更新日:2018年10月25日

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第9回市民会議議事概要

「分科会の活動状況を共有しよう!」

日時:平成19年11月28日(水曜日) 午後6時30分から9時まで

場所:職員会館 2階集会室

出席者:市民19人(欠席20人)、サポートスタッフ10人、事務局9人、コンサルタント2人

1.事務局からの経過報告

世話人会の設立経過について、事務局から報告をしました。

新しく市民会議に参加されたかたに自己紹介をしていただきました。

2.世話人会からの報告

代表の本多さんから、あいさつがありました。

  • 市民会議が始まって随分とたつが、いよいよ世話人も決まり、本格的に始動しようとしている。これからみなさんの叡智を出していただいて、また、多くの市民からもご意見をいただいて提言をつくっていきたい。みなさんの力をお借りして、完成させていきたいと思う

以後の進行は、世話人の田中さんがされました。

世話人代表から、世話人のみなさんの紹介がありました。

「箕面市民会議会則」、「事業計画」、「歳入歳出予算」、「市民会議の予算・支出の管理、執行のルール」について世話人から説明があり、拍手をもって了承されました。

3.分科会からの活動報告

コーディネーターの阿部昌樹さんから、あいさつがありました。

  • 3カ月前に一度お話をさせていただいた時から無事離陸され、霧の中を突き抜け、安定飛行の状態に入ったように思う。次は着陸する時にもう一度霧の中に突っ込むことになると思うが、何とか着陸しないといけない。目的地に近づけるようがんばっていただきたい

6つの分科会から、これまでの活動状況について報告があり、コーディネーターの阿部昌樹さんから以下のようなコメントをいただきました。

【‘元気’みのお・・・人がげんき、街がげんき、山がげんき・・・】

  • 「元気」というコンセプトは良い。人が元気なだけでなく、街、山を含めて元気というのは箕面らしい。かつて大阪が東洋のマンチェスターと呼ばれた時代の大阪の元気といえば煙突から出る煙であった。みなさんが考えている元気な箕面とは、人や自然がいきいきとして、両者の相乗効果的なかたちで街がいきいきとしているということだろう
  • 最終的なまとめの段階では、まちの将来像になる部分と、他の分科会の検討内容に吸収される部分があるかもしれない
  • もう一つのキーワードとして「共生」という言葉がある。人と環境との共生、色々な世代の人たちが仲良く生きることができる共生、障害者と健常者がともに生きるまちづくりなど。それぞれの分科会で検討されている共生をベースにした元気というものが、まちづくりの方向性として考えられるように思う

【人と人がかかわり、人が育つ】

  • この分科会は人と人とのかかわりがテーマである。これからの箕面を良くしていくためには、市役所が行政として頑張ることと、市民が市民どうしで頑張ることの両方がある。安心して子育てができるといったことは、市民どうしのつながりこそが大事であって、行政の役割はきっかけづくりだろう。行政がいくら頑張っても市民が元気でないとまちは元気にならない。市民レベルの活動が重要である
  • 総合計画は行政の計画であるから、行政のことだけを書けばよいというのがこれまでの考え方であった。しかし、これからは、まちをよくしていくために行政と市民とが力を合わせてがんばっていくための行程表として総合計画を考え、市民が頑張ることも総合計画に書いてもいいと思う。うまく工夫していただけたらと思う
  • 子育てや高齢者福祉のボランティアにかかわっている人たちの意見をよく聞いてまとめていただければと思う。また、検討をする時には、自宅近くのまちを中心に考えてしまいがちである。箕面の総合計画に向けての提言を考えるのであるから、自分が住んでいないところがどうなっているのかということも常に念頭において、全体としてこれでよいかと考えながらまとめていただければと思う

【ひとが育てる環境】

  • 環境は大きなテーマだと思う。環境保全は行政だけではできない。市民の努力がかなり重要になってくる。例えば、リサイクルは市民の協力なしにはできない。市民や事業者、NPO、行政が協力して環境を守っていくという発想になる
  • 箕面で環境保全に取り組むことは、地球環境を守ることにもつながっていく。それも大切なことである。総合計画に取り組むことで、箕面だけでなく地球全体が良くなっていくということになれば頼もしい
  • また、箕面市だけでなく、例えば、豊中や吹田を含めて北摂全体の公共交通のあり方を考えるといったことも検討してみてはと思う。周辺地域との協働を含めて考えてはどうか。すでに市民レベルでは市境を越えて動いている。行政も場合によっては、市境をこえて、協働して北摂全体のために必要なことを行っていくことが求められる。環境は周辺地域との連携を考えるきっかけになるテーマだろう

【命の森を豊かにする。安心して暮らせるまちづくり】

  • 安心安全も大きなテーマである。誰もが安心して暮らせるまちにしたいと考えている。何を安心、安全と考えているのかについて、市民に語ってもらうようにしてはどうだろうか。例えば、車いすの人や外国人の方の生活の不便さをある程度は想像することはできるが、想像にも限界がある。できるだけ多くの人の意見を聞いてまとめてほしい
  • 防災についても、どこかの分科会でとりあげていただいて、ぜひ検討していただきたい。また、交通弱者への対応も必要である。国道171号線ほど危険な場所はないという意見もある。道路交通は安全・安心なまちにおいて大事である。医療・福祉に加えて、防災や交通安全といったことについても検討していただければと思う

【市民主体のまちづくり】

  • 行政が何か事業をするときに市民がどうかかわっていくかということだけでなく、市民による活動に、ひとりひとりの市民がどうかかわっていくかということを検討されているのが面白い。行政の計画とはずれているかもしれないが、重要な視点だと思う。町内会に若い人がこない、町内会とNPOの活動がかみあっていないなどの課題をよくきく。行政の活動だけでなく、市民相互の連帯がうまく形成されていくような仕掛けをぜひ議論していただければと思う
  • 行政とのかかわりを考えた場合、箕面は先進的といわれており、実際にそうであるが、昨今の市レベルでの取組を考えると、市内をいくつかに分割した地域ごとに取組を考えていくということも必要であろう。コミセンが学校単位にあるが、コミセンを地域の活動の拠点として活かしていくことが大事である
  • また、支所を、市の行政と市民との接点としてどう活かしていくのかといったことも大事である。支所の役割をどうするかということについても考えていただければと思う。箕面市は東西に長い地域なので支所の役割は重要だと思う

【箕面市の経営改革―ビジョンと戦略】

  • かつては行政改革と総合計画は別物という発想がどこの町でもあった。しかし、最近では、総合計画だけを考えるのは無理だと考えられるようになってきている。行政改革というのは、単に節約するといったことではなくて、将来必要になってくる経費を捻出するために、不要なものをやめるということである
  • 最近、持続可能な発展ということが言われている。箕面市を持続可能なまちとして維持していくためには、ある部分を削って、必要なものを手当てするといったことが必要である。他の分科会において、例えば、医療を充実していくことが必要、小学校の建替えが必要という方向性が示されるかもしれない。そうしたことを、10年、20年の期間のなかで計画的に進めていくことが必要である。きちんと安心してみんなが元気にくらせるまちにするために必要な経費を捻出していかないといけない。そのために捻出する、やりくりするんだという絵が描けるようにしてほしい。市民の視点でないと考えられないこともあると思う。ぜひ検討していただきたい

4.今後の進め方についての意見交換

分科会活動の今後の進め方について意見交換を行いました。

  • 例えば防災対策など、シビルミニマムとして行政がしなくてはならないことがあるが、それについても市民会議として検討・提案していくことは必要か
    • ⇒当然のことだから書く必要はない、当然のことであっても書くべきだと、どちらの考え方もありうる。防災に関しては、行政が出来ることには限りがあるので、市民会議として提言を検討していただきたい
  • シビルミニマムのことも含めて、あらゆることを検討しようとすると時間の制約もあり難しいのではないか
    • ⇒B案という方向性が示されているように、すべてのことについて提言に盛り込むことは難しいと思う
  • 6つの分科会は、「箕面は今後10年間何に力を入れて取り組むべきか」ということについてのみなさんの意見のカードを集約してできてきたものである。各分科会の検討において、「難しそうだから」などの理由で検討対象から外すことはしないで、それを尊重して検討を進めていただきたいと思う
    • ⇒これまでに提案された意見については、みなさんの記憶に残っており、全く無視されるということはないと思う
  • 箕面市には山麓、山並みがあるが、実は老木が多く、例えば、二酸化炭素の吸収力もそれほど高くない。環境が良いから箕面に移ってきた人は多いと思うが、実際に環境保全の活動に参加する人は少ない。豊中では環境保全に向けてものすごい協力があると聞いている。空気のきれいな箕面、住みやすい箕面に一歩でも近づけるようにしたい。いい提案があればお聞かせいただきたい
  • 「命の森を豊かにする。安心して暮らせるまちづくり」の分科会では、検討の対象範囲が広く、網羅的にはなかなかできないと思う。人的、時間的に限界がある中で、どこまで取り組むのかについて全体で議論する必要があるのではないか
    • ⇒リーダー会で調整しようという話がでている
    • ⇒関心のある所だけを検討して、難しいところや関心のないところを検討しないということになると、総合計画の提言にならないように思う。リーダー会議で調整したいと思う
    • ⇒いろいろと意見を出し合って6つの分科会ができたのであるから、6つに分けたことにより、議論からもれ落ちてしまうような意見がでることは避けたいし、どこかの分科会でとりあげて欲しいと思う。総合性ということを考えたとき、どこまでカバーする必要があるのか。市民側で網羅性を確認・調整するのではなく、行政側で整理してもらって、この部分の検討がないといったことを教えてもらうのも一つの方法である
  • 学校の耐震化が進められているが、例えば避難所の耐震性など関連した事項についても行政の担当部署に話をきけばよいと思う。また、行政に求めることだけでなく、市民に協力して欲しいことも含めた提言にしてよいか
    • ⇒それでよいと思う
  • 都市計画については、どのように市民レベルで考えていったらいいのか
    • ⇒これからのまちづくりをどうしていくのかといった視点から、それぞれの分科会で検討していただければと思う

最後に、阿部昌樹さんからお話がありました。

  • 議員さんと仲良くなりましょう。市議会はいくつかの委員会に分かれて活動している。いろいろな人の意見を聞く中で、分科会に関連する議会の委員会の意見をきいてみてはどうか。議員が考えていることを知るとともに、市民が考えていることを伝えていくことができる

5.次回の日程・プログラムの確認

次回の全体会議では、中間報告に向けての検討を行う予定です。

(今後の全体会議の開催日程)

  • 第10回市民会議 12月20日(木曜日) 午後1時30分から4時30分まで

「人権フォーラム」(12月1日、2日)や、「財政とにらめっこ」(1月19日(土曜日)午後2時、会場:箕面市民活動センター)などのイベントなどについて、参加者から情報提供がありました。

世話人の川端さんから、市民会議のポスターを作成するにあたっての協力者の募集があり、協力の申し出が1人からありました。

事務局から、もみじだより1月号の特集記事や、新規採用職員後期研修の報告会について説明・報告がありました。

コンサルタントから、分科会活動の記録(意見交換をした人数などのカウント、写真撮影)をリーダー以外のメンバーも協力して進めてほしいとの助言がありました。

最後に、「ふりかえりシート」に記入いただき、第9回の市民会議を閉会しました。

 

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