箕面市 > 子育て・教育・文化 > 教育 > 箕面市教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 > R5「ぴあ・カレッジ」第5回セミナーの様子
更新日:2023年8月23日
ここから本文です。
令和5年(2023年)7月29日土曜日に「教員採用選考テストの模擬対応に関して有効な手立てや自身の課題について学ぶこと」をめあてとして、「ぴあ・カレッジ」第5回セミナーを開催しました。
今回は、令和4年度の受講生も参加し、「1.授業中に起こりえる児童生徒への指導場面」、「2.授業外で起こりえる児童生徒への指導場面」、「3.児童生徒を褒める場面」の3つの場面において具体的な設定を決め、どのような指導目標を立てるかについて考えました。また、考えたことをグループで交流する中で、模擬対応を行う上で大切にしたいポイントなどを考えることができました。
その後は、各担当アドバイザー(塾長、教育専門監、指導主事)の指導のもと、一人ひとり3分間の実演を行いました。受講生は、身振り手振りをつけたり、子どもの目線に合わせて座りながら話したりと工夫して取り組んでいました。
実演のあとには、担当アドバイザーから良かった点やアドバイスなど講評をいただきました。指導場面を想像し、子どもたちへどのような指導や声かけをするのか、悩みながらも自分のもちあじを発揮して、堂々と実演を行う姿が印象的でした。
最後に塾長から面接について講義がありました。面接で話す内容が、その時の思いつきではなく、確かなロジックがあるかどうか、教育の動向、子どもや保護者の思いや願いを受け止めることができるかなど、今一度自分自身を見つめ直していくことの大切さを改めて感じる時間となりました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
●模擬対応では、指導を通して子どもたちにどのようになってほしいかを考えることが重要であると学んだ。その場だけのことを考えて対応に当たるのではなく、常に先のことを考えておく必要があることを知った。
●模擬対応の全体の枠組みについて学ぶことができた。まずは子どもの背景を探り、共感し、どうしていきたいのかを子どもから引き出すことが重要だと分かった。また、トラブルが起こった際に、「どちらかが悪い」という前提で話すのではなく、お互いの話をしっかりと聴く傾聴力の大切さに気付くことができた。子どもがこの問題に対してどうしたいのか、どうなりたいのか、聞き出した上で教師が手立てをサポートすることも必要であると思った。
●実践の時には声のボリュームに気を付けたり、ジェスチャーを加えるなどして大事なところが伝わりやすくなるようにしたり、もめ事を解決する手立てを子どもたち自身に考えさせたり(そしてそれを教師が評価しない事も重要)、条件によってはほかの先生を頼るなど、少しでも自分の指導のイメージが伝わるような工夫を行うべきであることを学んだ。
<感想>
●模擬対応では、その場で子どもへの対応を求められるが、同時に子どものその後についても考えて、指導に当たることが求められると学んだ。また、教師からの一方的な指導は子どもにとって望ましくないことを学んだ。子ども自身がどうしたらよいのか考え、気付くことができるような対応・指導をしていくことが求められると知り、自分が教壇に立つ際に気をつけていきたいと思った。
●実際に模擬対応をやってみて、まず聞く姿勢が大切だと感じた。一つの事柄には、家庭の変化、いじめ、虐待、人間関係等の多くの問題が背景にある可能性がある。まずその背景を児童から聞く、その際に言葉づかいやうなずきなど話に共感しながら温かく寄り添うことに注意する、そしてその子どもがこのことをどうしたいのか聞くという流れで行いたいと感じた。本番ではすぐに行わなければならないため不安もあったが、多くのケースの練習を重ねて堂々と対応できるようにしたいと思った。
●面接についてはおおまかな流れや気を付けるポイントについて学ぶことができた。特に自分自身面接が苦手なので、今回のセミナーでほかの受講生のかたの発表を見ることができて勉強になった。また、面接は暗記ではなくキーワードで覚えたり、自己分析やエピソードをしっかりまとめておくことで失敗せず臨めると分かった。練習でも実際に人を立てて話す声の大きさやスピード、目線、笑顔を意識して取り組んで行こうと思った。
よくあるご質問
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください