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更新日:2018年12月17日

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平成27年度第2回箕面市総合教育会議議事概要

日時:平成28年3月29日(火曜日)午後5時から午後6時15分

場所:箕面市役所別館3階 教育委員会室

出席者:
【箕面市】倉田市長
【教育委員会】山元委員長、中委員長職務代理者、大橋委員、髙野委員、具田教育長
【事務局】大橋局長、樋口担当部長、木村担当部長、浜田担当部長、小西副部長、村田教育政策室長、野津教育政策担当室長

議事内容

1.「箕面市教育大綱2016(案)」について

 (事務局)

  • 箕面市教育大綱は、予算編成権を有する首長と、教育を所管する教育委員会が、教育に関する方向性を合意し、教育行政をより円滑に進めていくことを目的に、総合教育会議において議論を重ね、策定するものである。
  • 今回策定する「箕面市教育大綱2016」は、箕面市の教育分野において、当面、重点化して取り組むべき施策として合意し、とりまとめるものであり、今後、毎年の予算編成にあわせて、振り返りと見直しを行う。
  • 箕面市教育大綱の考え方について確認した上で、次の5つの各項目について、確認と意見交換をお願いしたい。

1.貧困の連鎖の根絶について

(山元委員長)

  • 「貧困の連鎖の根絶」については、生活困窮世帯の実態把握がそもそも難しく、壁が厚い。専任組織も発足するとのことだが、折れずに本気で取り組んでほしい。

(事務局)

  • まずは、市が保有する関連データを集約するなど、0歳~18歳までの実態調査・分析を行い、最終的には、0歳~18歳までをフォローアップするためのデータベースの構築を目指す。その過程において、高校期の情報等の市が保有していない情報が浮き彫りになるので、関係機関との連携を深め、情報収集を図っていきたい。

(具田教育長)

  • 学力保障・学習支援のための学生サポーター派遣の事業について、小・中学生から高校生への対象拡大を検討しているところである。大阪府教育委員会の協力も得ながら、高等学校との連携を深めていきたい。

(倉田市長)

  • 現在、市として把握できている領域については、従来よりも深く、覚悟をもって踏み込んでいかなければならない。高校期以上の子どもについては、ほぼ把握できていない領域だが、試行錯誤を繰り返しながらやるしかない。
  • 「貧困の連鎖の根絶」を目指す実態調査・分析なので、0歳~18歳までをフォローアップできる仕組みの構築を目指して、覚悟をもって進めてほしい。

(山元委員長)

  • 市内在住の18歳までの子どもの現状について、進路等の情報が把握できるように取り組んでほしい。

2.学校組織体制の再構築について

(山元委員長)

  • 以前、学校との意見交換を行った際、「教職員が一人増えるだけで、特に生徒指導面において、とても助かる」との意見があった。また、秋田県由利本荘市を視察した際には、教職員が機能的に動いている印象だった。箕面市もより機能的に動けるような学校組織体制の再構築を目指してほしい。特に、研究主任の専任化や校務員の2名体制による教員の事務補助について、期待している。

(具田教育長)

  • 単なる教員の増員ではなく、それにより機能的な学校組織体制の再構築を目指さなければならない。行政職管理職を中心に、最適な学校組織体制を目指し、進めていきたい。
  • 小学校においては、研究主任が専任ではなかった。「箕面の授業の基本」の定着等、授業づくりに力を入れたい。

(倉田市長)

  • 単なる教員の増員ではなく、教員同士の役割分担を明確にし、組織全体で負担が軽減されるような体制づくりを目指すことが目的である。単純増員とならぬよう、気をつけてほしい。

3.すべての児童生徒の学力の向上について

(中委員長職務代理者)

  • 習熟度別指導を充実させることで、すべての児童生徒が、個々の習熟度に応じたきめ細やかな指導を受けることができ、学力向上を目指すことができる。また、児童生徒が、自らの成績や順位を認識・把握することで、進路や将来を意識した自分なりの勉学に励めるのではないか。

(山元委員長)

  • 習熟度別指導に適するのは、「算数、数学」のみで、他の教科での実施は難しいのではないか。「英語」は、小学校の取組が定着した段階で検討しても良いかもしれない。

(倉田市長)

  • 習熟度別指導については、教科や開始時期を含めた実施内容を検討するとともに、実施方法として、現状の教員体制において最大化するにはどうすれば良いかを検討してほしい。その検討の後、教員の増員が必要だということは考えられる。

(具田教育長)

  • 「箕面子どもステップアップ調査」については、これまでの児童生徒の把握・分析に加え、授業改善や教員の指導力・授業力の育成等に活用していく。あわせて、授業づくりという観点からは、「箕面の授業の基本」を発展かつ定着させたい。

(倉田市長)

  • 教員ごとに、得手・不得手は必ずある。教員自身が不得手を自覚し改善に生かしたり、教員同士でノウハウを共有するなど、学校全体でプラスとなるように活用し、好循環を生み出してほしい。

4.児童生徒・青少年の居場所づくりについて

(大橋委員)

  • 授業時間中・放課後にかかわらず、家庭や学校に居場所を見出せない子どものための居場所が必要だと感じている。行政主導でも民間主導でも構わないが、どのような居場所が求められているのか、ニーズの把握を含め、内容を検討していきたい。

(事務局)

  • 先進事例の視察を行うなど、「1.貧困の連鎖の根絶」の取組との連携も考えながら検討していきたい。

(具田教育長)

  • 箕面市にも、池田市にある「スマイルファクトリー」のような、学校に戻ることを前提としたフリースクールがあってほしい。高校生も対象とする居場所について、実現可能性も含めた検討を行っていきたい。

5.子育て支援と外出促進について

(髙野委員)

  • 以前住んでいた地域には、歩いて行ける距離に「キッズコーナー」のような居場所があり、外出する動機付けになっていた。箕面市においても、各小学校区で、歩いて行ける距離に、在宅で子育て中の親子が外出するきっかけとなるような施設があれば良い。公園には、乳幼児向けの遊具コーナーが整備されているだけでも良い。
  • 乳幼児期に外出することで、地域社会とのつながりがうまれる。また、実家が遠いなど、日常的に親の助けを得られない家庭が増えており、乳幼児期に出会った保護者同士の関係が、その後の支えの一つになっていると感じる。
  • 在宅で子育て中の親子が孤立しないように、地域社会や同年代の子どもをもつ保護者との交流を行うことができるようにすることが大切だと感じる。

(倉田市長)

  • キーワードは、「同年代の子どもをもつ保護者とのつながり」と「歩いて行ける距離」ではないか。2つのキーワードを追加した方が良い。

2.「教育全体の構成図」について

(事務局)

  • 教育全体の構造図については、次年度に継続して議論していきたい。

(大橋委員)

  • 箕面市としてどのような「子ども像」を目指すのかを明示すべきではないか。何のためにどのような方策をとらなければならないのかを検討できるものであってほしい。

(中委員長職務代理者)

  • 「教育全体の構造図」は誰を対象に作成するものか。

(倉田市長)

  • 「教育全体の構造図」は、教育委員と首長が、教育として所管すべき全体を把握し、箕面市の教育施策に漏れがないか、あるいは、正しい方向に進んでいるかを点検するための一つのツールだと考えている。その上で、項目ごとに、どのような方向で力を入れていくのかを議論したい。その際、大橋委員が言うように、「育ってほしい子ども像に対して、具体的な施策を検討する」との視点は必要である。

 

よくあるご質問

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所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6762

ファックス番号:072-724-6010

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