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夏場の水分の補給はとても大切です。
夏になって気温が上昇してくると、体調を維持するために体は汗をかいて体温を調節します。汗をかいたまま水分を補給せずにいると、気分が悪くなったり熱中症になったりします。体の機能を維持するためにも、のどの渇きを覚える前にこまめに水道水で水分補給をしましょう。
体内の水分量は成人で体の60%程度と言われています。体重が60キログラムの成人男性の場合、およそ36キログラムが水分になります。体重の1%程度を失っただけで脱水状態となり、4~5%を失うとさらに体温が上昇し吐き気や頭痛など熱疲労(熱中症の一症状)の症状がでます。
人の体からは寝ているだけでも皮膚からの蒸発や呼吸により水分が失われていきます。起きているときには排尿によって失われる水分に加え、運動による発汗量の増加やお風呂に入っているときの発汗などが加わります。このようにして成人一人あたり1日に失う水分の量はだいたい2.2から3.7リットルと言われています。
体から失われた水分を補給するには、まず水を飲みましょう。寝汗や軽い運動の発汗によるものの場合、冷やした水がもっとも効果的と言われています。また朝一番にコップ1杯程度の水を飲むと、睡眠中に汗となった水分を補給し、血液をサラサラにするなど、体のバランスを整えるのに効果があるといわれています。
水は一気に飲まずにゆっくりと飲みましょう。補給する量は食事などで補う分もありますので、1日に失われる量のすべてを飲む必要はありません。
夏場に外で運動や作業をしていると水分が不足して熱中症にかかることがあります。熱中症になると意識障害などを引き起こすこともあります。水を補給して十分に対策を講じましょう。
風呂上がりのビールはおいしくて水分補給も同時にできると思われがちですが、ビールに含まれるアルコールには利尿作用があり、飲んだ分よりも1割ほど多くを尿にして体外に出してしまいます。同じようにお茶・紅茶・コーヒーにも利尿作用があります。水分補給で飲むときにはその前後に水を少し飲みましょう。
上下水道局では、みなさんに安定して安心な水をお届けするために、24時間体制で水道施設を監視したり、定期的に水質検査を行うなど、水質管理に努めています。
そのため、水道水は蛇口からそのままでも安心して飲んでいただけます。
水がおいしく感じる条件の中で一般的に影響が大きいといわれているのが水温です。
水道水をさらにおいしく飲むためには、水温を20度以下(適温は10度から15度程度)に冷やして飲みましょう。この夏はぜひとも水道水で水分補給をしましょう。
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