箕面市 > 市政 > 広報・広聴 > 広報 > 報道資料 > 令和4年度報道資料 > (報道資料)北大阪急行電鉄南北線延伸線(千里中央駅から箕面萱野駅)を「2023年度末(令和5年度末)に開業」します
更新日:2022年8月25日
ここから本文です。
「北大阪急行電鉄南北線延伸線」は、江坂駅から千里中央駅まで運行している北大阪急行電鉄南北線を、千里中央駅から北へ約2.5キロメートル延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設する路線であり、整備主体である箕面市と北大阪急行電鉄が2016年度(平成28年度)より工事に着手し、安全対策に万全を期しながら工事を進めています。
2022年(令和4年)5月末には箕面船場阪大前駅から千里中央駅間のトンネルが貫通したことにより、高架橋やトンネルなどを構築する土木工事は全工事区間で概ね完了しました。現在は、主に軌道や電気設備・駅舎関連工事及び車両製造を進めており、これらの工事なども順調に進んでいることから、この度、北大阪急行電鉄南北線延伸線の開業時期を「2023年度末(令和5年度末)」としたことをお知らせします。
なお、具体的な開業日につきましては、決まり次第、改めてお知らせします。
北大阪急行線南北線延伸線の路線図 (北大阪急行線延伸事業パンフレット「北摂くらす」より) |
箕面船場阪大前駅 駅前広場(地上)イメージ |
箕面萱野駅 イメージ |
延伸区間:千里中央駅~箕面船場阪大前駅~箕面萱野駅
建設延長:約2.5キロメートル(トンネル区間1.7キロメートル、高架橋区間0.8キロメートル)
開業予定:2023年度末(令和5年度末)
新設駅:箕面船場阪大前駅(箕面市船場東3丁目付近)、箕面萱野駅(箕面市西宿1丁目付近)
千里中央駅から箕面萱野駅 位置図 |
箕面船場阪大前駅から箕面萱野駅 周辺地図 |
明治の森箕面国定公園を中心とした大阪北部に連なるあざやかな山なみにめぐまれた豊かな住宅都市「箕面市」は、北大阪急行電鉄南北線の延伸により大阪における鉄道の大動脈のひとつである大阪メトロ・御堂筋線と直結することで、新大阪や梅田、本町、なんば、天王寺など、大阪都心部まで乗り換えなしのアクセスが可能となり、利便性が大きく向上します。
さらに、バスと鉄道の結節点を現在の千里中央駅から新たに設置する箕面萱野駅に移し、バス路線網を大幅に充実させることで、市内移動がより便利な都市が実現します。
「都市部で働き、週末は豊かな自然環境の中でのんびりと休む」そんな暮らしが実現可能です。
また、安心して仕事と子育てが両立できるよう「子育て・教育日本一」を掲げ、保育所の定員拡大や医療費の助成など子育ても全力でサポート。箕面市立小・中学校では、毎日の英語教育やデジタル教材の導入など最新の学校教育にも取り組んでいます。
北大阪急行電鉄南北線の延伸によって、みどり豊かな住宅都市「箕面市」に新たな交通利便性が加わり、まちの魅力がさらに向上します。
2019年(令和元年)秋より、箕面船場阪大前駅から千里中央駅に向けてシールドマシンによる掘削・トンネル構築工事に着手し、2022年(令和4年)4月末には南行き線となるトンネルが、2022年(令和4年)5月末には北行き線となるトンネルがそれぞれ貫通しました。
千里中央駅付近まで貫通したシールドトンネル
(写真手前が千里中央駅側、奥が新しくつながったトンネル)
当該区間の土木工事は2022年(令和4年)春頃には概ね完了し、現在は、軌道や電気設備・駅舎関連工事を中心に進めています。箕面萱野駅では、2022年(令和4年)11 月より駅のホーム全体を覆う特徴的なデザインの上屋設置工事(箕面市施行)に着手していきます。
千里中央駅から箕面船場阪大前駅間 |
箕面船場阪大前駅 |
箕面船場阪大前駅から箕面萱野駅間 |
箕面萱野駅 |
北大阪急行電鉄南北線・大阪メトロ御堂筋線内を現在運行中の北大阪急行9000 形を新たに3 編成(30 両)増備します。2021年度(令和3年度)より車両の主要部品の調達を進め、本年度より製造を開始しました。今後、北大阪急行電鉄のホームページや公式インスタグラムにて車両製造の進捗をお知らせします。
箕面市では、北大阪急行電鉄南北線延伸線に新設される2駅周辺のまちづくりも推進しています。
「箕面船場阪大前駅」周辺の船場東地区では、客席数1401席をほこる箕面市立文化芸能劇場や大阪大学箕面キャンパスのオープンにあわせ大学図書館の機能をもった蔵書数71万冊を擁する箕面市立船場図書館などがすでに竣工しています。今後、同地区では、箕面市立病院の移転や健康寿命の延伸拠点となる(仮称)関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センターのほか、民間事業者が整備する高層マンションが建設されるなど、都市機能の進化が続きます。
また、「箕面萱野駅」周辺は商業集積地区のひとつとなっており、バスターミナルや、タクシー乗り場を備えた駅前広場、駐輪場、物販や飲食施設が入る駅ビルが建設される予定です。既存の周辺商業施設とあわせて、さらなる賑わいを生み出し、周辺にお住まいのかたにも、訪れるかたにも魅力的なまちづくりを進めていく予定です。
「北大阪急行線の延伸」は、今から約55年前の1968年(昭和43年)に策定された最初の箕面市総合計画にその構想が書き起こされてから、半世紀にもわたり、市民誰もが待ち望んできた念願であります。
鉄道整備では全国初となる社会資本整備総合交付金を活用した枠組みを構築し、幾度にも及ぶ大阪府や鉄道事業者(北大阪急行電鉄)との協議や国への要望など、市役所一丸となって持てる力をすべて注ぎ込んでまいりました。これらの努力の積み重ねにより、2014年3月31日、大阪府、阪急電鉄、北大阪急行電鉄、そして本市の4者による事業化への基本合意がなされました。
その後、鉄道延伸整備工事に着手し、基本合意から8年余りようやく2023年度末に開業する見通しとなりました。これは、歴代の市長をはじめ諸先輩方の長きにわたるご努力と、市議会議員並びに市民の皆さまのご理解とご協力の賜物であり、改めて心からの感謝を申し上げます。
「北大阪急行線の延伸」は、本市と大阪都心部を府内の大動脈である大阪メトロ御堂筋線を経由して直結することで、かやの中央地区(箕面新都心)や船場地区から大阪都心部まで乗り換えなしのアクセスが可能となり、利便性が大きく向上します。また、鉄道の延伸により路線バスの起終点を現在の千里中央駅から新たに設置する箕面萱野駅を中心とした路線網を再編し、市内移動をより便利にします。
北大阪急行線の延伸による公共交通機関の利便性向上は、みどり豊かな環境を備えた良好な住宅都市としての価値をさらに高め、定住人口を増加させます。また、本市外からもより多くの観光客などを呼び込み、観光・商業の活性化をもたらし、活気と持続性のある魅力あふれるまち箕面に発展させます。
現在、現場の工事はレールなどの敷設や新駅の建築工事など最盛期を迎えておりますが、2023年度末の開業にむけて、引き続き事故などがないように安全に留意し、残された工事に取り組んで参ります。関係各位におかれましては、引き続きのご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
報道資料PDF版
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください