令和6年度「ぴあ・カレッジ」第1回セミナーの様子

令和6年（2024年）5月11日（土曜日）、今年度の「ぴあ・カレッジ」の第1回目のセミナーを実施しました。

　開講にあたり、藤迫教育長から受講生の皆さんへ、歓迎の言葉とともに本セミナーの目的、教職をめざすにあたって「やりたいことを仕事にできること」の楽しさや厳しさ、アンテナを立てることの大切さについて話がありました。受講生の皆さんは、少し緊張のおももちでしたが、真剣に話を聞いていました。

第1回目のセミナーは、

• 「ぴあ・カレッジ」の全体像について理解し、教職に向けて身につけるべきことについて自覚すること。
• 箕面市の歴史及び教育概要について理解すること。
• 教員のめざすべき姿について考え、箕面市立小中学校で勤務する意欲をはぐくむこと。

をめあてとして実施しました。

　セミナーの前半は、松山講師（元箕面市立小学校校長、元箕面市教育センター所長）による「箕面の歴史」についての講義でした。事前に受講生に配布していたクイズの答え合わせをしながら、箕面の歴史について学びました。その中で、さまざまな商品や企業について箕面に縁があることを知り、なぜ箕面が発祥の地であったのかなど、これまで知らなかった、意外ともいえる箕面市の歴史や魅力について、深く学ぶことができる時間となりました。

　セミナーの後半では、箕面市教育センター　井上指導主事から「箕面の教育の概要」について、講義がありました。現在、箕面市が注力して取り組んでいる教育施策である、小中一貫教育や箕面子どもステップアップ調査、英語教育、ICT教育について話がありました。それぞれの施策が、どのような意図を持って実施されているのかを学びました。次回以降のセミナーで、授業づくりなどのそれぞれの教育施策についてさらに詳しく学んでいきます。

【ぴあ・カレッジノート（受講生のふりかえり）より】

＜学んだこと・今後に生かしていきたいこと＞

• 箕面市の歴史を意識したことがなく、初めて知るものばかりでした。子どもも身近なもので箕面発祥のものが多く、学んだことを一言でも取り入れられると、またおもしろい授業につながりそうだと思いました。
• 小中一貫教育について、インターネットからは得られなかった情報を聞くことができたので、自分なりに再考したいと思いました。
• 英語教育における担任の役割は積極的に英語を使う姿を子どもたちに見せるロールモデルであること⇒先生自身が楽しみ、ともに学ぶ姿勢が大事だと気づきました。

＜ふりかえり＞

• 箕面に関する歴史、教育を詳しく知ることができました。現場に出てからも、子どもの日常の生活を絡めた良い授業ができるように努力したいと思いました。
• 箕面市の人は箕面が好きな人が多いと言うことを聞いたことがありました。それは教育の中で箕面のことについて話をしてもらえる機会がたくさんあるからだと感じました。英語教育については「あくまでもALTはアシストで、先生が積極的に英語を使うことが大切」ということを知り、発音などに自信がなくても自分から話していく姿を子どもたちに見せられるようにしたいと思いました。
• ステップアップ調査など、インターネットで結果を見て自分なりに分析はしてみましたが、毎年の結果がどう変化しているかまでは見られていなかったので、今日の資料も参考にしながら箕面の教育についてもっと考えたいと思います。
• ALTの先生がクラスに3～4人ほどいることは普通のことだと思っていました。しかし、そうではないことがわかり、ALTの先生が多くいることで子どもたちの発話が増えたり、コミュニケーションの場が増えることにつながっていることがわかりました。
• ICTの使い道として、児童生徒の学習状況を見ることができるだけでなく、支援が必要な児童生徒に対しての配慮も行えることを知ったので、もっとICTの多様な使い道を見つけていきたいと思います。