令和2年度「ぴあ・カレッジ」第5回セミナーの様子
令和2年8月29日(土曜日)に、施設一体型小中一貫校である箕面市立彩都の丘学園にて「箕面市の小中一貫教育について知ること」「ICTを活用した授業づくりについて学ぶこと」をめあてとして「ぴあ・カレッジ」第5回セミナーを開催しました。
前半は、彩都の丘学園の桑野校長と西田副校長に彩都の丘学園のことをお話しいただきました。学校で当たり前に行っていることも「本当に必要なのか」ということをしっかり考え、必要に応じて変えていくことが現在求められているという話がありました。その後、校舎の見学をさせていただきました。
後半はまずICTを活用した授業体験を行いました。彩都の丘学園の妹尾教諭が実際に行っている授業を、児童生徒が使うタブレットを使いながら受けることで、より実践的な学びとなりました。
その後、教育センター川畑副所長より箕面市のICT教育についての講義がありました。
さきほどの授業体験を踏まえながらの講義で、より詳しく箕面市のICT環境について知る機会となりました。
【ぴあ・カレッジノート(受講生のふりかえり)より】
<学んだこと・今後に生かしていきたいこと>
- ICT授業体験で実際に教育現場ではどのように使われていて、どんな効果があるのかを自分たちで演習して感じることができました。また、今回のセミナーでICTを取り入れる目的について改めて考えました。今後も継続して教材研究に取り組む必要があると感じました。
- 私は小中一貫校と言っても1年生から9年生が一緒の空間にいるだけで、ほかと違うのは運動会などの特別なときだけだと思っていました。しかし、実際には日々の生活の中で先輩の姿を見ることでその人を目標にしたり、逆に年下の子どもたちの前でかっこ良い姿を見せようと頑張ったりするなどの相乗効果があることを学びました。小中一貫校ではない学校の教員になったとしても「つながり」に着目して、小中で連携のとれた取り組みができたらいいなと考えました。
<感想>
- 情報化社会を生き抜くためのICT教育だと思っていましたが、実際には授業をよりよくするために導入されているのだと強く感じました。効率化だけでなく、自分で次の活動を選択することができることによって、自己肯定感がアップしたり、視覚情報が増えることで子どもたちの理解が早くなったりする効果があることに感動しました。また、遠隔操作できることによって、子どもたちをていねいに見ることができるのもすてきだと思いました。
- 本日初めて彩都の丘学園に来校し、とても大きくきれいな学校である印象を受けました。箕面の実際の教育の在りかたについて知ることができ、箕面市で働く際のイメージをふくらませることができました。「箕面の教育を知りたい」と思って受講しましたが、「箕面で働くイメージ」をどんどん持つことができるようになっています。
- 彩都の丘学園では朝のうちあわせがないということに驚きました。今までの当たり前が当たり前でなくなっていることを実感し、柔軟な考えかたで時代に合ったかた法を取り入れていく大切さを感じました。普段はあまり小中一貫教育やICT教育にふれることがなかったので、とてもよい機会になりました。