箕面市 > 子育て・教育・文化 > 教育 > 箕面市教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 > R5「ぴあ・カレッジ」第6回セミナーの様子
更新日:2023年9月21日
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令和5年(2023年)9月2日土曜日に「「人権」「人権教育」について知り、考えること」をめあてとして、「ぴあ・カレッジ」第6回セミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、箕面市教育委員会事務局人権施策室の大坪指導主事より、箕面市の人権教育について講義を受け、あらためて「人権」とは、すべての人が生まれながらに持っている権利であり、一人ひとりがかけがえのない存在であることを学びました。また、講義やワークを通じて、さまざまな人権課題があることに気付き、未来の子どもたちの姿を想像しながら取り組みを積み重ねていくことの重要性を知ることができました。
教員として人権感覚を磨き、人権意識を高めること、子どもたち一人ひとりの思いや願いに寄り添うことの大切さを改めて感じることができました。
最後に、主原塾長から人権教育を進めるにあたって大切にすべきことについてお話がありました。学校の中には、さまざまな課題をもつ子どもがおり、一人ひとりの子どもたちの背景を読みとっていく必要があることや、多様化する個別課題にどう対応していくのかをチーム学校で連携して考えていくことなど、一人ひとりの子どもたちを大切にできる学校や教師のあり方について考える時間となりました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
・「人権」とは人々が生存と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利。同時に誰もが他人の尊厳・価値を尊重し侵害してはならないことを知った。人権教育はいつでも・どこでもできるが、一瞬ではできないもので時間がかかる。義務教育の9年プラスアルファで考え、時間をかけて行っていくものであることを学んだ。
・日々、子どもたちに対する言葉かけの一言一句に自分自身の差別意識がないか内省すること、子どもたちが人権意識を持って行動できるように教師自身が言葉かけを意識すること、保健室対応や生徒指導の際に、目の前の課題を自分事として捉えられるように、思考に働きかけ、思考に沿った対話を心がけることの大切さに改めて気付いた。
・講義やワークを通じて、様々な人権課題があることに気付き、未来の子どもたちの姿を想像しながら取り組みを積み重ねていくことの重要性を知ることができた。学校現場には数多くの人権課題が隠れており、被害者にも加害者にもなりかねないと思った。その課題を解決する為には、まず人権が自他ともに保障されるものであると自覚させることが重要であると感じた。それが実現できるような誰もが安心した学級づくりを積極的に取り入れることが必要である。
<感想>
・隠れたカリキュラムを大人が意識するということが非常に印象的だった。良くも悪くも先生の言動から子どもたちは「あの子にはこうやって接したらいいんだ」と学んでしまうため、ネガティブな姿勢ではなく、「あの子」の良いところを意識しながらポジティブな言葉がけを行っていこうと感じた。
・今回の講義を受け、普段の自分自身の言葉一つひとつを振り返った。「みんな」というなかに、本当に「みんな」が含まれているか、誰かを傷つけていないか、常に内省が必要であると感じた。自分自身の一言が子どもたちへ与える影響力を自覚し、周りの人の気持ちを考えて行動できる集団を育めるよう心がけたいと思った。また、養護教諭として、まずは子どもたち全員が安心して過ごせる保健室をつくれているか、学校が安心して過ごせる環境であるかを考え続けていきたいと思った。教職員が連携しながら、子どもも職員もSOSを出せる(自分を大切にできる)学校づくりをめざして努力していきたいと思った。
・大学でも学ばなかった人権教育について詳しく知ることができた。一番印象に残った学びは自分も相手も人権が認められる、お互いのことを理解することが大切であることである。自分が我慢するのではなく、自分も大切にすることが他人を大切にする為に必要であると感じた。普段生きていてあまり意識することはなかったが、これからは子どもたちに人権の大切さを教える立場であることを自覚して生きていこうと思った。
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