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令和6年に箕面市内で発生した特殊詐欺の被害額は総額で9500万円にのぼり、前年(1億1360万円)からは減少したものの高水準で推移しています。中でも猛威を振るっているのが「還付金詐欺」と「架空請求詐欺」で、発生件数は全体の約7割を占めています。かかってきた電話で「お金の話」「電子マネーカードの話」が出たら全て詐欺です!直ちに電話を切り、箕面警察署に通報するか、消費生活センターや家族、周りの人に相談してください。
自治体、税務署、年金事務所の職員などと名乗り、医療費・保険料の過払い金や、一部未払いの年金があるなど、お金を受け取れるという内容の電話をかけてきます。被害者が犯人の指示通りにATMを操作すると、実際には犯人側の口座にお金が振り込まれるという詐欺です。
市職員を名乗る男から「保険料の過払い金を還付したいが、書類の提出がない」と電話があり、「今すぐ手続きすれば間に合うのでATMに行ってくれ」と指示を受けた。ATMから電話をかけ直すと、操作を指示され、お金を振り込んでしまった。
インターネットサイト事業者などを名乗る犯人から、インターネットの未納料金が発生しているなどの名目で、携帯電話にショートメッセージ(SMS)が送られたり、法務省や裁判所などの名称で自宅にはがきが送付されることにより、実際には使用していない料金を支払わせようとする詐欺です。
法務省を名乗る男から「有料サイトの利用料金が未納です」という内容のメールが送られてきたので、本文に記載されていた番号に電話をかけると、「期日までに払わないと裁判になります」などと言われた。支払い方法を聞くと、「コンビニ電子マネーカードを購入し、カード番号を教えてください」と言われたので、そのとおりにしてしまった。
特殊詐欺の犯人はプロです。言葉巧みにあなたを誘導し、考える時間を与えることなく、お金を奪おうとします。たとえ信頼できそうな「役所・銀行・弁護士・警察」を名乗る人からの電話でも、「お金の話」「キャッシュカードの話」が出たら、直ちに電話を切り、すぐに家族や周りの人に相談するか、
箕面警察署(072-724-1234)または消費生活センター(072-722-0999)へ連絡してください。
犯人からATMに誘導され携帯電話で指示を受けながら、知らず知らずのうちに犯人の口座に送金させられることを考えると、「ATMからの振り込み限度額を可能な限り少額に設定する」ことが極めて有効な対策となります。
箕面市では、詐欺被害防止のために振り込み限度額を少額(0円~10万円)に引き下げることを推奨しています。
被害に遭わないことが1番良いのですが、もし被害に遭ってしまった場合でも、ATMでの振り込み限度額を引き下げておけば、被害を最小限に抑えることが可能です。
引き下げは、お取引きの金融機関の窓口とATMでお手続きすることが可能です。ただし、ATMでお手続きする場合、金融機関によっては振り込み限度額と引き出し限度額が連動しているところがありますので、詳細については、以下のちらしをご確認いただくとともに、今お使いになられている各金融機関へお問い合わせください。
箕面警察署及び市民安全政策室では、特殊詐欺被害防止のための出張防犯教室を開催しています。自治会の会合や、地域の集まりに出向きますので、まずは箕面警察署(072-724-1234)または市民安全政策室(072-724-6750)へお電話ください。
よくあるご質問
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