箕面市立多文化交流センター指定管理者候補者の選定結果について
選定会議の開催状況
1.開催日時:令和4年(2022年)9月28日(火曜日)午前10時30分から11時30分
2.開催場所:箕面市役所別館6階第3会議室
3.構成員:
- 巣組悦子(総務部副部長)
- 小西二朗(人権文化部副部長)
- 本田敦(市民部副部長)
- 水谷晃(健康福祉部副部長)
- 濵口悟(子ども未来創造局担当副部長)
4.事務局:人権文化部文化国際室
選定結果について
指定管理者の候補者
選定会議の議事概要について
審査対象施設等について
対象施設の概要及び箕面市立多文化交流センター(以下、「センター」という。)の設置経過を説明。
審査基準等について
センターの設置経過や国際色豊かである地域性等も勘案し、かつ箕面市立多文化交流センター条例(以下、「条例」という。)において、センターの指定管理については公募による選定になっていないことから、条例第4条に基づき、現在の指定管理者である公益財団法人箕面市国際交流協会(以下、「国際交流協会」という。)に対し事業計画書等の提出を求めた。
国際交流協会より所定の書類が提出されたため、条例第4条第2項の規定に基づき、条例に示された管理基準を満たしているかどうかについて審査する。
「指定管理者制度の運用にかかる指針」にある審査基準を準用し、合議制により総合的に判断する。
主な質疑について
- 船場地域・西部地域での活動について
- 多民族フェスティバルについて
- 外国人防災アドバイザーについて
- 指定管理料について
選定会議における意見
事業計画に関する事項
-
外国人防災アドバイザー育成事業、多民族フェスティバル開催事業など、異なる文化や言語的な背景、それぞれの個人が持つキャリアやスキルなどを活かして活躍する場を地域の中に創出するといった活動を通し、国籍を超えて地域で暮らす多くの市民が協働できる多文化共生社会の実現に取り組む 姿勢は高く評価できる。
- 2021年4月に船場地区に大阪大学新箕面キャンパスが開学したことを受け、大阪大学と協定を締結し、大学キャンパス内に学生・留学生と地域住民との交流の場を設けるなど、外国籍住民の中部地域への移転と新駅開業に向けた市内公共交通網の再編のなかで、船場地区が新しいハブとなることを見据えた活動に取り組む姿勢は評価したい。
- これまでの実績・課題も踏まえた事業計画がなされている。
提案金額に関する事項
- 今期の指定管理業務に係る実績をベースとし、次期指定管理期間中に実施する事業を実現するための基盤となる経費等を適切に見込んだ上で、妥当な指定管理委託料の提案がなされている。
団体そのものに関する事項及び施設管理に関する事項
- 実情に応じた危機管理防災マニュアルや個人情報等の取り扱いに関する規定など、必要不可欠な法やマニュアル整備がなされている。
- 外国人市民の防災について、今後は他の避難施設、市の所管施設である市民安全政策室等と連携を取りながらより良い防災ネットワークを構築してもらいたい。
- 地域日本語学習推進事業や外国人市民のための生活相談事業、外国人市民への保健・医療サポート事業、多言語情報発信事業など、言葉や制度、文化などの違いによる社会的な障壁をなくすための取組を行ってきた実績がある。
- 多国籍な背景、多言語のスキルを持つ職員が配置されるなど、市内・府内を見回しても、他の同種団体以上の能力を有していることがうかがえる。また、多民族フェスティバルなど、近隣の市民や事業者などとともにイベントを作り上げるなど、地域との信頼関係を着実に築いている実績があり、市が求め る国際交流、多文化共生の推進において適切な団体である。
結論
上記の意見からも、またこれまでの9年間のセンター運営の実績、及びセンターの設置目的と一致する国際交流協会が管理運営することで、効果的で効率的なセンター運営が期待できる。
よって、公益財団法人箕面市国際交流協会が指定管理者候補者として適任であるとの結論に達した。
議事概要(PDF:156KB)