分障害で要件を緩めたら使えるかと言っても、結局同じ事業者なので空き枠がなくて使えない。また、事業所が増えない理由として、介護保険においてはデイサービスでの入浴が定着してきており、訪問入浴のニーズが高くないと聞いており、事業所運営が厳しく、今後も事業所増加の目処はない。市内で入浴機械のある生活介護事業所はほぼない。令和4年1月指定の事業所で入浴機械があるところは大変人気で、すぐに利用が埋まったと聞いている。市外の入浴できる施設を希望する利用者も多いので、今後の市内の施設整備については入浴設備が必要と認識している。

案件4 その他

・各種会議への出席報告について

各構成員より報告。

・専門部会の今後のスケジュールについて
・その他

・船場の施設見学について
・防災について

資料

 

よくあるご質問

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お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害福祉室 

箕面市萱野5-8-1

電話番号:072-727-9506

ファックス番号:072-727-3539

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