更新日:2018年10月25日

ここから本文です。

第12回市民会議議事概要

「意見交流会での発表内容の組立を共有しよう!」

日時:平成20年2月21日(木曜日) 午後1時30分から4時30分まで

場所:職員会館 2階集会室

出席者:市民21人(欠席21人)、サポートスタッフ10人、事務局6人、コンサルタント1人

1.これまでのふりかえり

今回の全体会議の進行は、世話人の高山さんがしました。

議事概要(案)については、特に意見がなく了承されました。

2.「市民と市民会議との意見交流会」の準備・役割分担について

世話人の五藤さんから意見交流会の準備・役割分担について説明をしました。

説明に対して、意見交換を行いました。

  • 先日、分科会を開いたときに、市民が行う説明会なのだから、あまり堅苦しいものにしない方がよいとの提案があった
    • →司会の雰囲気づくりも大事だが、難しいことばかり並べないようにしよう
  • 当日会場へ個々に自動車で行くと、駐車スペースが足りなくなるのではないか
    • →できるだけ乗り合わせていく方向で、世話人会で3月13日までに検討する。なお、トンネルの通行料は市民会議の予算から支出することとする
  • デジタルカメラは2台あった方がよい
  • 意見交流会の参加者から録音の希望があった場合にどう対応するのか
    • →特に問題はない。事務局でも録音する
  • 準備は大変だが、全員で知恵を絞っていい交流会に仕上げよう。楽しくするための工夫・アイデアがあれば世話人にお伝えいただきたい。役割分担で担当をお願いさせていただいているかたは、もし都合が悪くなったら、他のメンバーのかたに代役を依頼するなど調整・引継ぎをして欲しい

意見交換を踏まえ、世話人から提案のあった企画・役割分担に沿って、準備を進めていくことになりました。

また、4月以降の全体会議の日程について、世話人会から提案をし、従来通りの曜日・時間帯で開催していくことが了承されました。日程については、後日、連絡することとなりました。

3.世話人会からの提案

「箕面のあした」と題した基礎的事項(時代認識、まちづくりの進め方)について、代表の本多さんから説明をし、意見交換を行いました。

  • スライド1枚目のタイトル「箕面のあした」を、「あなたが作る箕面のあした」に変更して欲しい。また、スライド9枚目に「2020箕面のあした」という表現があるが、スタートの年度にあたる「2010箕面のあした」とすることも考えられる
  • 市民会議の今後について、どこかで説明することはできないか
    • →総合計画や市民会議について説明する箇所で、市民会議からの提言の後、総合計画が出来るまでの流れについて説明してはどうかと考えている
    • →意見交流会は、提言作成に向けての途中段階であり、意見交流会などを経て、提言をとりまとめるという流れを理解いただくようにしないといけない
  • 「自助・共助・公助」の説明を聞いていて、市民の協働についても織り込まれているように感じた
    • →ここでいう「公助」は行政が市民を守るという意味で使っている
    • →「共助」には、市民と行政だけの関係でなく、市民同士の「共助」もある
  • スライド1枚目に、「中間報告」という言葉があるが、その言葉は用いない方がよいのでは。意見交流会に来た人が、いきなり「中間報告」を聞かされても、何かとっつきにくいように思われる
  • 最後のスライドに「おわり」とあるが、「よろしく」の方がよいのでは
  • スライド2枚目の、「人と人のかかわる問題」、「人と自然の問題」は非常に明確だが、その次が「自然の問題」となっているのが分かりにくい
  • 市民への満足度調査によると、市民の関心が一番高いのは安全や福祉である。それを踏まえて整理することも考えられる
    • →まず、最初に「人の中で起こる問題」、次に「人と自然の問題」、最後に「自然の問題」という構成で作成している
    • →「身近な問題を考えよう」という趣旨で、生活に密着した切り口にしていければと思う
  • スライド3枚目に、「財政危機」など暗いイメージがある。暮らしを守るというよりも、「いいまち」、「暮らしやすいまち」といった前向きな表現が良いのではないか。また、「次世代に残せる計画」ではなく、「次世代に残せるまち」の方が良い。計画自体が大事なのではなく、どういうまちにするのかが大事である。全体的に明るい未来を考えていると思っていただけるような説明が良いのでは
  • 私は、これからは「強い箕面」、「強い社会」を作るということを目標にしてはどうかと考えている。元気にもつながる。「次世代に残せる強い箕面、強い社会」と書くと良いのではないか
  • 前回、箕面を取り巻くこれからの10年として様々な要素が示された。必ずしも甘い世の中ではない。市民と行政がいっしょになって問題解決をしようという方向性であった。そういう意味から、強い体質のまちというイメージが出てくる
  • 「残す」という言葉を言い換えるのなら、「つなげる」という言葉もある
  • 「強い」という言葉があったが、他の言葉の方がよいと思う
  • やはり、「元気」ではないか
  • 「参加」と「参画」を使い分けているのか。市民が自分達の生活を守り、自分達の生活を安定させるためには、参加するだけではすまなくなっている
    • →「参加」と「参画」、「市民」などの概念を今後整理しておく必要がある
  • 文化や歴史の考え方もどこかに挟んでいただきたい
    • →歴史遺産、音楽、芸術なども文化であるが、「自助・共助・公助」といった生活に関連したことも生活文化、都市文化の領域である。公共文化を箕面で作ろうといったことも大事である
  • スライド2枚目の「身近な問題を考えよう」というところの切り口に、二酸化炭素の問題やレジ袋ということを含んだ「環境」という言葉を使っていただきたい
    • →環境という言葉は、住環境、子育て環境、自然環境、地球環境などさまざまに用いられ、概念の定義が難しいので、別の言葉を用いたほうがよいと考えている。「人と人のかかわり」、「人と自然」、「自然の問題」の3つの切り口で整理しているのは、国際的に標準となっている定義に基づいている。ご意見の趣旨を踏まえて、身近に感じてもらえるような切り口を再考したい
  • 事務局が作成する市民会議の説明資料について、市民会議の位置づけ、スケジュールなどについて、市民会議の思いとずれているかもしれないので、世話人会で確認していただきたい
    • →市民会議のスケジュールについては、今の段階では提言を出すまでのことしか言えない。提言を出した後でないとその後のことは言えない
    • →市民会議のミッションは秋に提言を出すことである
  • ご指摘をいただいた点を踏まえて世話人会で議論していきたい。特に大事なのは「自助・共助・公助」であり「共助では市民も行動するということ」、また、「次の世代につなげていくようなまちづくり」、「元気・活力のあるまち」といった3つの視点で整理していきたい

4.「第4分科会」を例としてみんなで考えてみよう

世話人及びコンサルタントから、次のとおり、検討の趣旨について説明をしました。

  • 世話人会において、各分科会の発表内容の項目の立て方や、レベルをあわせるようなことができないかという議論になった。そこで、第4分科会のみなさんに、ご尽力をいただき、第4分科会を例に、全員で一度検討してみる機会をもつこととした
  • 先日の各分科会の中間報告資料において、第4分科会の資料が、「あしたの箕面」、「きょう(情勢と課題)」、「あしたのために(次期総合計画への提言)」などと整理されており分かりやすいので、他の分科会もそのフォーマットにあわせてみたら、分かりよいのではないかという話になった。そこで、第4分科会にご協力いただいて、一度、全員で考えてみようということになった

第4分科会の川端リーダーが「命の森を豊かにする。安心して暮らせるまちづくり分科会提言シート」について説明をし、それを受けて意見交換を行いました。

  • 第四次総合計画で足りなかったことや、次期で展開する政策など具体的に提言していくことが必要である。そうすることで深い共鳴が得られるのではないか
    • →現在策定されている障害者福祉計画はよく出来ている。しかし、計画ができたからといってすべてが実現されているわけではない。具体的に提案すべきというご意見はもっともなことである
  • 箕面市の障害者事業所制度は、全国に誇りうる障害者福祉施策であるが市民に知られていない。箕面市が予算を出すことで国も資金を出してくれている。箕面のノーマライゼーションを実現するための一つのモデル事業として、今後もその制度の予算を維持するためには、市民のコンセンサスが必要である
  • 障害者事業所制度は共助・自助の部分が含まれている。環境でいえば、リサイクル事業は、障害者が年間3千万円の売上を上げているが、それは修理したら直せる製品などを市民が無償提供してくれるからである
  • 総合計画に対する具体的な提案も必要と考えられるが、例えば、ノーマライゼーションの観点から話し合える場作りを進めていくことも考えられる
    • →ノーマライゼーションについて説明や啓発が不十分である
    • →箕面市では地球環境保全行動計画でも、目標達成のために市民・事業者行政は何をするのかを書いている。それと似ていると感じた。市民や事業者も取り組もうという話が入っていなかったら、提言にならないのではないか
  • これからは、市民の中で議論するための場づくりが重要という提言をしていただければよいのではないか
    • →ご意見を踏まえて、表現を工夫していきたい
  • 障害者福祉施設の整備をめぐって過去にあった問題については、詳しいことは分からないが、いろいろあった問題を乗り越えていけるようなまちづくりが出来ればと思う。例えば、障害者も障害者同士の行事には積極的だが、一般の地域への行事への参加は少ない。今までどおりの路線では遂行できないのならその理由について検討する必要がある。条件整備が重要だろう。また、市民の多くのかたに働きかけて、合意を得るような仕組みづくりができればと思う
    • →ノーマライゼーションの問題を含めて、障害者市民の問題を解決するというのは、非常に大きく難しい問題である。何が難しいかというと、お互いの立場を理解しあうことがなかなかできない。双方の立場を理解しあうことが、基本的には一番大切だということを感じている。千葉県の条例の事例では、条例を作る過程で相互理解が深まったとされている
  • この場では、ノーマライゼーションを進める方策を考えるのではなく、各分科会における検討のレベルについての認識の共有化を進めることが大事なのではないか。そういった観点から見ると、提言と書かれているのは、大目標に対する細かな目標になっている。提言は、「条例が必要」、「話し合う場を作る」、「啓発する必要がある」などと書き、それでこのようにすれば大目標が達成されるのではないかなどというように書いてはどうか、といったことを議論しないといけない
  • 例えば、検証が大事ということで、第四次総合計画に掲げた計画の目標がどこまで到達したのか、どういう課題が残っているのかについてふれることが考えられる
    • →「きょう」というところで情勢と課題を書いているが不十分か
    • →計画の進み具合を知りたい。また、全国に誇れる障害者就労の施策があることも伝えていきたい
    • →自立支援法の関係で環境は厳しくなっているということ、障害者への理解が進んでいないということが大きな課題として整理できる
  • 提言のイメージが個人によって異なっている。私は、現在書かれているのは提言ではなく、大目標に対する小目標だと思う。目標を実現するための方策を提言していくことが必要ではないか。提言とは何かについて、合意をとっておいた方がよいのではないか
  • 説明時間は10分しかないので、「あしたの箕面」と書いているところをクローズアップしたほうがよいのではないか。市民の意見を聞くことが優先されるので、提言のところはポイントだけでよいのではないか
  • 私が参加している分科会では、まだ課題を整理している段階である。最後には提言にまとめないといけないという認識はあるが、意見交流会ではあまり細かなことまでは説明できないだろう
    • →意見交流会では提言の方向性の説明ぐらいしかできないのではないか。今日の意見交換は、最終的に提言をまとめていくモデルをつくっていくためのものと考えている。意見交流会では、「あしたの箕面」と「あしたのために」のところを報告する予定である
    • →「あしたの箕面」と「あしたのために」の要素で想いは伝わると思う。10分でもメッセージは出せるし、それをきっかけに意見をいただけるとよい
  • 障害については「障がい」と表記してはどうか。また、ノーマライゼーションについても注釈があるとよい
  • 川端リーダーが発言された「理解していただくことが一番の問題だ」ということが印象に残っている。意見交流会では、どのようにすればよいのか市民にも知恵を出してもらうということができるのでは
  • 行政の説明とは違って「何とかしていこう!」という思いが伝わる発表であった。意見交流会では「あしたの箕面」の方向性に対してご意見をいただけるだろうが、加えて、この輪が大きくなって一緒に議論しようという思いをどれだけ持っていただけるかが大事だろう
  • 今治市のまちづくり条例のパンフレットが分かりやすいので参考になるのでは
  • 意見交流会では、どのような「あしたの箕面」をめざすのかについてはっきりと示すことが必要である。それによって課題がはっきりしてくる。いろんなデータやインタビューなどから「あしたの箕面」がでてきたことの説明があると、「あしたのために」として必要となる取り組みが見えてくる。そういった「つながり」を意識して、説明をしていただけると分かりやすい

5.広報活動について

世話人の森岡さんから、広報活動について説明をしました。

  • 意見交流会のチラシを作成した。これまでいろいろな形でご意見をいただいた団体やグループにお渡しいただきたい。公共施設へは事務局から配布している
  • ポスターを今後作製する予定である
  • チラシには、止々呂美地区に行くバスの時間は掲載できていない。各自で調べて教えてあげてほしい
  • ブログについては体制が確保できず、しばらく見合わせたい。手伝っていただけるかたがいるとよい
  • タッキーで市民会議の放送枠を月1回とってもらった。協力をお願いしたい

6.次回の日程・プログラムの確認

進行の森岡さんから、世話人会から報告のあった「基礎的事項」の内容や、「意見交流会の企画」について、各分科会でも議論していただきたいとのお願いがありました。

(今後の全体会議の開催日程)

第13回市民会議 3月13日(木曜日) 午後6時30分から9時まで

最後に、「ふりかえりシート」にご記入いただき、第12回の市民会議を閉会しました。

 

市民会議のトップページへ

よくあるご質問

お問い合わせ

所属課室:総務部財政経営室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6708

ファックス番号:072-723-2096

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は分かりやすかったですか?
質問:このページの内容は参考になりましたか?
質問:このページは見つけやすかったですか?