箕面市 > 子育て・教育・文化 > 教育 > 箕面市教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 > R4「ぴあ・カレッジ」第2回セミナーの様子
更新日:2022年9月8日
ここから本文です。
令和4年(2022年)6月4日土曜日に「教員をめざすことについて、あらためて自分と対話すること」「箕面市の生徒指導体制について知ること」をめあてとして、第2回セミナーを開催しました。
セミナーの前半は、「なぜ教員をめざすのか」をテーマに、1人2~3分間のスピーチを行いました。スピーチをするにあたり、受講生のみなさんは、自身が教員を志望する動機、そして自分は一体どんな教員になりたいのかを改めて自分自身に問いかけ、内容を考えられたことと思います。「メモを持たない」「全員に聞き取りやすい声の大きさ、速さ」「時間」を意識しながら取り組みました。決められた時間内で、緊張しながらも、しっかりと思いを伝える様子が見られました。
スピーチを聴いている受講生のみなさんも、うなずきながら発表者のよいところを見つけて、メモに残していました。スピーチが終わると拍手が起こり、温かい雰囲気の中で実施することができました。
セミナーの後半は、箕面市青少年指導センター 大原館長による講義でした。箕面市の生徒指導体制について知るのみでなく、具体的な事例をもとに、問題行動に対してどう対応するか、学校内や関係機関とどう連携していくかなどについて考えました。そして、一番大事な「生徒指導とは、児童生徒の成長・自己実現を支援したり促したりする児童生徒への働きかけすべて」であることを学びました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
〇教員は子どもが虐待を受けていると感じた場合は、すぐに管理職に報告することに加え、児童相談所などの専門機関にも通告する義務がある。その通告が勘違いであったとしても子どもの安全が第一であるため、勇気をもって通告する。そのためにも、常日ごろから、子どもの変化や環境の変化に気づけるようにアンテナを張り巡らすことが大切であると学んだ。
〇スピーチでは、受講生それぞれ教員をめざす理由が異なっており、私にはない考え方に触れることができ、勉強になりました。3分という短い時間のなかでも内容を上手にまとめて話せている方が多く、効果的な表現の仕方や魅力的な話し方についても勉強になりました。上手に話せるようになるには、多くの経験を重ねることや他者の話を聞いたり見たりすることが重要だと思うので、今後は話す練習を重ね、話すということに慣れることができるよう行動していきたいです。
〇子どもたちが起こす行動には必ず理由がある。問題行動だけに関わらず、子どもたちの行動全てには必ず何かしらの理由があり、その理由を把握し、生徒指導を行うことが重要である。そして、生徒指導は問題行動を起こした子どもだけに行うものではなく、教育活動全般で子どもたちの成長のために行うものである。そのため、観察力をつけるだけでなく、日々の生徒との関わり全てが生徒指導につながっていることを忘れずに子どもたちと関わっていきたい。
<感想>
〇今日、他の受講生のスピーチを聞いて、真似したい学びがたくさんありました。一つ目は、スピーチの内容です。問いかけや笑える点をスピーチの中に含んでいる人がいて、聞いている側とコミュニケーションをとることができるこの方法は、是非とも真似して活用したいと感じました。2つ目は、聞く際の相槌です。笑顔でにこやかに頷きながら聞いている人がいて、話者にとってとても心強い聞く姿勢だと感じました。私もこのような話し方の技術や聞く姿勢を行なっていきたいです。最後に、家に帰ってから自分のスピーチがどうだったかを先生がたにお伺いすれば良かったと後悔したので、次からは後悔のないように取り組みたいと思いました。
〇教職員同士での情報共有が大切だということも学びました。自分のクラスのちょっとしたことだから、クラスで解決すればいいのではという安直な考えが、いじめに対する認知をできなくしてしてしまうということで、やはり学校はチームだということをあらためて感じることができました。
〇2:6:2の6の位置にいる子は「さみしい」「放っておかれている」と感じていることを今回なかまのスピーチを通して知ることになった。そのようないわゆる中間層の児童生徒に「自分は放っておかれている」と感じさせないために、子どもたちに自分で自分の持ち味を知っているということを身に付けさせたいと思いました。
よくあるご質問
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください