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更新日:2024年11月28日
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町石は、旧西国街道の新家分岐からまっすぐ勝尾寺へと続く旧参道沿いに点在しています。
新家分岐には勝尾寺鳥居があり、足元には三十六町石があり、ここから勝尾寺山門までちょうど1里(約4キロメートル)あります。
このうち、勝尾寺山門の下乗石から七町石までの鎌倉時代に建てられた空輪・風輪・火輪・水輪・地輪から成る五輪町石塔婆の形をしており、町石には願主の名前と梵字が彫られており、勝尾寺文書に「宝治元年十一月此、町卒都婆立之、月輪ノ梵字者天王寺人書也。其比東西坂一町ツゝ人別二」という記録が残されていることから、鎌倉時代の宝治元年(1247年)11月に建石されたものと考えられており、鎌倉時代の文永2年(1265年)に建石された和歌山県高野山の町石塔婆よりも古く日本最古の町石として国史跡に指定されています。
日本最古の町石
勝尾寺山門前にあり、地輪だけとなっている。願主は砂門慶賢、梵字はバンが彫られている。なお、高野山の百七十七町石塔婆に沙門慶賢とあり、関連も考えられる。なお、この町石は幕末期に追刻され道標の役割ももたされていたようです。
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