更新日:2018年10月25日

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部門別計画3-1-2

第2節 公共交通機関の整備

1.動向と課題

公共交通は、都市機能の維持・増進を図るとともに、市民が便利で快適な日常生活を送るうえで不可欠なものです。

本市では、各種アンケート調査などで市内の東西間や、南部市街地と北部の止々呂美地域間の交通の利便性に対する不満足度が高く、これらを解消するため、道路や駐車場・駐輪場の整備、バス路線網の充実・強化等を総合的・計画的に進めてきました。

また、民営バスとの役割分担により、保健福祉サービスの拠点施設であるみのおライフプラザを中心とした公共施設等と地域を結ぶ施設送迎型バスとして、1996年(平成8年)から箕面市福祉バスの運行を行い、市民の身近な公共交通機関として定着しています。

今後は、新市街地の形成と連携のとれた広域公共交通の整備と、より安全で安心できる利便性の高い市内公共交通の整備が課題となっています。さらに、地球環境保全の観点から、自動車から排出される窒素酸化物(NOx)等の排気ガスの削減を図っていくため、低公害車の普及や、自動車から鉄道・バスを中心とした公共交通機関の利用促進など、環境への負荷の少ない交通体系を形成することが課題となっています。

2. 基本方針

  • 市街地整備と併せたモノレールや北大阪急行線延伸等の取り組みを進めるとともに、鉄道駅を拠点とした駅前広場、バス路線網の整備を進め、市民が利用しやすい公共交通ネットワークの整備をめざします。
  • 誰もが安心して気軽に利用できるように、公共施設等を中心に市内を循環する公共交通の充実を図ります。
  • 市民の日常生活における各種交通手段に対応した安全で利便性の高い交通体系の確立をめざします。
  • 環境保全の観点から、低公害自動車の普及促進とともに公共交通機関利用への誘導を図ります。

3. 施策の体系

  • (1) 鉄軌道の整備
  • (2) バス路線網の整備
  • (3) 公共交通機関への乗り継ぎの促進
  • (4) 自動車交通の適正化

4. 施策の内容

(1) 鉄軌道の整備

  • 彩都:国際文化公園都市および東部地域から広域的な交通ネットワークに連絡する輸送手段としてモノレール整備を促進します。
  • 北大阪急行線の延伸については、採算性の面から十分な調査検討を加え、箕面新都心の成熟期をめざして具体化に努めます。
  • 阪急箕面線による交通遮断や地域分断が及ぼす影響を考慮し、立体交差等その解決策を検討します。

(2) バス路線網の整備

  • 箕面新都心、水と緑の健康都市、彩都:国際文化公園都市等の新市街地と各鉄道駅などの交通拠点を結ぶバス交通網を、事業主体との協議を行いながら確保します。
  • 福祉バスについては、今後の高齢化や地球環境保全等を視野に入れ、誰もが適正な負担で安心して気軽に乗れる市民交通としてのコミュニティバスへの転換をめざします。

(3)公共交通機関への乗り継ぎの促進

  • 自動車、バイク、自転車など各種の交通手段と公共交通機関とのスムーズな乗り継ぎを図るため、各鉄道駅等における駅前広場、駐車場および駐輪場の整備を進めます。

(4)自動車交通の適正化

  • 信号等交通管制システムの整備充実による自動車交通の円滑化を図るとともに、公共交通への乗り換え、低公害車の普及や交通マナーの向上などを図る啓発活動等を進めます。

【関連計画】

  • 箕面市都市計画マスタープラン(進行中)
  • 箕面市都市交通施設整備基本計画(進行中)

 

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よくあるご質問

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所属課室:総務部財政経営室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6708

ファックス番号:072-723-2096

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