更新日:2018年10月25日

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第16回市民会議議事概要

「提言書の主要事項(素案)を共有しよう!」

日時:平成20年5月28日(木曜日) 午後6時30分から9時30分まで

場所:職員会館 2階集会室

出席者:市民19人(欠席24人)、サポートスタッフ9人、事務局10人、コンサルタント2人

1.これまでのふりかえり

今回の全体会議の進行は、世話人の高山さんがしました。

アドバイザーの阿部さんから、開会にあたってご挨拶がありました。

  • 今日の市民会議は「要」となると思う。基本構想に相当する部分の提言と、分科会で検討してきたこととを、どのようにつなげていくかということがポイントになる。これまで検討してきたことを踏まえて、総論として、「どこに向かっていきたいのか」ということが共有できればと思う

2.次期市総合計画の策定体制などについて

事務局から策定体制及びスケジュールについて説明があり、それを受けて意見交換を行いました。

  • 分野別策定検討会議のメンバーには、市民は入らないのか。また、市民会議は提言後に解散する予定であるが、解散した組織から代表が入るのか
    • →市長に対して提言を行う組織として市民会議があり、提言作成に携わった代表者として2人ずつ参加する
  • 市民会議が何らかのかたちで継続でき、そこから策定委員会、審議会に送り出した代表を後押しできるようなかたちがとれるとよい。審議会も傍聴したい
    • →策定委員会、審議会の代表2人の選出方法については世話人会で検討し、次回の全体会議で提案させていただく

3.提言書の主要事項(素案)について

(1)検討チームからの報告

検討チームの検討成果について、川端さんと五藤さんから報告があり、それを受けて意見交換を行いました。

  • 検討チームの内容と、分科会との内容がオーバーラップしているところもあるが、全体的な流れについては良く分かった
  • 資料1ページの「0.はじめに」について、「行政だけのための計画ではなく、箕面市を構成するすべての組織・個人のまちづくりの共通指針」として、みんなの計画であることを強調してはどうか
  • 資料2ページの(4)について、「財政的な視点を含め社会を築くことが必要です」と、お金のことを含めた内容にしてはどうか

アドバイザーの阿部さんから、ご意見を頂きました。

  • 分科会毎に目標を考えてこられたと思うが、総論の5つの目標との整合性の視点から検討していただければと思う

引き続き、意見交換を行いました。

  • 資料18ページ(3)の「1.まちづくり市民会議(仮称)の設置」のところに、「構成員は無償を原則」とあるが、どういった趣旨か
    • →有償でも構わないと思うが、市民が参画する場合は、市の財政状況も逼迫しているので、「無償でも貢献したい」という人が多いのではないかと考えた
  • 総合計画をつくる上で「まちづくりの基本理念」を検討・整理すべきではないか。理念がない基本構想ではさびしいと思う
    • →資料3ページに記載している「まちづくりの基本方針」が、ご指摘のことに相当する部分だと思う。フレームワークという言い方をしたが、箕面の魅力が増えて、住民が増え、そういう人たちが活躍し、元気な箕面ができてくるという図式を描いている
    • →ご説明いただいた図式はその通りかと思うが、それは時代認識を踏まえて整理されたものになっている。時代にかかわらず普遍的な課題や理念があり、それに基づいてまちづくりを進めていくことが必要だと思う。財政的なことも入ってくるだろう
  • 資料2ページの(4)に「効率性だけでなく、やさしさやぬくもり、思いやりのある社会、一人ひとりが大切にされている」とあるが、効率性と大切にすることを両立させたいと思う。従来の効率性の考え方は、排除することで効率的にするという側面があったが、これからは、参加することによる効率性が大事で、それにより、無駄を省くということができるのではないかと思う
  • これから文章化の作業を進めていくので、作業を進めていく中で、議論・検討していくこととする

(2)各分科会からの報告

各分科会の検討成果について報告があり、「分科会で検討している内容と基本構想に相当する提言との整合状況」、「提言内容の分かりやすさ」などの視点から意見交換を行いました。

  • 第5分科会では、まちづくり協議会について提案しているが、それと各分科会で提案されている提案事項と、どのようにリンクしていくかということについて、整理しながら検討していく必要があるのではないか
  • 第5分科会の「新しいまちづくり協議会」とは、小学校区単位に市民の自立的な機関を設置し、地域課題に関連して、市民の主体的なまちづくりと行政施策とをリンクさせようという提案である
  • 分科会の提案内容を聞いていて、重複やレベル差があったように感じた。時間軸もあいまいであり、「本当にしなければならないこと」が見えにくかった
  • 第1、第2、第3の分科会では環境のことについて提言がされていた。市民会議としてインパクトのある柱立てを整理していく必要があるのではないか
  • いくら提言をしても、「市民は協働に参加してくれないのではないか」と心配している。日常生活をみると自分の生活で精一杯で、かかわっているボランティア活動でも同じような課題に直面している。これからしっかり詰めをしていく必要がある。いい答えを出していきたいと思っている
  • 提言を聞いていて、市民の目線にたった意見がたくさん考えられていると感じた。市民が参加し、学習することで提言を行うということも大事な活動だと思う。今後は、市民に参画していただくための工夫を考えることが必要である

発表内容や意見交換を踏まえて、アドバイザーの阿部さんからご意見を頂きました。

  • 将来都市像を考えるにあたって、「将来自分像」というのを考えてみてはどうでしょうか。10年後の自分はどうありたいかということである
  • 例えば、自分の場合では、「いい学者になりたい」ということがある。それだけでは曖昧なので、「いい学者になる」ためにはどういう条件を満たすことが必要なのかを考えると「研究」、「教育」、「社会貢献」の3つの要素が出てくる
  • 次に、「いい研究」をするための条件を考えると、「論文執筆」、「本の執筆」、「学会報告」などが出てきて、論文は毎年3本、本は5年に1冊出そうなどの目標を立てる
  • 総合計画の将来都市像も同様に、抽象的な目標から具体的な目標を考えていくとよい。そうするとツリー状の図になっていく。具体的になれば数値目標も立てられるようになる。上位の方が基本構想で、下位の方が基本計画、実施計画となる
  • 抽象的な目標から具体化していくというのは1つの理想的な作り方ではあるけれども、一方で、これだけは「やってみたい」というものがある。分科会の発表を聞いていて「なるほど」という提案がいくつもあった
  • 検討チームにおいては、これらの提案を包括するような上位の目標を立てようとして苦労されていると思われる。分科会の提案内容がきちんとつながっているか、ツリー状となっているか、シームレスになっているかどうかを検証してみることが有効と思われる。分科会で取り組んできた内容を表現するために、まちづくりの目標の表現も修正する必要があるかもしれない
  • 上位からと、下位からと行ったり来たりさせながら、これらの想いを1つにまとめるキャッチフレーズを考えていけばもう少し分かりやすくなると思う。最終的に成果物にまとめる時にはチャートにした方が分かりやすいと思う。整合性というのはきれいな図に描けるということである
  • 財政など基盤的な施策については、1本の柱として書いてもよいし、それぞれの柱で書いてもよい。共助や財政が重要と考えておられるので、1つの柱とすることが考えられる。また、成熟都市という考え方を持つとすると、成熟都市にふさわしい財政構造を考える必要が出てくる。成熟都市では投資はそれほど必要なくなるので、経常収支比率についても90程度でよいという考えをもつことがあってもよいとなる

意見交換やアドバイザーの阿部さんからのご助言を踏まえて、「検討チーム」において、基本構想に相当する部分の提言と、分科会の発表内容の整合性について、検証を行うこととなりました。また、6月の全体会に向けて、検討チーム、各分科会がそれぞれ「素案」を作成していくというスケジュールについて確認がされました。

4.広報活動について

世話人の森岡さんから、タッキーでの次回の番組収録について説明がありました。

5.次回の日程・プログラムの確認

(今後の全体会議の開催日程)

第17回市民会議 6月19日(木曜日) 午後1時30分から4時30分まで

最後に、「ふりかえりシート」にご記入いただき、第16回の市民会議を閉会しました。

 

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