箕面市 > 子育て・教育・文化 > 教育 > 箕面市教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 > R5「ぴあ・カレッジ」第3回セミナーの様子
更新日:2023年7月27日
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令和5年(2023年)6月17日土曜日に「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくりについて学ぶ」をめあてとして、「ぴあ・カレッジ」第3回セミナーを開催しました。
前半は、教育センター井上指導主事から「箕面の授業の基本」について講義を受けました。「箕面の授業の基本」は、校種や教科を問わず、どの授業者でも大切にしたい「授業の基本」をまとめたもので、箕面市内のすべての学校のすべての教員が共通理解のもと、授業実践や授業研究に活用することで、子どもたちにとってわかりやすく、力のつく授業になるように作成されたものです。そして、後半では、この「箕面の授業の基本」の内容をふまえ、どのように主体的・対話的で深い学びを実現していくのかを考えていきました。
また、講義では、実際に井上指導主事が行った授業動画を視聴し、「課題をつかむ」「自力解決」「学び合い」「まとめ・ふりかえり」の4つの学習活動の場面について、気付いたことや疑問に思ったことなどをグループで話し合い、その後に全体で交流しました。受講生は、積極的に自分の学びを言葉にして伝えることで、より学びを深める時間となりました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
授業の基本として子どもの主体性を重視することを学んだ。私も教壇に立った際には、教師が授業の中心になるのではなく、子どもたちが自ら進んで参加できるような授業づくりをしていきたい。
授業づくりと学級づくりは両輪だと知った。 授業が上手な先生は、学級経営も上手。 学級経営が上手な先生は授業も上手。1回の授業で目標が達成できるわけではなく、 日々の積み重ねが大切だと改めて感じた。
子どもたちが課題をつかむためには、教師が一方的に説明するのでなく、自分事として捉えさせること、考えさせることが大切。そのためには、教材研究を行い、さまざまな手法を活用することで主体的で深い学びにつながることを知った。
<感想>
授業動画は、自分自身が小学校の頃に受けた授業と大きく異なっていた。自分が小学校の頃の授業は、公式を教えられ、それをまず覚えてから問題に取り組むという教え込みの形だったが、今回視聴した授業は、子どもたちがまず気づいたことや考え方を共有して、どうすれば問題を解くことができるのか、主体的に取り組む姿が大いに感じられた。そして、先生は個別対応が必要な子どもたちへのサポート役として机間指導を行っていた。授業の流れでこんなにも子どもの主体性が変わるということに気づいた。
授業動画での「なんで?」という子どもの言葉が記憶に残っている。自分が分からないことを恥ずかしいと思わず、素直に言葉で表現している姿、分かりたいと思っている気持ちが伝わってきた。その気持ちに応えるように、子どもたち同士で気づきを与える言葉が飛び交っていたことにも感動した。自分がすぐに同じような授業ができるわけではないが、子どもたちの学びを深めるためにも研究していきたい。
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