更新日:2023年2月27日

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四天王の八天石蔵

四天王

四天王は、もともとは古代インドでのほかの宗教神でしたが、仏教に取り入れられ仏の守護神となりました。須弥山の第4層で如来・菩薩の領域と人間との中間に位置し、仏法、仏法に帰依する衆生、国家を守護するといわれています。密教では、一般的に四天王として表され、東に持国天王、西に広目天王、南に増長天王、北に多聞天王が配されています。四天王は甲冑に身を固め邪鬼を足下に踏む姿で表現されています。

多聞天王の石蔵

八天丑寅方多聞天王石蔵

  地図番号2(N34.878421,E135.4949744)  到達難易度2

  泉原村と高山村、他領との境界で勝尾寺の丑寅方(北東)に位置し、大阪北摂霊園八天の森バス停前の斜め北西のゲートを入り、階段を上ったところにあります。

多聞天王  

  真言 オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ  梵字 バイ

 多聞天王は、生前の釈迦の教えを聞いており、釈迦から自分が亡くなった後に仏法を守護するように託されたといわれており、四天王の一尊として北方を守護し説法道場を守っています。一般的に武将姿で赤色の甲冑と天衣をまとい、手には鉾、又は宝珠、宝塔をもち、憤怒相の姿で表されます。ちなみに、武勇や技芸に優れた4人が「○○四天王」と呼ばれるのは仏教の四天王から来ています。聖徳太子が物部氏との戦いで戦勝祈願をしたのが四天王です。

独尊として扱う場合は毘沙門天王と呼ばれており、七福神の一尊としても数えられており、財宝と福徳を授け、戦いを守護すると言われ、崇拝されています。

埋納されていた仏像  像高17.4センチメートル 総高26.0センチメートル 外容器胴径27.7センチメートル 総高35.5センチメートル

最寄りの文化財など  金剛夜叉明王石蔵は園内10区と豊能町道と府道を通り約3.0キロメートル、降三世明王石蔵は東海自然歩道と自然歩道を通り約1.0キロメートル

持国天王の石蔵

八天辰巳方持国天王石蔵

  地図番号4(N34.8662463,E135.4988459)  到達難易度3

  粟生村との境界で勝尾寺の辰巳方(東南)に位置し、勝尾寺園地内北東の小道を進み展望台のすぐ横にあります。

持国天王

  真言 オン・ヂリタラシュウタラ・ララ・ハラマダナ・ソワカ  梵字 ヂリ

  持国天王は、四天王の一尊として東方を守護し仏法を守るとされています。一般的に武将姿で青色の甲冑と天衣をまとい、憤怒相で手には刀、宝珠をもち、足下には鬼を踏みつけている姿で表されています。

埋納されていた仏像  像高18.8センチメートル 総高27.9センチメートル 外容器胴径29.5センチメートル 総高35.5センチメートル

最寄りの文化財など  勝尾寺は自然歩道を通り約1.0キロメートル、降三世明王石蔵は自然歩道を通り約1.6キロメートル、軍荼利明王は旧参道を通り1.4キロメートル持国天

増長天王の石蔵

八天午未方増長天王石蔵

  地図番号6(N34.8627434,E135.4885414)  到達難易度2

  萱野村との境界で勝尾寺の午未方(南南西)に位置し、自然研究路5号線西端から階段を上り、分岐する小道を下ったところにあります。

増長天王

  真言:オン・ビロダキャ・ヤキシャ・ヂハタエイ・ソワカ  梵字 ビ

  四天王の一尊として南方を守護し仏法を守る。一般的に武将姿で赤色の甲冑と天衣をまとい、手には戟、または剣をもち、憤怒相の姿で表され、足下に邪鬼を踏みつけ、左手に戟(げき)を持ち、右手を腰に当てた姿に表されています。

埋納されていた増長天王尊像  像高18.5センチメートル、総高27.6センチメートル、外容器胴径28.8センチメートル、総高34.5センチメートル

最寄りの文化財など  勝尾寺は自然研究路5号線を通り約1.0キロメートル、大威徳明王石蔵は自然研究路4号線を通り約2.1キロメートル、しらみ地蔵は自然歩道を通り0.6キロメートル増長天

広目天王の石蔵

八天酉戌方広目天王石蔵

  地図番号8(N34.8681664,E135.4813466)  到達難易度1

  止々呂美村との境界で勝尾寺の酉戌方(西北西)に位置し、清水谷園地の向かい側、箕面川沿いにあります。

広目天王

  真言 オン・ビロハキシャ・ノウギャ・ヂハタエイ・ソワカ  梵字 ビー

  四天王の一尊として西方にあって仏法を守護しています。一般的に武将姿で黄色の甲冑と天衣をまとい、足下に邪鬼を踏みつけ、手には絵巻や筆、又は三叉戟、索、鉾などをもち、憤怒相の姿で表されます。

埋納されていた広目天王尊像  像高18.5センチメートル、総高27.3センチメートル、外容器胴径29.1センチメートル、総高35.7センチメートル

最寄りの文化財など  開成皇子陵墓は自然研究路8号線と東海自然歩道を通り約1.8キロメートル、大威徳明王石蔵は府道(ダム沿い)を通り約2.5キロメートル広目天

よくあるご質問

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所属課室:子ども未来創造局郷土資料館 

箕面市箕面6-3-1

電話番号:072-723-2235

ファックス番号:072-724-9694

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