第6回市民会議議事概要
「第四次総合計画を検証しよう!(2)」
日時:平成19年9月26日(水曜日) 午後6時30分から9時10分まで
場所:職員会館 2階集会室
出席者:市民19人(欠席19人)、サポートスタッフ5人、事務局10人、コンサルタント2人
1. これまでのふりかえり
初めて参加された方がおられ、自己紹介をしていただきました。
第4回及び第5回の議事概要(修正案)について、出席者にご確認をいただき、後日、市のホームページに掲載することとなりました。
2.第四次総合計画の検証
事務局から作成資料の概要について説明をしました。その後、予定通り作成した資料を説明するのがよいのか、それとも、資料については各自で読んでいただくこととし説明しないこととするのか、など説明の進め方についての検討・確認を事務局から投げかけました。
事務局からの説明を受けて、どのように検証を進めていくのかについて、全体で意見交換を行いました。
(意見交換)
- 課題を知りたいので説明を受けたい。課題を見つける糸口にもなると思う
- 時間がないので、資料を各自で読むだけでよいのでは。わからないことがあれば、個人的に質問すればよい
- 全体会議で総合計画の検証をしようということになったので、事務局に資料を作成していただいた。一通り説明を受けたい
- 一通り説明を受けることに賛成。詳しいことやわからないことは事務局に聞けばよい。みんなで聞いて共通の認識としたい
- 今後の箕面市の大きな課題、総括的な課題について説明して欲しい
- 今は第四次総合計画の検証というステージなので、資料ができたら終わりでなく、せっかく全体会議として集まっているので説明を受けてはどうか
上記の意見交換の結果、作成資料について、事務局が説明を行うこととなりました。
休憩をはさんで、具体的な施策の取組状況について質疑応答が行われました。
3.今後の進め方について
質疑応答の中で、今後の進め方についての問題提起があったことから、今後の進め方について、全体で意見交換を行いました。
(意見交換)
- 細かなデータをいただいたのはありがたいが、これから総合計画が生まれるとは思えない。どういう理念のもと、どういう施策が必要なのかということを議論することが必要ではないか
- 箕面市の優先課題は何か。また、事業の進捗チェックは各課に任せているのか、それとも他の部署がチェックしてフォローしているのか
- ⇒実施計画の中で26政策の優先順位を示している。事業の進捗については政策担当課をおき、横の連携をとるようにしている
- 小さなことを取り上げる時間的余裕はないかもしれないが、市民の経験に基づいた細かい生活の一つ一つのひだにふれていかないと市民会議の提案にならないと思う
- せっかく市民が行政に協力しようとしているのに、「第3期実施計画についての質問・意見提出シート」(資料5月2日)の回答の中には、不適切と思われる回答がみられ る
- ⇒書面でのやりとりでは、質問の意図・背景がわかりにくいため、十分な資料を作成しにくい。もう少し小さな場で直接やりとりをすれば、必要な情報が出てくると思われる。分科会を設けて議論し、その結果を全体会に持ち寄って議論するという段階に入っていってはどうか
- まちづくりの全体の方向性について大所高所から議論するのか、細かなことからひとつずつ点検し議論するのか、どちらから議論をするのかを決めてはどうか
- ⇒全体から議論するのか、個別分野から議論するのかのどちらかに決めるのではなく、両方すればよいのでは
- 他の人が質問することにより、自分が気づいていないことがわかることもある
- 例えば、福祉バスに関する議論を行うためには、福祉の問題だけでなく、地球温暖化の問題やガソリン価格の上昇なども考慮して検討する必要がある
- ⇒掘り下げた議論を行なう場として、分科会をそろそろ設けてはどうか
- 事務局は早く分科会をつくりたいようだが、市長は市民会議に箕面の青写真、基本設計図を作ってくださいといわれた。どのような箕面をめざすのか、自動車にたとえるとスポーツカーなのか、トラックなのかといったイメージ(まちの全体像)を統一してから、部品をつくっていく分科会にわかれることが必要である
- 第四次総合計画の検証として事務局から様々な説明を受けたが、市民会議として、今の段階で感じていることを一度総括してはどうか。例えば、公共施設の老朽化・建替の課題が様々な分野で生じている、地球温暖化への対応は現状の目標水準でいいのかどうか、住民参加のレベルを上げていく必要があるのではないかなどと感じている。単純に環境や教育といった分科会を設けるのではなく、そういった感想を話し合った上で、分科会をどのようにつくるのかを検討してはどうか
- 参加者それぞれで関心をもっているテーマが異なっているが、重なっているところもある。大所高所から検討することと、小さなことから積み上げて考えることの双方が必要である
- 箕面市は経営再建プログラムの中で「補完性の原則」を基本の考えとしているが、もう一方で進めている「協働」とミスマッチしていないか疑問に感じている。第五次総合計画に、協働をどのように位置づけていくのかは大きな課題であると感じており議論していきたい
- ⇒NPM(ニューパブリックマネジメント)の考え方に基づき、民間委託など安上がり行政だけをしてしまうと補完性の原理は貧しいものになる。本来の補完性の原理は、行政、企業、公益団体、市民、NPO、ボランティアグループなどが、お互いの立場を認めて進めていこうとするものである
- ⇒協働については、暮らしやすい地域をつくるために、どう地域の力を育てていくかということが大事である。第五次総合計画では、人間の関係をどうつくっていくかということが大きなテーマになるのではないか。そのなかで自治基本条例をつくるということもでてくるだろう
- 分科会のテーマのくくり方をどうして決めていくのかについて検討したい
- ⇒全体と個別をどうつないでいくかという議論が深まってきた。一度、箕面の重要な課題について話し合い、そこから分科会のテーマを考える柱を見つけていくこととしてはどうか
- 行財政改革は大きなテーマの一つであろう。市役所のリストラだけでなく、市民がボランティアとして かかわるといったことも考えられる
- ⇒第7回(10 月5日)の全体会議は、今後の箕面にとって重要な課題について話し合い、そこから分科会につながる柱やキーワードを見出したい。その後、アンケートをとって、第8回(10月18日)には、分科会としての1回目の議論を行うような流れとしてはどうか
- 分科会については細かく分けずに、都市計画、産業など、3つぐらいでよいのではないか
- 次回は、テーマを決めずにざっくばらんなフリートークで、グループに分かれて議論し、それを全体で共有していく流れにしてはどうか
- ⇒次回までに、これからの重要なテーマ・課題と、その理由を考えてきて欲しい
- 「重点課題」という言葉はわかりにくいので、「今後10年間で何に取り組まないといけないか」といったようなわかりやすい言葉にして欲しい
- 議論にあたっては、優先順位をお互いにきちんと認識してまとめていくことが必要ではないか
- KJ法という意見のまとめかたの手法がある。まず、個人個人の意見を出してもらい、それを分類・整理していくことで、全体としてのまとめが、見事にわかりやすくできる。
4. 次回日程の確認、次回プログラムの検討
意見交換の結果、第7回全体会議(10月5日)では、フリートークで箕面市の今後10年間の課題について話し合い、それを全体で共有することにより、大きな柱やキーワードを見出していくこととなりました。また、それをもとに分科会の分け方を考えていくことになりました。
第8回全体会議(10月18日)までに、可能であれば、分科会への参加希望を把握するためのアンケートを実施し、第8回全体会議で、分科会の編成及び参加メンバーを決め、分科会としての1回目の議論を行うという流れが共有されました。
以上のことから、資料7として配布された「関心テーマについての事前アンケート」は、現段階では実施しないこととなりました。
また、資料8として配布された「運営委員会の企画会議」についても、第7回全体会議での議論を踏まえて改めて検討することとなり、企画会議の参加者募集は、現段階では実施しないこととなりました。
(今後の開催日程)
- 第7回市民会議 10月5日(金曜日)午後6時30分から9時まで
- 第8回市民会議 10月18日(木曜日)午後1時30分から4時30分まで
市民会議参加者間での連絡のため、電子メールアドレスの共有についての提案が、市民会議参加者からあったことから、今後準備を進めていくことを報告しました。
最後に、「ふりかえりシート」にご記入いただき、第6回の市民会議を閉会しました。
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