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北大阪急行線延伸事業(千里中央駅から箕面萱野駅)は、吹田市域の江坂駅から豊中市域の千里中央駅までの北大阪急行電鉄南北線を、千里中央駅から国道 423 号(新御堂筋)に沿って北へ約 2.5km 延伸し、箕面市域に「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設するもので、昭和 43 年(1968年)策定の箕面市総合計画(第一次総合計画)に記載されて以来、実に56年の時を経て、令和 6 年(2024 年)3 月 23 日(土曜日)に開業しました。
さらに、令和 7 年 3 月 12 日(水曜日)、箕面萱野駅において南側交通広場(タクシー等乗降場)とかやの第一駐輪場がオープンしたことで、交通結節点としての機能が完成するとともに、同年 3 月 26 日(水曜日)には箕面船場阪大前駅の北出入口にエレベーター・エスカレーター機能が追加され、延伸事業として全面開業を迎えました。
大阪の大動脈である Osaka Metro 御堂筋線と直結する北大阪急行線の延伸により、新大阪や梅田、なんばなど、大阪都心部まで乗り換えなしの鉄道アクセスが誕生するとともに、新たに整備された箕面萱野駅を中心とした路線バス網の再編を図りました。
また、南北に長い大阪は、新幹線や名神・新名神高速道路などの主要な「国土軸」と北大阪地域で接しており、北急延伸によって大阪の南北軸が強化されることで、大阪全体の活性化につながります。
明るい光を取り込む膜屋根を採用し、木の温もりを感じるルーバー天井を全面的に配置
北側交通広場 南側交通広場
(バスロータリー) (タクシー、送迎バス、障害者等用の乗降場)
かやの広場 駅ビル(民間による施工)
(全面人工芝を敷設) (バスロータリーの上空を活用した官民連携事業)
箕面萱野駅高架下の空間を活用し、箕面のキャラクターをデザインした遊具のある全天候型の子どもの遊び場
地下駅への出入口には何層にも重なり合った大屋根により開放性をもたせ、膜材により明るい空間を創出
箕面船場阪大前駅前にPFI事業により劇場、図書館、生涯学習センター、駐車場を整備し独立採算での維持管理運営を実現
文化芸能劇場
大ホール(1401席) 小ホール(300席)
船場図書館 船場生涯学習センター
市の蔵書約11万冊と大阪大学の蔵書約60万冊を所蔵 会議室、多目的室、音楽スタジオ、屋外運動施設など
国道423号を上空で横断するデッキを整備
・2014 (H26) 年 3月 事業化合意(市、府、阪急電鉄、北急行電鉄)
・2016 (H28) 年 8月 都市計画事業認可取得
・2016 (H28) 年 11月 軌道法工事施行認可取得・鉄道事業法工事施行認可取得
・2016 (H28) 年 12月 工事着工
・2024 (R6) 年 3月23日 延伸線「箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅」開業
・2025 (R7) 年 3月 箕面萱野駅 南側交通広場、箕面船場阪大前駅 北出入口 オープン
現在、国道423号南行き側道(萱野交差点~新船場南橋付近)の道路復旧を行っています。令和7年6月末に復旧工事は完了する予定です。
現在、新病院予定地周辺の道路付替工事と市道船場東7号線の道路改良工事を行っています。道路付替工事は令和7年12月末、道路改良工事は令和8年2月末に完了する予定です。