更新日:2018年10月25日

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部門別計画2-1-2

第2節 学校教育の充実

1.動向と課題

情報通信をはじめとする科学技術の高度化などにより、社会のボーダレス化*とグローバル化*が急速に進展し、人々の生活様式や身近な社会環境は大きな変化を遂げてきました。

本市においては、これまで学校教育において、「まちづくりはひとづくり」を基本に、国際化・情報化の進展などへの対応やいじめ・不登校などの新たな教育課題の解決に向け、さまざまな施策を講じてきました。

今後も加速的な変化が予想される21世紀の社会を、一人ひとりが創造的にたくましく生きるためには、基礎・基本の学力の定着を確実なものとするとともに、社会の変化に主体的に対応できる資質と能力や、感動する心、正義感など、豊かな心を身につけることが一層求められます。

こうした中で実施される2002年(平成14年)からの完全学校週5日制に伴い、子どもたちの課題解決能力を育成するために実体験を重視した「総合的な学習の時間」が設けられます。これまでの本市の学校における先駆的な実績のうえに立ち、地域の人材を活用するなど、特色ある教育活動を展開し、地域に根ざした開かれた学校づくりをさらに推進していくことが可能となります。

子どもたち一人ひとりが社会に貢献しながら充実した人生を歩めるよう、教育内容にゆとりを持たせ、子どもたちの個性を伸ばし、自己を表現する力や生きる力を育んでいくことのできる柔軟な教育活動を学校・家庭・地域が相互に連携しながら着実に進めていくことが重要な課題となっています。

2.基本方針

  • 基礎・基本の学力の確実な定着を図るとともに、個性を重視したゆとりある教育活動のなかで、子どもの生きる力を育む教育、心の教育の充実をめざします。
  • 学校・家庭・地域が一層連携・協力し、特色ある教育活動を展開します。
  • 教育環境の整備に努めるとともに、教職員の資質向上を図ります。

3.施策の体系

  • (1) 一人ひとりの豊かな人間形成に向けた教育の充実
  • (2) 開かれた学校づくり
  • (3) 教育環境の整備充実

4.施策の内容

(1) 一人ひとりの豊かな人間形成に向けた教育の充実

魅力ある教育活動の展開

  • 「自ら学び自ら考える力」を育てるため、特色ある学校づくりを進め、教科や学校行事、時間割等について教育課程の創意工夫や改善に努めます。
  • 中学校においては、生徒の興味・関心に応じた選択学習の幅の拡大を図ります。また、将来の進路を考え、働くことの意義・意欲を体験・体得できるよう、職場体験学習を拡充します。
  • 保育所・幼稚園と小学校、中学校と高等学校の相互連携を一層進め、子どもの豊かな人間形成に向けた教育の充実を図っていきます。

教育内容等の充実

  • 基礎的・基本的な学習内容の確実な定着を図ります。同時に、教科・領域を越えた総合的な学習を充実し、考える力と個性を伸ばす教育を推進します。
  • 学校・家庭・地域の連携により、子どもが自らを律しつつ他人と協調し、思いやる心、感動する心など、豊かな心を育む教育を推進します。
  • 全ての子どもの自己実現と豊かな人間関係づくりをめざす人権教育を総合的に推進します。

(2)開かれた学校づくり

学校と家庭・地域との連携の推進

  • 学校の教育方針を保護者・地域に十分説明するとともに、学校協議会を設置し、保護者・地域の協力を得て、より開かれた学校運営を推進します。

地域の教育力の活用

  • 子どもたちが地域住民から様々な考え方や生き方を学ぶ授業、あるいは地域に出かけて学ぶことなどを通して、地域に誇りと愛着を感じる心を育むため、地域教育協議会を設置し、教育コミュニティを形成します。

学校の自主性・自立性の確立

  • 校長のリーダーシップを確立し、特色ある学校づくりを進めます。また、地域住民の信頼に応えるため、積極的な情報の公開に努め、学校運営の透明性を高めていきます。
  • 学校教育活動が子どもや保護者のニーズに対応しているか、学校自らが自己評価を行い、教育活動の充実を図ります。

(3) 教育環境の整備充実

学習に適した施設整備

  • 既存の施設等をできる限り活用することを前提に、校舎・設備・教材の整備に努め、安全で学習に適した学校づくりを進めます。

学校規模の適正化

  • 大規模な市街地の整備に伴う人口構成の変化や児童・生徒数の推移を見極めながら、学校規模の適正化をめざします。

教育センターの充実

  • 教職員の意識改革や資質の向上を図るための研修を充実していきます。
  • 各学校における教育活動を支援するため、教育関連の情報の収集・発信や教育相談など、教育センターの機能を充実していきます。

【関連計画】(仮称)箕面市教育改革プログラム(策定中)

 

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