令和7年度第6回箕面市障害者市民施策推進協議会結果報告書
日時、場所、参加者など
日時:令和8年(2026年)3月17日(火曜日)午前10時から正午
場所:箕面市立障害者福祉センターささゆり園 プレイルーム
出席者:構成員など20名、新市立病院整備室2名、地域活性化室・子育て支援室・建築室6名、事務局4名
傍聴者:2名
内容
1.冒頭
2.各案件
案件1 新市立病院の設計について
新市立病院整備室より資料1に基づき説明。
<動線>
- 救急車とサービス車の動線は一般車と分離する。
- 一般車、自転車、歩行者は西側の側道から出入りする。
- 1階出入口建物西側にはロータリーを設ける。ゆずるバスのバス停や一時乗降スペースを設ける。
<1階>
- ロータリーには一時乗降スペースを設ける。
- 身障者用駐車マスは計7台(立体駐車場4台、一時乗降北側に3台)。幅3.5メートルで長さ5メートル。
- エレベーターは3台(15人乗りが2台、11人乗りが1台)。一般利用者のみが使用、これとは別にスタッフエリアに5台設置予定。
- 時間外待合に多目的トイレを設置予定。放射線エリアにも多目的トイレを設置し、廊下幅は2.5メートル確保。
<2階>
<3階>
- 外来メインフロア。メインストリートは6.5メートル確保。
- 多目的トイレは分散して7個配置。小児・感染にはベビーシートを設置。両側介助できるところは両側介助にする。2つ並んでいるところは片側介助(左右)を一台ずつ配置。
- 診察室は現病院とほぼ同じ大きさ。
- エスカレーターは一人用。上下1台ずつ設ける予定。裏側に授乳室を小児感染の近くに設ける。
<4階>
- 駅からアクセスする場合、立体駐車場の屋上を通って建物4階入口へ。総合受付と会計を設ける。
- 奥に進むとコンビニ、リハビリエリアがある。コンビニにはイートインスペースを設ける。北西を向いており山並みが見える。
- 多目的トイレは2箇所でいずれも両側介助対応のトイレ。
- ランドリー、授乳室を設ける。
- 立体駐車場にはエレベーター2台(各11人乗り)を設置予定。エレベーターか階段で4階もしくは1階に移動して病院に入る。
<病棟階(5階から9階)>
- 真ん中はスタッフエリアで、一般用エレベーターは3台。北西にデイルーム。病床(個室)は外壁を囲むようにぐるりと配置する。有料個室はトイレ、シャワー、手洗いを配置。無料個室は手洗いを配置。無料個室の近くに一般トイレを分散して配置する。多目的トイレは両側介助対応、左右介助を分けて分散配置。大きなところにはオストメイトや介護用ベッドを配置予定。
以下のとおり質問・意見があった。
- エレベーターが袖型になっていると、車椅子だとたくさん乗れない。トイレの動線の途中に物があると困る。
(新市立病院整備室)
エレベーターの出入口の幅はできる限り確保しようと考えている。トイレの動線について、有料個室は個室内にトイレがある。無料個室は4室から8室に1個の割合でトイレを分散配置し、病室を出て近い距離に配置する予定。中心部の比較的アクセスしやすいところに多目的トイレを配置している。
- 初診のかたは4階にいって手続きをして、診察室の3階に降りるという動線か。
(新市立病院整備室)
そのとおり。
- 今の病院は入口の左側に総合受付があるが、多くの人が誤って右側の総合内科の受付に来る。今回の案だとお年寄りや障害者のかたは結構迷うのではないか。現病院は中庭があり、ぐるぐる迷っている高齢のかたもいる。
(新市立病院整備室)
外来フロアと総合受付を同フロアで集約したいと考えたが、敷地条件上かなわなかった。駅からの動線を考えると、4階に受付を配置することで、入ってすぐ受付となりわかりやすい。車で1階に来たかたは4階に上っていただくことになるが、誘導サインで案内したい。
- 初めての場合は迷う。階が分散されているのは患者としては不安。
(新市立病院整備室)
今回の敷地は高さ15メートルほどの高低差があり、北から来られるかたはどうしても1階から入ることになる。初診のかたでもすぐに4階に誘導できるような誘導は考えたい。4階から来られるかたは、総合受付が目の前にあるので問題ない。
- この図面はまだ仮の段階か。多目的トイレの詳細が確定したらまた意見を聞いていただけるのか。
(新市立病院整備室)
今回の図面は、多目的トイレの配置とどういう設備を備えるか、分散化について説明するためのもの。詳細の寸法はできあがっていない。トイレの各種寸法は必要に応じて意見を伺いたい。
- 設備の配置によっては介助ができない場合もあるので、その点を留意していただいて、事前に確認してほしい。
- 検討結果の「2.運営に関する意見」7番の介助者の付き添いに関する回答で、文中の「実際の利用にあたっては市の担当部局と市立病院とが連携して対応することを確認しています」とあるが、連携して対応とは具体的に何か。
(事務局)
当該回答を作成した担当室は本日ここに来ていないが、文中の「市の担当部局」は障害福祉室のことと推測される。今年度は、障害福祉室で実施している「入院時コミュニケーション支援事業」の対象者拡充等があったことから、関係者間で改めて情報共有を図った。実際に市立病院で介助者を利用する際に、都度、障害福祉室に確認・連携が必要ということではない。
- 7番の意見は主に「重度訪問介護」の場合の介助者の付き添いのことをお願いしているのだが、それは関係者間に伝わっているか。
(事務局)
厚生労働省の通知を元に共有を図っているので、「重度訪問介護」のことであることは病院側も認識している。
- 厚生労働省の通知の共有は以前からしていることなのではないか。
(事務局)
今年度、市立病院が協和会による指定管理になるにあたり、改めて運営者に周知していると聞いている。
- 実際には介助者の付き添いを断られている。それで困っている。同じことを何度も伝えるだけでは変わらない。運営者が変わっても同じ状況。もう少し前向きに検討していただきたい。
- この病院は何階建てか。駐車場は何台あるのか。
(新市立病院整備室)
9階建ての予定。駐車場は280台から290台程度。
- 障害者用駐車場が7台では少ないと感じる。もう少し台数を増やすべき。
- 車椅子利用者にとっての移動手段はエレベーターのみだが、台数は3台のみなのか。ピーク時に人が押し寄せて車椅子がなかなか乗れないことがないように、別の場所にあってもいいのでは。
(新市立病院整備室)
駐車場の台数については大阪府福祉のまちづくり条例(以下「福まち条例」)の基準を満たしている。意見としては賜るが、最終的には駐車場収容台数とのバランスがあり、関係者協議で決定していく。エレベーターは3台。どれくらいの待ち時間でどれくらいの人が行き来できるのかという輸送能力計算をしているので、安心していただきたい。一般利用者のみが使うエレベーターが3台、スタッフエリアは別で5台設置する。
- 1階のサービス車とは何か。コンビニを配置するということだが、どれくらいの大きさのコンビニか。イートインスペースは何人くらいが食事をできるのか。
(新市立病院整備室)
サービス車は物品を搬送する車両。コンビニは、現在の市立病院のものと同等以上を考えている。イートインスペースは、現案で30人から40人程度が座れる椅子を描いているが、部屋の広さと椅子の配置バランスは今後検討していく。
- 福まち条例には合致しているが、病院施設はより障害者のかたが多いので、基準どおりではなく、台数をもっと増やすよう検討してほしい。輸送能力計算というのは階段で移動する人も含めての計算ではないのか。受付から診察までに絶対にフロア移動があることを考えると、同じ箇所に3台というのは心許ない。エレベーターしか乗れない人のことを考えて検討してほしい。
(新市立病院整備室)
駐車場の数は、福まち条例だけでなく、関係法令を確認して最低限より多い数を配置している。敷地条件や建物条件はある中で、常に最大限確保する努力をしている。エレベーターの数だが、今の病院はスタッフも患者も兼用。今回、スタッフと患者を完全分離する。スタッフエリアの5台は、スタッフによる患者搬送の際も使用する。決して3台で全てまかなうのではなく、計8台あると理解いただきたい。輸送能力計算した上で提示しているので、台数を増やすということは考えていない。
- 平面図面をみるだけではイメージがわからない。できれば断面図を作ってほしい。傾斜が多い場所なので、段差があるのもわかる。4階から入るというのも理解できるが、建物の中の動線のイメージがわからない。3Dの立体図があったらイメージがわきやすい。
(新市立病院整備室)
断面図は平面図と並行して作成中。断面図も変更していくので、出せるべきタイミングで出していきたい。3Dを作る件については設計者と協議が必要。申し訳ないが提示できると断言はできない。
- BIMを利用すればできるはず。
(新市立病院整備室)
設計において配管の配置の検討の際などには使うが、一般のかたにわかりやすく説明するための使用は考えていない。
案件2 (仮称)新みのおサンプラザ1号館公共施設(1階から3階)について
地域活性化室、子育て支援室より資料2に基づき説明。
<1階(商業施設、公共施設)>
- 出入口は3箇所で、北西の出入口がメイン。
- エレベーターは南西に2基で、うち1基が車椅子仕様。トランク付き仕様に関する意見があったので、奥行きが2メートルのトランク付き仕様にして、ストレッチャーなどでも使用できるようにする。鍵は総合受付で管理する予定。
- トイレは、前回の案では出入口の幅が狭かったので1600を確保した。
- 通路幅についても、前回の意見をふまえて1800を確保した。
<2階(子育てエリア)>
- エレベーターホールから子育て交流エリアへ進んだ先に自由に遊べるゾーンを設けている。エレベーターを下りてすぐのところは待合スペースで、軽い飲食や交流が可能。トイレは誰でもトイレと子供用のトイレがある。授乳室、調乳室、オムツ交換スペースあり。「子育て支援」のスペースは就園前の親子の交流をする場所。
<3階>
- 旧文化交流センターの機能を残したもの。不特定多数の利用者や音楽演奏を楽しめる部屋を備えている。北側の大会議室は旧センター8階の代替施設。防音設備あり。左の部屋は多目的室で、旧センターで最も稼働率が高かった部屋。両室の間は可動式扉。鏡を設置し、ダンスも可能。音楽スタジオも防音。受付前にはフリースペースあり。壁面にはピクチャーレールを設置し、展示会が可能。前回説明時はキッチンルームがあったが、備品の保管倉庫や大会議室の控え室、給湯室に変更した。出入りの多い廊下は2400を確保する。会議室の窓に衝突防止のためのガラス小窓がほしいとの意見については、指定管理予定者と今後検討していく。
以下のとおり質問、意見があった。
- 回答の15番と16番のエレベーターの件について。外部のセーフティネットセンターと通話できる仕様とは何か。具体的にイメージがわかない。聴覚障害者も双方向のコミュニケーションができるのか。不測の事態が起こり長時間エレベーター内に居ることになったときに、双方向のコミュニケーションができないと非常に困る。
(地域活性化室)
非常用ボタンを押すと、エレベーターの機器メーカーの遠隔監視を行っているセンターに接続して通話ができるというもの。エレベーター内には液晶ディスプレイがあるので、そこで文字案内(定型文)を表示させる。
- 液晶ディスプレイは双方向に使えるのか。単なる文字案内だけか。閉じ込められたら外部と話をしたいが、聴覚障害者もそれはできるのか。
(地域活性化室)
もらっている資料では「多彩な表示が可能」というだけなので、文字入力などができるかは確認する。
- 聴覚障害者の中でも難聴者は自分で比較的話せるが、ろう者は話せない。その場合はどう考えているか。双方向でビデオで話ができると一番よい。
(地域活性化室)
エレベーターの中の映像は、監視センターから見ることができる。筆談してエレベーター内のカメラに映してもらえたら確認できる。
- ろう者は手話でしか伝えることができないと考えてほしい。その場合にどうやってコミュニケーションするかを考えてほしい。それほど予算がかかる訳ではないはず。インターホンを設置して自分の状況を知らせるだけでなく、手話で通話ができるようにビデオを設置してほしい。
- 18番の回答について。音が反響しない状況になるだけで聞き取りやすくなる難聴者がたくさんいる。吸音材を大会議室に設置してもらえるとのことだが、多目的室が2つだけになるのは利便性が悪い。少人数で使える多目的室があってほしい。そして反響しない作りにして、ヒアリングループの設置もしてほしい。
(地域活性化室)
多目的室の数については、南館なども周辺にあるので、目的に応じて活用の場所を考えていただきたい。
- ヒアリングループはどうか。オーラキャストを採用してもらえたらいいが。ヒアリングループのほうが普及している。建設時に埋設してもらえるとイベントなどの際に高齢者も使える。
(建築室)
ただちに設置する予定はない。オーラキャストは今後、活用を検討していく技術になるかと思う。
- 自分としてはヒアリングループあると非常に聞こえやすい。ICT技術が発展しているのでオーラキャストも活用してほしいが、普及しているヒアリングループでもよい。検討してほしい。
(建築室)
必ず設置するとはここで回答できない。予算上、今は検討していない。技術の動向は今後も注視していく。
- 非常用電源の設置をしているか。
(建築室)
非常用発電機を設置する。
- 検討中であれ図面が秘匿されるのはどうか。外部の団体と意見交換する機会がなくなってしまう。
(地域活性化室)
図面は設計中のためで変わる可能性があるものなので、最終のものだと誤解されないよう回収する。
- 出入口の幅やエレベーターの大きさが示されているが、ストレッチャーの大きさのイメージに乖離があると感じる。救急車で使うようなストレッチャーを想定した大きさだと思うが、障害者が移動に使用する車椅子やストレッチャーだと、この幅では入らない。よければ、今後の参考にしていただくため、実際の大きさを示すのでイメージの乖離を解消してほしい。
(地域活性化室)
このエレベーターは本体建物で構造が決まっている。今後の参考として提供いただきたい。
案件3 個別避難計画について
地域福祉室より資料3-1から3-4に基づき説明。以下のとおり質問・意見があった。
- 今回送付する200人はどんな人か。
(地域福祉室、事務局)
ハザードエリアで独居のかたと、ハザードエリアや独居かどうかに関わらず、人工呼吸器など電源を要する医療的ケアが必要なかた。
- 何年後に作成が完了する予定か。
(地域福祉室)
おおむね3年を予定している。ハザードエリアという表現で説明しているが、避難勧告をするときは、何丁目単位でお知らせをするので、今回もその単位で対象者を設定している。今回通知が届いたかたであっても、ハザードマップ上はエリア外という表記になっているかたもいるので補足しておく。
案件4 令和8年度の主な新規・変更事業について
事務局より資料4に基づき説明。以下のとおり質問・意見があった。
- 初任者研修の補助金について、現行制度も補助上限が決まっているが、新制度も予算の上限や人数の上限はあるのか。
(事務局)
予算の範囲内での実施になる。障害と高齢それぞれで予算措置をしており、障害については資格取得補助金は5名分、就職支援補助金は4名分の想定で、先着順となる。初任者研修は主にヘルパーに必要な資格である。制度利用していただけるよう周知が重要と認識しており、もみじだよりでの広報を行うほか、チラシ作成の予算もとっているので、関係機関へ配布する予定。この制度を活用して介護・障害事業所に就職していただき、少しでも多く人材確保していきたいと考えている。合わせて最大22万円の補助で、府内最高額となる。その点も含めアピールしていく。他市のかたで市内に就職した人も対象になる。
- 未資格未経験の人が従事するきっかけになればうれしい。2番について、1日8時間、2ヶ月働いた人が対象とのことだが、正規として就職した人のみ対象か。
(事務局)
320時間以上とあるが、正規、フルタイムといった要件は設けない。パートタイムや週20時間未満のかたも含め、延べ320時間以上就労したら対象。ただし無期限ではなく、一定期間の範囲は設ける予定。
- 非常勤も対象ということで、柔軟でありがたい。初めて従事したところからいつまでとか、雇用契約からいつまでとか、具体的に決まっているか。
(事務局)
令和8年度に就職した人が対象。令和8年4月以降であれば、就職前に資格取得したかたも対象となる。320時間の算定は、就職したタイミング、資格取得したタイミングのいずれか遅いほうから起算する。従事可能になったタイミングを起算点と考える。
- 詳細はいつごろ決定するか。
(事務局)
4月号もみじだよりで簡単な案内をする。5月以降にチラシや詳細を記載した記事を掲載する。できるだけ早く事業の周知をしたい。開始の際には、市内事業所にも周知する。
- 初任者研修の補助、移動支援の見直しを評価している。
- 手話の啓発授業の実施について。3校とはどこの学校か。外部講師はどのように選ばれるのか。
(事務局)
学校に希望調査を行い、手があがった学校から選定する。市立小中学校が対象。外部講師は、今選定中。手話の魅力を体験できる授業をめざし、パフォーマンスなどで、手話との楽しい出会いを創出してくれる講師を考えている。従来から授業をされている手話サークルとセットで授業として学校に提案していく。
- パフォーマンスだけだと、ちゃんと伝わるのか疑問に思う。手話は言語だとしっかり伝わるような授業にしてほしい。
案件5 その他
・機構改革による部署名の変更について
・専門部会の報告について
手話言語条例・障害者情報コミュニケーション促進条例部会(2月9日)について、事務局より報告。
・専門部会の報告について
資料