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ハザードエリアは、国が決めた基準で、都道府県が現地を調査して指定されています。
がけの傾斜角度や高さが一定の条件以上の場合で、危害のおそれのある土地が「イエローゾーン」、著しい危害のおそれのある土地が「レッドゾーン」に指定されます。
このうち、レッドゾーンは、流れてくる「土石の力」と「家が耐えられる力」のバランスで決まります。
「土石の力」が「家が耐えられる力」を上回る場所が、レッドゾーンに指定されます。
土石の力に家が耐えられない場所がレッドゾーンに指定されていますので、土砂災害が起きたとき、レッドゾーンでは家が倒壊しますが、イエローゾーンでは倒壊しません。
ハザードエリアの外は、土石が来ることはありませんので、屋内も屋外も安全です。
なので、風雨が強くなる前にハザードエリアの外(避難所や、ハザードエリア外にある親戚宅など)に避難することが一番安全です。
イエローゾーンでは、「土石が来る」ので屋外は危険です。
が、イエローゾーンでは「家が壊れない」ので、屋内にいれば安全です。
レッドゾーンは、「土石が来る」かつ「家が壊れる」土地なので、屋外にいても屋内にいても、どちらも危険です。
レッドゾーンにお住まいのかたは、風雨が強まる前に避難所に避難することが大切ですが、もし逃げ遅れてしまったときは、一刻も早くハザードエリアの外に出てください。
エリア外に逃げることもできないときは、近くのできるだけ頑丈そうなビルに上って命を守ってください。
イエローゾーンでは、土砂が来ても家は壊れませんが、土石流の高さによっては、窓から土砂が流れ込んでくる危険性があります。
土砂の高さより上に逃げれば大丈夫なので、2階建て以上の建物の場合は、2階以上にいれば安全です。(箕面市では、土石流が2階まで流れ込む高さ2.5メートルを超える場所はありません。)
しかしながら、平屋建ての場合は、2階に逃げられないため、土石流の高さが50センチメートルを超える場所では、家の中にいては危険です。
そこで箕面市では、土石流のイエロゾーンゾーンのうち、土石流の高さが50センチメートルを超える場所を「ハイリスクエリア」と名づけ、次の方法で土石流の高さを細かく分析しました。
土石流のハザードエリアも、がけと同じように、国が決めた基準で、都道府県が現地を調査して指定されています。
危害のおそれがある土地がイエローゾーン、著しい危害のおそれがある土地(「土石の力」が「家が耐えられる力」を上回る土地)がレッドゾーンに指定されます。
土石流のシミュレーションは、20メートルおきの「断面側線」上の断面で計算されています。
シミュレーションで出されるのは、「流下幅」における土石流の高さです。
シミュレーションで出されている「流下幅」は、計算上のものなので、実際にその「幅」だけに土石流が流れるとは限らず、その左右にも散らかる可能性があります。
そこで、土石流の最大の高さとイエローゾーンの端を直線で結び、それぞれの横断側線上の同じ高さの場所をつないで、土石流の高さを想定しました。
このように想定した土石流の高さが「50センチメートル以上のエリア」をまとめてプロットしたものが「ハイリスクエリア」です。
ハイリスクエリアでは、2階建て以上なら安全ですが、平屋建ては危険です。
浸水害のハザードエリアは、「危険度1」「危険度2」「危険度3」の3段階で表されています。
ため池のハザードエリアは、6段階で表されています。
今すぐ防災マップで自宅のリスクを確認してください。(防災マップのページをごらんください。)
自宅のリスクがわかったら、台風・豪雨時のあなたの避難行動を確認してください。(「台風・豪雨時の安全確保」のページをごらんください。)
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