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更新日:2022年2月3日

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令和3年度第3回箕面市総合教育会議議事概要

日時:令和3年(2021年)12月17日(金曜日)午後1時30分から午後3時

場所:箕面市役所本館3階委員会室

出席者:

【箕面市】上島市長

【教育委員会】藤迫教育長、山元代表教育委員、高野委員、中委員、稲田委員

【事務局】尾川副教育長

(子ども未来創造局)岡局長、浅井部長、藪本副部長、今中担当副部長、小西担当副部長、金城学校教育監、山田センター長、片山副センター長、多々室長、三島室長、高取室長、髙橋室長、松澤室長、濵口室長、田中担当室長、韮澤室長、乾室長、坪田室長

(市政統括)小林市政統括監

  【傍聴者】5名

1.議事内容

箕面市教育大綱別紙<2021>の進捗報告について

  • 配付資料に基づき、事務局より説明

(稲田委員)

  • (1)英語教育の強化によるグローバル人材の育成について、上半期の取り組みにあるイングリッシュ エクスプレッション コンテストは今年から小学校5年生、6年生が参加するようになったんですよね。あと、中学校の教員が小学校に配置されて、いろいろ活用されていますね。これも今年からでしょうか。これら以外にもいろいろ取り組まれているということで、非常にいいなと思っていますが、昨日の読売新聞の夕刊に載っていたんですが、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会というのが11月26日に開催されたみたいなんですね。例えば、最終的にはこういう大会を目指してイングリッシュ エクスプレッション コンテストを開催するというふうにしていけたらいいなと。そのためには、イングリッシュ エクスプレッション コンテストをもっと早く開催しないといけないと思います。高円宮杯全日本中学校英語弁論大会の大阪府の予選が9~10月ごろに開催されるようなので、箕面市ももっと早くにイングリッシュ エクスプレッション コンテストを開催して、箕面市だけで終わってしまうんじゃなく、全国へ出て行けるような大会になれば、子どもたちのモチベーションももっと上がるかなと思います。

(藤迫教育長)

  • 箕面市の英語教育に関する取り組みについては、小学校から中学3年まで、どうやって子どもを育てていくかの見通しをきっちりと教職員に示して、教職員も、今、自分が担当する学年は何を目指してどんなことをしないといけないかというのがわかっていますので、これはいい事例だなと思っています。英語以外でも、こういう一本筋が通った教育ができると、我々がやっている小中一貫教育、もしくは、今話題になっている幼稚園から小学校へのかけ橋の部分も解決できるのかなというふうに思っています。
    イングリッシュ エクスプレッション コンテストについては、急遽、通っている学校から新型コロナウイルス陽性者が出て休校になり、出られなくなった子が2人いたんですよ。想定していなかったので、せっかく楽しみにしていたのに残念だということだったんですが、コンテスト当日の朝から事務局が調整してくれて、オンラインで参加してもらうことになりまして、その子たちは家の玄関から参加してくださいました。急遽でしたが、事務局が頑張ってくれました。

(中委員)

  • (7)児童生徒を誰ひとり取り残さない支援について、いじめの早期発見・未然防止というのがあるんですけども、やっぱり学校内だけで解決するというのはなかなか難しいと思いますし、もっと言えば不登校になる子などは、精神的な面、身体の面でも、病院に行かれることがあると思うんですね。そのときに、病院と連携できたらいいなと私は思うんです。いじめの相談があったときには、病院のほうから教育委員会のほうへ連絡していただけたら、早期発見に繋がるんじゃないかと。学校に行けていない子は、学校に相談するのがなかなか難しいと思いますので、病院との連携を視野に入れていってもいいんじゃないかなと思います。

(藤迫教育長)

  • SOSの出しやすい仕組みについて、これはもう前からずっと言ってるんですけども、1つの方法で提示するんじゃなくて、この方法でもSOSを出せるし、この方法でもできますよ、学校の先生以外の近所の人にも相談できますよというように、複数の方法をしっかり考えていかないとだめなのかなと思っています。

(事務局)

  • 医療連携について、現状、保護者本人の同意のもとに、その子どもの状況について、学校が医療機関に話を聞きに行くというようなケースはあります。そういうことによって学校の対応が大きく変わるということがありますので、連携自体は非常に大事だと思っていますが、もちろん同意のもとで、ということです。一方で、SSWやSCなど、医療機関までいかなくても、専門家が入ることで、専門的な視点で見てもらえるとか、いろいろと話を聞くということもできるので、まずはそういったところからスタートして、医療機関との連携については、あくまでも合意のもとで進めていくような流れでやっております。

(藤迫教育長)

  • 悩ましいのは、学校じゃなくこの人だったら相談できる、でもこのことは学校には言わないでほしい、誰にも言わないでほしいとなったときに、相談を受けた人はそのことを守ってあげないと子どもとの信頼関係が切れてしまうので、その辺が難しい。起きている問題のレベルにもよりますよね。専門的な機関ですから、もうここは危機の寸前だっていうときに、これは口外しない約束だからということにはならないと思いますが。こういったデリケートな相談は、当事者同士の信頼関係で繋がっていくということが大事だと思っています。

(稲田委員)

  • (7)児童生徒を誰ひとり取り残さない支援の部分で、ICTを活用した相談システムの構築を検討しますと書いてありますけども、ICTを活用することも大切なんですが、いろんな窓口、いろんなところからアクセスできる、相談のあり方をもっと研究していただきたいと思います。

(藤迫教育長)

  • 今、考えているのは、今日はちょっとブルーだとか、今日は最高だとか、タブレットの簡単な操作で毎日の気分を登録できたり、本当にSOSを出したい、話を聞いてほしいとかがあったら、対応してもらえるとか。やっぱり1人1台の効果は大きくて、今までできなかったことが容易にできるということなので、それは最大限に、いじめとかこういうことだけじゃなく、使えるものは使っていかないとだめなのかなと思っております。

(上島市長)

  • この間、小中学校を全部回って、改修の実施状況を調査する機会がありましたが、ほとんどの学校でオンライン授業をするための校内ネットワーク環境が整っていません。コロナ禍で需要が高まっているので、当座は移動式のWi-Fiの個数を増やしてほしいです。オンライン授業も途中で途切れたりとか、ネットワークそのものが繋がらないとかいう事象がたまにあるようなので、強化が必要だと思います。

(藤迫教育長)

  • あと1つは、今までは新型コロナウイルスの理由で自宅でのオンライン学習だったんですが、今は収まってきているので、学校の中でタブレットを使って授業しようということで、一斉にやっているんですよね。それで、時々接続が切れる症状が出てきて、その原因がどこにあるのがまだはっきりわかっていません。事務局から説明していただきます。

(事務局)

  • 学校のネットワークについてですが、藤迫教育長から説明があったように現在調査中です。先生が今まで以上に積極的に、普通の授業の中でもタブレット端末を使って授業を行っていることが要因かと思っておりまして、特に、一斉に使うときにどこに負荷がかかっているかを詳細に分析して、ネットワークの増強を図っていきたいと思っています。また、すべての特別教室において、1度にタブレット授業を行うことができない状況になっておりますので、重なりのある授業があったとしても使用できるように、まず、今日申し上げましたように、移動式のWi-Fiを潤沢に学校に整備できるように要求していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

(稲田委員)

  • (2)ICTを活用した情報活用能力の向上について、デジタルドリルを活用した個別最適化学習や持ち帰り学習について書いてあるんですが、デジタルドリルは何の教科があるんでしょうか。

(事務局)

  • デジタルドリルについては、中学校については主要教科の国語、数学、理科、社会、英語の5教科、小学校については国語、算数、理科、社会の4教科が入っております。持ち帰り学習についても同様です。

(稲田委員)

  • ありがとうございます。あと、個別最適化学習について、できる子はちょっと伸ばす、あんまりできない子は底上げを図っていくというようなつくりというか、対応というか、そういう形のものをきちんと入れてもらったらいいなと思いますのでよろしくお願いします。

(藤迫教育長)

  • それもやっぱり1人1台のタブレットになったので、自分がここはできて、ここはできないというようなことがしっかりわかるようになりました。今までは、課題とは言いませんが、よくできる子はつまらない授業で時間を持て余すし、しんどい子はなに言ってるかわからずについていけないという状況で、担任の先生は、しんどい子のフォローをしないといけない、でもやっぱり、時間どおりに授業を終えないといけないというふうに進んでしまう形だったので、授業は授業でやって、授業以外の時間はタブレットを使って、自分の理解度に合わせた学習をするとかいうことを組み合わせることによって、今後はそれぞれの子どもに合った教育ができて、授業がつまらないということも減るのかなと思っています。

(事務局)

  • タブレットの全体教育は小学校は1~6年生まで全員が使えるようになってるんですよね。小学校は小学校、中学校は中学校なので、しんどければ少し学年を超えて戻るとか、そういう学習の仕方もできるようになるということなので、これまでみたいに一律に紙ドリルを渡してやるというような家庭学習ではなく、その子に応じた学習内容でやっていくことになるということで、今はまだそこまでは拡大できてませんけども、定着していくとそういう活用の仕方もできるんじゃないかなと思います。

(稲田委員)

  • 現時点ではまだできないという。

(事務局)

  • そうですね、学年を超えてというところまではできていません。本格的に使い始めたのは2学期からです。

(稲田委員)

  • 間違ったところがあったら、あなたはここが弱い、ここが弱いのは例えば小学校のこの部分が弱いから、そこの問題をもうちょっとやっていきましょうというようなことになるわけですね。

(事務局)

  • そうですね。現時点で、間違えたところは履歴として残り、自分の弱点などがピンポイントにわかりますので、そこだけを振り返ることもできます。学年を超えて戻ったりとか、ここは得意だからもっと先に行くという部分もこのドリルの良さですので、個別に応じた学習を進めていきたいと思っております。

(髙野委員)

  • やっぱり1人1台タブレットになって、本当にいろいろなことができるようになったと思っていますが、このコロナ禍で、授業ができないという状況になって感じたのは、普段の授業もタブレットだけではだめだなというのを授業に入る身として思いました。子どもたちも、タブレットだけで授業していくのは嫌だとずっと言っていたので、両方をしっかり強化していくべきだと。そこで、この前、西小学校に視察に行かせていただいたんですが、教育専門監の指導がすごく大事だなと感じました。教員のみなさんはどのかたもしっかりやってらっしゃると思うんですけど、どうしても、誰かに外から見てもらって、自分の授業を振り返るという機会ってなかなかなくて、逆に授業を見るのもそんなにしょっちゅうやるわけでもないので。ああいう形で授業を見る、見てもらうという学びの場が同時並行にあるというのは非常にいいことだなと思いました。あわせて、そこで見せていただいたのがタブレットを使った授業でして、その後に懇談会をさせていただいたときに、授業に入っていた担任の先生が、タブレットを使うのが苦手だけれども、あえて一緒にやっているんですとおっしゃっていました。そういう人にとって教育専門監の存在が大きいんじゃないかと思います。特に、ICTが入ってきて、小中学校だけでなく高校も1人1台タブレットを持ってる状況で、それを使った授業をしていきなさいというのをどの学校現場でも言われていて、取り入れていかなければいけない。しかも、教科制度もどんどん変わって、授業の教育課程も少しずつ改訂していくなかで、教育専門監のかたがいると、そういう過渡期であっても、遅れることなく進めていけるんだろうなと思います。そのためには、今、小学校だけということだったんですけど、ぜひ中学校にも進めていっていただきたいなと思いました。いろいろ新型コロナウイルスのことであったり、教科ごとの適してる、適していないとかもあると思うので、それはまた現場と相談しながら進めていただきたいです。すごくいい制度だなと思います。

(上島市長)

  • 今は全小学校で2人ですけど、先ほど説明があったように小学校3校に1人置いて巡回するとか、中学校では教科ごとに教育専門監を置いていくなどするということで。これは箕面市の一歩踏み込んだ施策としてすごくいいと思います。昨日、文科省の丸山審議官とお会いしてそんな話をしましたが、今、教員の人事権は箕面市含め豊能の3市2町は持っています。ところが給与権はまだなくて、政令市のみだと。教育専門監のような授業力、指導力に優れた人をどんどん育てていくために、給与権についても府を通じて国に要望を出している状況です。

(藤迫教育長)

  • 小学校の教育専門監はとても優秀だと思っています。授業を見ていてもそうですし、担任をサポートするティーム・ティーチングで入ってもうまくやっています。若い教職員はああこうするのか、こういうときはこういう観点で、子どもとこうするんだなというのがわかりやすく見られるので、自ら教わろうという気持ちになっていくと思うんですよね。やっぱり教わりたいという気持ちがないといけないなと思います。

(上島市長)

  • 今、教職員の世代構成においてミドルリーダーが欠けてるんですよね。まさに教育専門監がミドルリーダーそのもので、そこを作っていく上にも必要だなと思います。

(稲田委員)

  • 中学校の主要5教科プラス体育の1教科で、6名の教育専門監というのはハードルが高い印象を持っています。一気に6人を揃えるのではなく、この教科には、こういう人がいたらいいなとか、順番にやっていくとか。さっきのデジタルドリルのようなことも活用していますし、この教科は、例えばデジタルドリルの強化を進めていくんだと。こっちは教育専門監を育成して、教員の授業力、指導力の向上に努めていくんだと、それぞれ試しながらやっていけばいいかなと思います。書いてあるとおり、教科の壁というのがなかなか難しいと思います。

(山元代表教育委員)

  • 教育専門監の活躍がめざましいということで、ぜひ中学校でも揃えられたらいいなと思っています。今、教育専門監は指導員という形で教育委員会事務局が採用し、市費で働いている、という形でいいんですよね。その形を中学校で、例えば6人をとっていくんだったら、確かに稲田委員の言うとおり、ハードルが高いと思います。府でやっている首席や主任など、いろいろな制度を使いながらうまく組み合わせて、府で払ってもらう分もあって、市で払う分もあって、という形で増やしていけたらいいなと思います。加配がもし中学校で使えるんであれば、どの程度いるのかわからないけれどそこも使いながら教育専門監になっていただいて、進めていければいいなと思います。先ほどの個別最適化の面で髙野委員もタブレットについておっしゃってましたが、小学3年生の孫のタブレット学習の様子を見ていると、デジタルドリルは紙の計算ドリルに勝てていない。タブレット自体はいいものだけど、中身のソフトが貧相です。きっちりと課題認識して、こういう形で足し算、引き算を覚えてとかはやっぱり紙ドリルの方が優れている。漢字もタブレットで書けますが、書きにくいです。小学校低学年のデジタル計算ドリル、漢字ドリルに関しては完全に紙のドリルに負けています。そこはまた教育専門監のかたにやっていただいて、組み合わせてやっていただいて。過渡期だと思うので。ただ、調べ学習についてはタブレットは優れている。小学5年生の孫が、社会で箕面市についてタブレット調べて発表したら、すごく受けたと喜んでいました。例えば理科、社会とか、体育のフォームにしても、そういう形でうまく活用していけたら。算数、国語に関してはソフトが負けているという感じがするので、あまりこだわる必要はないと思っています。あとは、振り返り学習もどんどんやっていけるようになっていくと思いますが、そちらも組み合わせてやっていけたらいいなと思います。
    また、みんな道徳には苦労していると思います。小中学校で道徳を導入するときは盛り上がって、教育委員会で大学の先生を呼んでいろいろ研修を受けたりしましたが、そこからほったらかしにされているのではないかと。きっちりと小中学校がつながって、道徳をどう教えるかというのは非常に大事ですが、今はまだそういうのが見えていません。小中一貫できっちりとやってくれないと、育つものも育たないと思います。そういったところも組んでやっていただけたら、箕面の子どもたちにとってもいいなというふうに思います。教育専門監という制度はすごく有効的だなと思うので、ぜひ中学校にも増やしていただいて、いろいろ組み合わせてやっていただけたら良いと思います。

(藤迫教育長)

  • デジタルドリルや、タブレットを使ったソフトというのは過渡期だと思うので今後もっと進化していくであろうし、算数についても、図形など、目で見て理解する分野ではソフトがだめだということはないと思いますので、進めていけたらと思います。使い手のほうも、ここはタブレットを使う授業、ここは紙ドリル、というような組み合わせ方も試行錯誤していきたいと思います。

(稲田委員)

  • 私も西小学校に行かせていただいたあと、学童保育の話をさせてもらったんですけども、現状として、学童保育が非常に厳しい状況にあると聞いています。

(事務局)

  • 先日、教育委員の皆さんには学童保育の様子を見ていただきまして、今、現場がしんどいという声を聞いていただいたと思います。一番大きな要因として、指導員の不足が生じていることがあげられますので、今現在、人材確保のために近隣の調査をいたしまして、処遇面等の改善を図っていきたいということで協議を進めております。  

(稲田委員)

  • 子どもたちはどんどん学童保育に入ってくる一方で、指導員の離職が非常に多い。なぜかというと、やはり給料が低いんですね。他の北摂地域と比較しても低いようなので、処遇改善をお願いしたいと思っております。指導員が減ることで定員の数も減り、待機児童が発生しかねないという状況らしいので、ぜひ、よろしくお願いいたします。
    また、(8)持続可能な社会に向けた教育の充実について、給食の残食率10%以下を目標としていますが、10%以下という目標はあまりにも低すぎると思うので、ぜひ目標を高く掲げて、5%くらいに設定して活動していくというような形で進めていただきたいと思います。

(上島市長)

  • 幼児教育センターについてですが、先日、大方先生にオンライン講義をしていただいて、保育所・幼稚園の職員が参加しました。今度は、例えば参加者の席をごちゃ混ぜにして、これからの幼児教育にはなにが必要かなどをグループトークしてもらい、方向性を皆さんで見つけ出してもらうような形もいいかと思います。教育委員会事務局が運営方針を作り上げるのではなく、皆さんから、幼児教育センターの方向性はこうあるべきだという姿を示していただく機会も作っていただければと思います。
  • 生涯学習・社会教育について、今年の8月に船場に文化芸能劇場がオープンしまして、オープニングイベントでは0100 DANCEを披露させていただきました。箕面出身の菅田将暉さんの楽曲に合わせて、南流石さんという有名な振付師のかたに振り付けを作っていただき、警察署、病院、高校、介護施設、障害を持つお子さんの会など、いろいろなかたにご参加いただきました。0100 DANCEの目的として、ダンスを踊ることによって健康寿命の延伸を図ります。箕面市の平均寿命は女性が近畿1位、男性が近畿3位(2018年時点)ですが、その平均寿命と健康寿命の差をいかに縮めるかということを検討し、大阪大学の整形外科の教授の中田先生が0100 DANCEを一緒に立ち上げてくれました。関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センターなど、いろいろなヘルスケアの取り組みがありますが、難しいことを言わず、みんなでダンスを踊って元気になろうということで、0歳から100歳まで踊れるダンスというのをスタートさせました。箕面市のホームページで動画を公開しており、踊り方も順番に見られるようになっていますので、いろいろなところで普及を試みていただきたいと思います。
    また、八天石蔵と書いてありますが、これは国の重要文化財で、今、1年に2つずつ改修を進めており、4年間で完成できる予定です。この八天石蔵ををぐるっと回ると27キロメートルほどの距離になりますので、このルートをウォーキングやトレッキングという形で活用し、多くの人に来てもらいたいと思います。

(山元代表委員)

  • 学童保育について、待機児童の問題など、非常に厳しい状況です。「学童保育」という名前がついているのだから、幼児教育センターができたときは、支援員もセンターで研修を受けて、スキルアップも兼ねて、待遇も改善していってほしいです。大阪市には「児童いきいき放課後事業」という、箕面市でいうところの「遊び場開放事業」のような取り組みがあります。学童保育に関しては他市を参考にして、遊び場開放事業も充実と支援員の待遇改善をセットにして進めてほしいと思います。

(上島市長)

  • 遊び場開放事業と学童保育が一体となってやっていくということで、稲田委員から指摘があった処遇については改善が必要だと思います。

(髙野委員)

  • (5)子育て支援と外出促進について、子育て世代の親が外に出る機会、場所の提供というのは非常に大事だと思うんですが、最近の出張子育てひろばの稼働の状況について教えてください。

(事務局)

  • コロナ禍のなかで安心安全に利用していただくために、支援センターが人数制限をしている関係で、出張子育てひろばについては小さな子育て支援センターが公共施設のなかに、というイメージを持っていただくとわかりやすいかと思います。それをできるだけ多く、ということに努めています。1ヶ月に平均13回ほど実施しています。それとともに、ご質問にはありませんが、コロナ禍のなかで、外での出張子育てひろばのようなイメージで、公園のリニューアルの話もありましたが、公園で遊ぼうということで、公園で地域の親子をつなぐ機会をつくる取り組みをしています。外はこれから寒くなったり、天候不順な場合もあるんですが、スタッフと一緒に出かける機会を増やすという形で行っています。

(髙野委員)

  • そういう場をどんどん作っていただきたいと思います。コロナ禍で大変なときですが、やはり公園の整備というのはどんどんやっていただきたいです。やはり、歩いて行けるところにないと、小さい子を連れて行けません。いい公園ができても、車で行かないといけない場所だったら行けませんし、駐車場をどうするのかという話にもなります。私自身、子育てをしているときに、歩いて行けない公園にわざわざ自転車で行くというのはとてもハードルが高いことだったので、歩いて行けるところに、1個でいいので幼児ユニットが欲しいです。大きな遊具じゃなくていいので、あちこちの公園に1個ずつでいいので作ってあげてほしい。そうしたらあそこの公園に行こうか、と出かける機会が増えますし、外の空気を吸うということに繋がると思います。私は子育て中、それにとても救われてきたんですが、申し訳ないんですけども、箕面市に引っ越してきてからそういう公園がなくて、あちこちの公園に幼児ユニットができないまま12年経っています。いつになったらできるのかなと思いながらもやもやしているところです。
    また、(1)スポーツを通じた健康寿命への取り組みについて、いつもは子ども向けのスクールやシニア向けの健康増進のための講座が多く、参加者もその年代が多かったということで、できれば働く世代向けのものも実施していただきたいと言ってきました。今回、親子教室やゴルフ、ダーツなど、私たち世代の興味が湧くような講座が企画されていて、とても嬉しいんですが、それを知る手段が乏しいと思います。もみじだよりに載せても、働く世代は多分見ないと思います。ホームページに載せても、「載せました」というお知らせがないと意味がないと思うので、ぜひSNSを利用して情報をどんどん発信していってほしいです。今、私たちが情報を見に行くのはまさにSNSだと思うので。なにか知りたいと思ったらインスタグラムやツイッターで検索しますし、そういうところに引っかからないと、情報が伝わりません。みんなが使っているツールを利用して、広報につなげてほしいと思いました。

(上島市長)

  • 公園については、教育委員会もそうですが、みどりまちづくり部の公園緑地室と一元化して進めていかなければと思っていますので、力を入れます。2025年の大阪関西万博まで、12の小学校区で優先順位の高い公園を、1箇所ずつ順次リニューアルして、今年度内には唐池公園と箕面西公園をリニューアルします。トイレもきれいにして、今までは外から中にいる人の顔が見えるというふうなつくりでしたが、天窓から明かりをとるようなつくりになります。先ほどおっしゃっていた幼児ユニットについて、すでに作っているところもありますが、0~2歳の子どもが遊びやすい砂場や遊具を置いて、柵で囲うことによって、例えば大きな子どもがボール遊びをしていてもボールが飛び込んでこないよう、しっかりと公園づくりをしていきます。箕面市で子育てしてよかったなと思ってもらうことを目標にしたいと思います。生涯学習の講座等については、SNSでの広報も必要だと思いますので取り組んでいきます。

(藤迫教育長)

  • 情報発信は外せない取り組みだと思います。いつでもどこでも簡単に情報を見られるというのは必須ですので。

(事務局)

  • 先ほど髙野委員がおっしゃっていたとおり、我々も課題意識しておりました。まだ事務担当者レベルでの話ではあるんですが、現在、広報部局との調整をしておりまして、市のSNSがまだ機動的に活用できていないという課題があるということでしたので、それならばもっと活用できるような方策を検討していこうと進めております。

(藤迫教育長)

  • 幼児教育センターの話が出ましたけども、我々が思っているのは、実際、幼児教育センターが立ち上がらなくてもできることはどんどんやっていきたいと思います。研修などは、それこそオンラインで、市立、私立関係なく参加いただいています。「これは幼児教育センターが立ち上がってからやろう」ということでなく、できることについては先取りしてやっていく予定です。

(上島市長)

  • ホットなニュースとしては、コロナ対策と子育て支援と両方に関係すると思いますが、現金の一括給付については、クーポンだと事務の手間も経費もかかりますし、使い勝手も悪いということで、大阪府下の43市町村は全部現金を希望しております。議会で20日にお認めいただくことが前提ですが、15歳以下の子どもがいる家庭に、27日に一括現金給付します。公務員のかた、16~18歳の高校生相当のかたについては、年明けから申請をしていただくというような形になります。速やかに現金給付していきたいと思っております。あまり知られていませんが、来年の3月末までに生まれた子どもも対象になります。そこも併せて、子育て支援にしっかり使っていただきたいと思います。所得の上限を撤廃せよというお声がたくさんあるのは承知しておりますので、ナショナルミニマムとして、国の法改正を要望していかないといけないかと思っています。

(稲田委員)

  • 児童手当について、ぜひとも高校卒業の18歳まで対象にしていただきたいと思っています。

(上島市長)

  • 専業主婦のかたが多かった時代が背景に作られた制度ですね、950万と950万で合わせて1900万貰っている家庭は対象なんですが、夫婦のどちらかが950万以上貰っていたら対象にならないという、制度的な問題があると思うので、国に対してしっかり要望していかないといけないと思っています。

2.資料

 

 

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所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

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電話番号:072-724-6762

ファックス番号:072-724-6010

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