(報道資料)生成AIを業務に活用します!~生成AIを活用し、職員の業務効率化を図ります~
箕面市では、昨年から試験的に運用してきた職員向けの生成AIについて、令和6年7月16日(火曜日)から本格的な全庁利用を開始します。生成AIを市役所業務に活用することで、職員一人一人の業務効率化を図ります。
今回導入する生成AI「Crew」は、箕面市独自のマニュアルや資料などをシステムに読み込ませることにより、質問内容に沿った適切な回答を生成します。また、個人情報などを検知し警告するセキュリティ対策や、効果的な質問の仕方をテンプレート形式で具体的に案内する機能を搭載しています。
これにより、職員が日常的に気軽に生成AIを利用し、文章の作成や要約・添削、他言語への翻訳及びExcel関数の作成など、市役所業務に活用します。
1.生成AIツールの機能と活用する業務内容など
生成AIとは、与えられた文章やデータの内容を理解し、適切な回答やデータ生成を行う能力を持った人工知能です。質問を入力すると、生成AIは内部の学習済み知識との関連性を考慮しながら適切な回答を生成します。
(1)今回導入する生成AIツールの機能
- ChatGPT4.0以上に相当する最新の生成AIを利用可能
- 箕面市独自のマニュアルなどを基に適切に回答する共通ドキュメント機能
- 個人情報などを検知・警告するセキュリティ機能
- 効果的な質問の仕方を具体的に案内するプロンプトテンプレート機能
(2)生成AIを活用する業務内容など
- 文章やキャッチコピーの作成、文章の要約・添削、アイデアの提案、他言語への翻訳及びExcel関数の作成などの市役所業務に活用します。
- 箕面市独自の制度やマニュアルなどを生成AIに学習させ、学習した内容から回答を生成する共通ドキュメント機能を活用することで、学習させた制度などについて職員が求める情報を生成AIから一括して得ることができます。
- これにより、これまで各制度やマニュアルを探して、さらにそこから必要とする情報を検索するなど、検索に要していた作業時間が削減され、業務の効率化を図ります。
2.利用環境
- 導入ツール名:Crew(株式会社クラフター)
- 各職員にアカウントを付与し、日常的に気軽に生成AIを利用できる環境を整備
- 箕面市のネットワーク以外からはアクセスできず、また、入力した情報が生成AIの学習データとして利用されないセキュリティ環境を構築
3.生成AIツール利用における注意事項
- 生成AIの学習データの中には著作権で保護された情報や誤情報が含まれる場合があるため、職員は必ず生成された回答の根拠や正当性を確認し、必要に応じて修正などを加えて活用します。
- 職員は個人情報などを検知・警告するセキュリティ機能を活用し、公開可能な情報のみ生成AIに入力する運用とします。