箕面市 > 子育て・教育・文化 > 教育 > 箕面市教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 > R4「ぴあ・カレッジ」第3回セミナーの様子
更新日:2022年10月12日
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令和4年(2022年)6月18日土曜日に「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくりについて学ぶ」をめあてとして、「ぴあ・カレッジ」第3回セミナーを開催しました。
セミナーの最初に、前回の第2回セミナー欠席者による「なぜ教員をめざすのか」の自己紹介スピーチを行い、その後、井上指導主事から「箕面の教育の基本」について講義を受けました。
講義では、
1.自分の考えを書く力
2.学習したことを生活で活用する力
3.人に自分の考えや意見を説明・発表する力の育成 の3つのポイントで説明があり、主体的・対話的で深い学びを実現するためにどのような方法で育成していくのか考える時間となりました。
また、講義の中では、授業動画を視聴する時間を設け、「課題をつかむ」「自力解決」「学び合い」「まとめ・ふりかえり」の4つの学習活動の場面を見て、気付いたことや疑問について、グループで交流、全体交流を行いました。積極的に自分の学びを言葉にして伝えることで、より学びを深めることができていました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
授業づくりにおいて主体性のあるクラスにするためには、児童全員が参加できる場面をつくることが大事である。例えば、ハンドサインなどが有効である。間違えている児童に答えを教えるのではなく、本人に気づかせてあげようと声かけをしていた児童がいた場合、「答えを教えるのではなく、わかるように教えてくれたね」と認めてあげるなど。授業づくりと学級づくりは両輪であり、どちらも欠かすことができないということ。
自力解決の時間は教師が1番汗をかく時間というワードが心に残りました。支援が必要な児童の所に行ったり、全体を見回ったり、次の活動の準備をしたりとたくさん動いていました。そして、支援が必要な児童には最初と最後の2回行くということも勉強になりました。黒板の前で10分が過ぎるのをただ待つのではなく、誰よりも動く教師になりたいと感じました。
学習定着は講義形式では低く、人に教えることでは高い。そのため、「先生が教え込む授業」から子ども主体の「子どもが学びとる授業」へ変えていく必要がある。だからこそ、子どもがつぶやいたりクラスメイト同士で意見を認め合える学級づくりが欠かせないのではないだろうか。
<感想>
今回は授業づくりに必要なことを学んだ。机間指導や4つの学習指導など。授業動画を視聴して授業は教師と児童クラスがともに作り上げるものだと理解した。私は見通しをもつことがキーワードだと考える。45分集中して学びを深めるために授業内容をイメージすることで意欲的な学習への取り組みが期待できる。児童の助けになるような工夫を心掛けようと思う。
今回の講義で、子どもの学力を高めるためには「教員の指導力」が必要不可欠であり、そのため、学び続ける姿勢というのは、教員にとって大事な資質・能力だと感じました。井上指導主事の動画を1本見るだけでも、新たなスキルを数多く発見することができました。模擬授業などで実践して、自分の形にしていきたいと考えています。また、自分の授業風景をビデオで撮って、自己分析してみたいなと感じました。上手な先生と比較して見ることで、何が足りていないのか浮き彫りになります。Doの後のCheckを欠かさず行うことが、授業力向上、そしてこどもの学力向上につながるのだと思いました。
今回のセミナーを受けるまで、教師それぞれの授業のしかたがあり、違うからこそ子どもは飽きない、と勘違いしていたが、教員全体で教育をスタンダード化していくことで子どもの支援になり、ここでも学校がチームとして動いていくことの大切さに気づくことができた。また、普段の授業から学級づくりができることにも強く興味を持った。私自身、教員になった時、学級づくりをどう行っていくか不安であったが、すべての子どもがどこかのタイミングで主役になれるように、発問や板書を工夫して、子どもに主体性を持たせるための基盤をつくってあげることが大切だと感じた。
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