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更新日:2021年6月14日

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【議事録】第3回準備会面市の公立幼稚園及び公立保育所の運営のあり方に関する検討会議

日時:令和3年(2021年)5月20日(木曜日)午前10時から午後0時1分まで
場所:委員会室
出席委員:中嶋座長、田中副座長、村川委員、尾﨑委員、中西委員、藤田委員、川上委員

1 第四次箕面市子どもプランの確認について

(説明および質疑に対する回答は子ども未来創造局)
(人口推計資料の説明は議会事務局)

  • 令和2年の0~5歳児人口を子どもプランの計画値と実数とで比較すると、計画値より173人少ない現状であるが、乖離が起きているということか。(中嶋)

保育ニーズ自体は増えており、令和2年度実績では子どもプランで想定した利用意向率のずれは生じていないため大きな乖離はないと考える。ただし、人口は減っているので幼稚園で空きが生じている現状もある。幼稚園教育のみの希望者は減っている。

  • 人口が減っているなか、子どもプランでは保育施設を増やしていくとしているのは、保育所ニーズが増えて幼稚園ニーズが減っているという考えかたでよいか。(藤田)

女性の就業率の増加に伴い、近年特に1・2歳児の保育ニーズが高まっている。こういう現状を踏まえると、今後幼稚園ニーズが減っていくと予想される。

  • 子どもプランの「保育所・幼稚園児童数の推移」(p49)をもう少し詳しく説明してほしい。(川上)

私立幼稚園の認定こども園化が進んできたため相対的に幼稚園児童数が減ってきており、保育所児童数は施設整備に伴い増えている。

  • 幼稚園のみを経営しているところは児童数が減ってきているが、認定こども園は増えている。認定こども園で保育だけではなく幼児教育を希望する保護者が多いと認識してよいか。(川上)

幼稚園教育と保育の両方を必要とする保護者が増えているという印象。

  • 幼稚園、保育園、認定こども園1号及び認定こども園2・3号を希望するかたのそれぞれの違いは何か。(藤田)

費用負担面、給食(自園調理か外部搬入)、保育時間、土曜日保育の有無で選ばれていると考えられる。

  • 保護者の勤務形態に合わせて選ばれているという色が濃く、保育・教育の内容を見て選ばれているという色は薄いと考えてよいか。(藤田)

教育内容を見て選ばれるということもあると考えている。

  • 保育園児と幼稚園児が1つの園で一緒に生活を送る認定こども園と幼稚園、保育園とでは何が違うか。(藤田)

保育園は就労要件があるため、仕事を辞めたらそこに通えなくなってしまうが、認定こども園だと途中で就労状況が変化しても通い続けられるというところが魅力と考えられる。

  • 認定こども園の先進事例があまりないのが現状。保護者にとっては幼稚園教育と保育所の機能が一体化しているのが理想であり、今後、認定こども園が普及していくことによって魅力がさらに明らかになっていくと考える。(中嶋)
  • 小中学校と連携しているのは幼稚園教諭のみなのか。(川上)

公立の場合は幼稚園のみ。研修などは保育士も参加することはできるが、時間的な制約で参加できない場合が多い現状。

  • 公立の幼稚園教諭と保育士の研修はどのように行っているのか。また人事交流はあるのか。(中嶋)

全体研修は一体的に行う。箕面市は採用条件が幼稚園教諭及び保育士の両方の資格を有していることであるため、幼稚園・保育所間での異動もある。

  • 育休復帰後の働きかたは変わってきているのか。(田中)

新制度では1日あたりの就労時間が4時間以上であれば保育所に入れるため、時短就労での復帰が増えている。

  • 年度途中の待機児童を解消しようとすると、子どもプランの保育施設整備計画より増えるという認識でよいか。(田中)

子どもプランは年度末の必要量で作成している。

  • 今後、人口減が予想されるが、保育施設を増やしていくのか、見解は。(村川)

増やすことには慎重になっている。整備はしたが保育士体制が整っていないために定員を下げていることもあるので、まずは保育士確保を徹底していきたい。その上で足りない分は地域ごとに見極めて整備が必要と考える。

  • 人口推計作成にあたり、船場地域の人口の張り付きなどは加味したのか。(中西)

加味していない。資料は、あくまで減少率の目安としてみてほしい。(中嶋)

今後の議論のポイントと各委員の意見

ポイント-1

保育ニーズは増えるが、人口減と予想されるなかで、今後、ニーズの上昇に応じて保育施設整備を進めていくという子どもプランの方針が成り立っていくのか。どういうポイントで考えていくべきものと考えるか。具体的にどんな施設形態、規模のものが必要と考えるか。

藤田

保育園育ニーズ増→子どもプランの計画通りでよい。
幼稚園ーズ減、人口減と予想→経営が厳しくなっていくため、幼稚園型の認定こども園が増えていくと考える。

村川

支援児などの受け入れの要として公立幼稚園の重要性を感じる。公立幼稚園はニーズに合わせて残していく方向を模索していくべきと考える。緊急・一時保育の受入枠の確保は公立の機能として果たすべきものであるので、府内他市の公立認定こども園について調査していきたい。

尾﨑

幼稚園教育は縮小していかなければならないという印象を持つ。


川上

公立の認定こども園がよいと考える。幼児教育のニーズが高いという意味で認定こども園型がよく、さらに小中学校との連携を強化していくためにも公立の認定こども園が理想。どのような家庭環境の子どもであっても最低限の就学前教育を受けることができるようにという視点をもって、本市の公立の就学前教育のあり方を考えたい。

中西

本市がこれまで培ってきた公教育や就学前の支援のあり方の再検討が必要。現在、何が求められているのかという点を押さえておきたい。また、教育・保育の質も見ていく余裕ができると思うので、同時に考えていくべき点であると考える。公立幼稚園の3年保育ということも視野に入れて、いろいろな選択肢があるべきであると考えるので、そのような視点で議論していきたい。

田中

幼児教育ニーズ増、保育ニーズ増をどう考えていくかをポイントとして、今後の施設整備や形態のあり方を考えていきたい。

中嶋

幼稚園・保育所の再編は考えていくべき課題というのは共通認識としてあると感じた。再編を掲げる改革プランに対する議会の意見をどう取りまとめて伝えていくかが重要であると改めて感じた。


ポイント-2


保護者の幼児教育・保育ニーズをどのようにとらえるか。さまざまな意見の聴取ができるという議会の強みを生かしたいので、保護者からの意見などがあれば出してほしい。

川上

私立幼稚園に入園希望で、2歳から慣らし保育に行っていたが支援が必要であるため入園を断られた。その後はあいあい園に通い、4歳から公立幼稚園に通うことになったという実例があると聞いている。

村川

本当は保育園に入園希望であったが、入園金など費用負担が大きいこども園しか空きがなく仕事復帰が迫っていたために仕方なくこども園に入園したという保護者が大勢いる。


ポイント-3

支援児の受入の要であるという側面と、もう一つ重要な側面として、公立が供給量の調整弁としての機能をもつという視点でも考えていきたい。


その他の質疑・意見

  • 箕面市の幼稚園を認定こども園にした経緯は。(藤田)

現在市内の認定こども園は幼稚園型が3園、幼保連携型が3園ある。幼稚園型の1園はひがし幼稚園の民営化に伴いこども園化し、幼保連携型の1園は箕面森町に市が誘致したもの。残りの4園は国のこども園化を進めていく流れのなかで独自に判断されこども園化された。

  • 幼稚園ニーズ減・保育ニーズ増の流れのなかで、存続していくために私立幼稚園は認定こども園化していくと考えられるか。(藤田)

こども園化を進めていく国の流れのなかで、制度的な優遇などがあり、一定その方向に進んでいくのではないか。また、各市町村の私学連盟でもこども園化していくというスタンスであるということは聞いている。(中嶋)

  • 供給量の調整弁が公立の重要な役割ということであったが、私立でもこども園化することで、幼稚園面と保育園面のバランスを調整することが可能になると考えるので、調整弁としての役割が果たせるのではないか。(藤田)
  • 今後、私立幼稚園の認定こども園化が進めば、保育の質の問題も出てくる。市にチェック機能はあるのか。(中西)

認定こども園も市が監査する対象であるが、細かいところまでは把握しきれない。箕面市として公立・私立問わず、質の可視化を進めていくことも課題。

  • 私立幼稚園の認定こども園化が進むことで、保護者の費用負担が増えるのではないかと心配。保護者のニーズに答えられるように整備を進めていけるように研究していきたい。(村川)
  • 現状では3歳からこども園に入るのが難しいということがあるので、何歳であっても受け入れられる体制を作っていくべきであると考える。今後、公立の認定こども園をどのようなものにするべきかを考えたい。(川上)

2 その他

 今後のスケジュール(予定)

  1. 当該会議設置の議案を5月31日本会議(第1日)で上程。
  2. 議決後、6月8日検討会議を開催し参考人の決定を行う。
  3. 議長名で参考人に会議出席依頼を通知。
  4. 6月後半に参考人意見聴取を行う。
  5. 提言のとりまとめ(7月末を目途)のための検討会議を開催する。

検討会議の資料

今回の人口推計の資料を基に、子どもプランの修正版を作成し共有する予定

 

 

 

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所属課室:議会事務局議事室

電話番号:072-724-6705

ファックス番号:072-724-1568

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