箕面市 > 産業・まちづくり > 入札・契約 > 指定管理者募集状況(終了分) > 箕面市立障害者福祉センターささゆり園指定管理者候補者の選定結果について
更新日:2024年12月16日
ここから本文です。
指定管理者候補者:社会福祉法人あかつき福祉会
評価項目 |
社会福祉法人 あかつき福祉会 |
A.提案金額に関する評価 |
50.0/100 |
B.応募者に関する評価 |
80.0/100 |
C.提案内容に関する評価 |
76.8/100 |
合計(A+B+C) |
206.8/300 |
事務局より下記のとおり説明を行った。
(応募法人)1者(社会福祉法人あかつき福祉会)
(当日の進行)プレゼンテーション10分、ヒアリング30分で実施
(評価方法)書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングにより採点を行う。
A.提案金額に関する評価(100点)
B.応募者に関する評価(100点)
C.提案内容に関する評価(100点)
合計(A+B+C)300 点で採点する。
社会福祉法人あかつき福祉会
(質問)苦情解決システムについて、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員として、具体に職員等の配置をしているか。
(回答)苦情解決責任者は各所属長を充てている。苦情受付担当者は専任ではなく、苦情の内容によりその都度担当者を決めている。第三者委員は苦情相談員として、障害者関係団体から選任いただいている。
(質問)虐待防止研修について、他市では、全国展開事業者による虐待事件も起きているが、そうした背景や具体の事例を研修で取り上げているか。
(回答)毎年1回虐待防止研修をしており、他施設での具体的な発生事案をケーススタディし、虐待の原因等を考える研修を行っている。
(質問)研修計画に基づき、内外部で積極的に取り組んでおられるが、中堅職員や新入職員など、経験レベル等に応じた研修内容になっているか。また、伝達研修などの工夫はしているか。
(回答)職員の雇用形態は、臨時職員・支援職員・正規職員と3区分あるが、共通の研修としては、採用時及び採用半年後の研修、また毎月のeラーニング研修を実施している。支援職員・正規職員は、階層別研修として、大阪府社会福祉協議会の研修プログラムを、頻度を決めて受講している。また、正規職員については、半年に1度、外部講師を招き、経営・マネジメント・防災等の研修を実施している。このように、職員の雇用形態や経験レベルに応じた研修に取り組んでいる。伝達研修としては、受講者が報告会を行うこととしており、毎月1回の人材育成プロジェクトチーム会議で、各現場主任から研修受講状況と報告会の実施状況を報告し、確認している。
(質問)施設入浴サービスは、通所者以外のかたが対象だが、希望者すべてに対応できているのか。
(回答)施設入浴サービスは夕方に実施しており、現在は7名が利用されている。回数は週2回までとし、訪問入浴など自宅でのサービス利用の状況などをふまえて、優先順位を付けて対応している。人員体制は、登録スタッフに加えて、生活介護スタッフが勤務時間外に対応しているため、マンパワーの状況により、受入ができない場合もある。
(質問)ささゆり園は古い施設だが、老朽化により使いにくい部分はないか。市とはどのように協議しているのか。
(回答)市とは毎年および故障等発生の都度協議を行い、設備や物品を修繕・更新している。
(質問)新規の利用希望の状況はどうか。
(回答)医療的ケアが必要な利用者の受け皿が少ないため、ニーズは高いと考えている。人工呼吸器使用、気管切開、経管栄養が必要なかたが非常に多いため、利用者の状況に応じ、看護師体制の充実を進めてきた。
(質問)就職困難者の採用予定が示されているが、既に採用の経験はあるのか。
(回答)既に複数の職員を採用している。
(質問)職員の給与は、最低賃金を基本給で超えているのか、処遇改善加算を含めて超えているのか。
(回答)基本給で最低賃金を超えている。
(質問)苦情処理について0件となっているが。本当に0件だったのか。
(回答)利用者のご家族からは、日常的にご意見や苦情をいただき改善に取り組んでいる。ここで件数を計上しているのは、正式な申立により苦情処理手続きを行ったものであり、0件だった。
(質問)過去に労働基準監督署の指導を受けたことがあったと思うが、改善状態は今も続いているのか。新たな問題や是正指導などは受けていないか。
(回答)過去に指導を受けたものについては、既に改善しており、最近調査や指導を受けたことはない。
(質問)パワハラやセクハラの相談体制はどうしているか。職場の風通しや働きやすさという面で、特に取り組んでいることはあるか。
(回答)相談窓口として、各部門に男女職員をそれぞれ配置している。また、大阪府社会福祉協議会が作成している職場風土診断アンケートを活用し、毎年1回、全職員に無記名でアンケートをしている。集計結果は経年で比較し、各チーム・部門・施設別で分析し、各現場で施設長が中心となって、解決策を話し合い改善に向けて取り組んでいる。
(質問)職場風土診断アンケートで、近年の回答の傾向や特徴はあるか。
(回答)職員が退職した後に、なかなか職員が補充されず忙しいという意見が多い。職員確保については精一杯努力しているが、十分に解決できず申し訳ないと感じている。
(質問)災害用備蓄品の数量は利用者分のみか、福祉避難所分も含まれているのか。また、その分の備蓄対応は可能か。
(回答)現状では、利用者と職員用の3日分を備蓄している。今後、市との協議により、避難者用の備蓄に対応することは可能。
(質問)指定管理期間が10年になることで、できるようになることやメリットは何か。
(回答)10年間となることで、利用者の個別支援計画の検討や外部専門家への相談、また日々の活動やコミュニケーションについても、長期的な計画をもって利用者と向き合い支援していくことができる。
(質問)令和5年度の第三者評価で85%の項目はA評価だが、15%はどのような評価だったか。
(回答)残り15%はB評価で、研修生受入マニュアルについて、対象者ごとのプログラム設定の指摘や、設備について、トイレや風呂が古く設備が不十分等の指摘だった。
(質問)BCP訓練はどのような内容で実施したのか。
(回答)BCP訓練は、職員とともに、倉庫の備蓄物品の内容と使用方法の確認や、施設内の危険箇所点検と対応策の検討を実施した。
(質問)虐待セルフチェックについて、直近の実施結果はどうか。また、虐待防止・サービス向上委員会では、どのような意見が出ているか。
(回答)セルフチェックは半年ごとに実施している。5年前と比べると点数は90%以上まで向上し、最近はゆるやかに上がったり下がったりしているが、下がった場合は対策を検討している。向上委員会には、当事者ご家族にも参加いただいているが、例えば「利用者を『ちゃん』づけで呼んだことがある」という回答が少数でもあった場合、個別に職員を指導するべきとのご意見をいただくことがある。ただ、セルフチェックは率直に書いてほしいため無記名としており、職員指導は全体に対して行い、改善を図っている。
(質問)職員の離職率や定着率はどうか。
(回答)離職率は5~10%程度であり、低い数値で推移している。本法人は、健康経営優良法人の認定を取得しており、これを対外的にアピールするとともに、法人内でも職員に対して周知し、働き続けたい職場となるよう努めている。
(質問)どのような職員採用方法をとっているか。
(回答)ハローワーク、インターネットなどの求人媒体、厚生労働省の適正認定を受けた派遣会社などを活用している。
採用試験は、施設長面接や実技、適性検査などを組み合わせて実施している。
(質問)育児休業や産休を手厚くするほど、その間の人材をどう確保するかという課題があるが、そうした場合の職員補充はできているのか。
(回答)期間限定の場合、直接雇用は難しいことから、派遣職員で補充することが多い。
的確に受け答えされており、長く安定的に運営をされていることからも安心感を感じた。施設の老朽化や限られた予算の中でよくやっている。法人としての歴史があり、障害者団体や地域との交わりもある。地域に密着した法人にきっちりと事業をしてもらえるのが良い。育児休業や産休取得などの増加に伴い、派遣職員を代替として雇用する事業者が増える傾向にある。休業期間中の対応として致し方ない面はあるが、直接雇用の可能性も含め、指定管理施設としての今後の雇用形態のあり方について検討するべきではないか。保護者からの評価は概ね高く、当該候補者に対する信頼は厚い。
選定会議の結果をふまえ、候補者として適当であると認められるため、市として社会福祉法人あかつき福祉会を指定管理者候補者として選定します。
よくあるご質問
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください