第1回市民会議議事概要
第1回市民会議「オープニング!」議事概要
日時:平成19年6月28日(木曜日)午後6時30分から8時30分
場所:職員会館2階
出席者:市民22人(欠席14人)、サポートスタッフ24人
事務局10人、コンサルタント2人
1.市長あいさつ
市民会議の開催にあたり、市長からあいさつがありました。
- 市民会議の委員を公募したところ、多数ご応募いただきありがとうございます。
- 市民会議では、市民のみなさんと行政職員が一緒になって、これからの箕面の青写真づくりをしていただきたいと考えている。
- 現行の総合計画(第4次)は、まちづくり探検隊、策定委員会、審議会の3層構造で積み上げて策定されたが、2年の策定期間では議論が尽くせなかったように感じている。今回は策定まで3年あるので、市民と行政職員との忌憚のない意見交換をしていただければと思う。
- 海図なき時代に突入したと感じている。箕面市ならではのまちづくりを我々はつくりあげる必要がある。国においても基礎自治体に行政権、財政権、立法権を含めて地方にまかせていくということが検討されている。
- 26名のサポートスタッフ(職員)は自ら手を上げて、市民の皆さんと一緒に、箕面の青写真を作ろうと集まった職員ばかりである。最初は意見の衝突があるかもしれないが、それを乗り越える中で夢づくり、まちづくりを進めていただきたい。
- 本日の会場である「職員会館」を、市民のみなさんと職員が一緒に利用する「クリエイトセンター」のように活用していければという想いをもっている。また、まちの憲法である自治基本条例の作成にもつながっていければと思う。
- 新しい箕面のまちの姿、海図、チャートを皆さんの力で作り上げていただきたい。
2.市民会議の活動について
事務局から市民会議の活動について説明がありました.
(総合計画)
- 市民会議には、総合計画の土台となる基本構想について提案をいただきたいと考えている。基本構想の策定にあたっては、議会の議決が必要であり、平成22年の6月議会で議決をいただきたいと考えている。
- 総合計画や基本構想の内容構成や、計画期間は自治体によって様々である。現行の総合計画や基本構想の内容について、読んでおいていただければと思う。
(市民会議)
- 市民会議については、「地域的公共的な課題の解決に向けて、行政と協力連携して、市民が主体的継続的活動を行うための組織または場の総称」と定義されたものがある。
- わたしたちのまちの姿、まちのあり方について、行政職員だけに任せるのではなく、市民自らが考えていく、決定していくという住民自治を具現化する手法として、市民会議という手法が全国各地でも取り入れられている。市民参加の手法としては、アンケートやモニター、住民説明会、パブリックコメントなど様々な方法があるが、議論を積み重ねていく市民会議でこそ、まちの将来像についての合意形成ができると考えている。市民どうしのネットワークや、市民と行政とのパートナーシップも育っていく。また、提案だけでなく、実行も担っていただければと思う。
- 市民会議には、箕面に住み続けたいと思えるまちになるために、何年か後の箕面のまちの将来像を描いて欲しいと考えている。また、可能であれば、具体的な目標数値(例:自治会加入率、緑被率)も提案いただければと思う。市民会議として案が出来た段階で、市民会議が主体となって説明会やパブリックコメント、議会との意見交換などにも取り組んでいただければ活動に広がりができると思う。平成20年3月迄に提言の素案を作成いただき、平成20年の秋に最終報告をいただきたい。
- 市民会議の運営補助のため最大50万円の予算がある。講師謝礼や印刷製本費、会場使用料、パソコンのリース代などの支出を想定している。市民会議としての運営体制が確立されれば補助金を交付していきたい。
- 市民会議からの提言については、それを引き継ぐ策定委員会、審議会においても尊重し、具現化を図る方向でご検討いただきたいと考えている。また、市民会議からも市民委員としてご参加いただくことを考えている。提言書の内容のうち、基本構想に反映できないことがあれば、その理由をきちんと説明する。
- 市民会議の意見交換の内容については、ホームページやニュースレターなどを通じて公表していきたいと考えている。情報発信を行う広報部会などができるとよい。
- 市民会議の名称、ネーミングについて自由に考えていただきたい。(例:八王子市ゆめおり市民会議、三鷹市民プラン21会議)
- 総合計画の先では自治基本条例の策定にも取り組むことができればと思う。
(市民会議に関係する人たち)
- 5月に説明会を3回開催し、その後35名の市民から応募があった。
- サポートスタッフは、庁内公募による若手職員で、市民のみなさんの議論に参加させていただきたいと考えている。次期総合計画の進捗を中心的に担う職員でもある。
- コンサルタントとして、三菱UFJリサーチ&コンサルティングにお手伝いいただく。会議の企画立案、コーディネート、データ整理などを担当する。
- 学識経験者コーディネーターとして、阿部昌樹さん(大阪市立大学大学院法学研究科教授、市内在住)にご協力いただく。
- 事務局(市長公室政策企画課)は、全体のスケジュール管理、サポートスタッフ、学識経験者、コンサルとの調整などを行う。議論にも参加させていただく。
3.市民会議メンバー自己紹介
公募市民のみなさんに簡単に自己紹介をしていただきました。プロフィール集もご覧下さい。
プロフィール集は個人情報が含まれているため、メンバーのみの配布となっています。
- 箕面に住み続けたい。
- 箕面に住んで満足している。まちのことをもっと知りたい。
- 箕面は国際交流が進んでいる。世界中から人が集まるような祭りができればと思う。
- 箕面は自然や歴史に恵まれたまち。次の世代に残していきたい。
- 箕面のことについて勉強しながら将来のことを考えていきたい。
- 箕面の山の保全活動をしている。ちょっとした手入れでよくなる。
- 商店街の現状を何とか打開したい。あきらめるわけにはいかない。
- 公募委員をいくつかした経験がある。ウォーキングに関わる活動をしている。
- 1つの市に大きな山間部、国定公園があるのは箕面だけでは。宝として活かしたい。
- コーポラティブで家を建てた。防災治水について関心がつよい。
- 高齢者問題に関心がある。
- 自宅で太陽光発電をしている。次の世代に環境面の負債を残さないようにしたい。
- 障害をもった人でも住みやすいまちであって欲しいと思う。
- シンボルロードに関わる取組に関わってきた。元気のあるまちにしていきたい。
- こどもたちの安全のための見守りをしている。
- 箕面市役所でインターンシップをしてまちづくりに関心をもった。
- 前回の総合計画づくり「まちづくり探検隊」にも参加していた。今回は前回より充実した市民参画を実現していきたい。山ろく保全などに関わっている。
- 高齢者の介護に関心がある。
- ヘルパーの仕事をしている。小学校と連携し、人権啓発の活動をしている。
- 環境に関わる計画の市民委員をしたことがある。
- 水道事業審議会委員・特別職等報酬審議会委員やった。趣味で落語演劇もやる。
4.当面の進め方について(意見交換)
市民会議の進め方について、ご意見ご提案をいただきました。第2回以降の市民会議で引き続き検討していきます。
- 参加者それぞれがこれまでどのような活動をしてきたのかを、相互に知り合える機会を設けてはどうか。1人30分ぐらい時間をとってもよい。
- 名札の色の選び方などをみるだけで様々な個性が感じられる。色の組み合わせ、違いなどの人の心理について専門家の話を聞いてみてはどうか。
- 市民と行政とで「言葉の合意形成」ができたとしても、市民が思い描いたことと行政の捉え方が異なる可能性がある。「中身の合意形成」をどのように進めたらよいか。
- 専門家ではないので、会議の時にすぐに自分の意見を整理して発言することができない場合がある。そのため、会議の後に事務局に意見を伝える仕組みがあるとよい。
- 市民会議での議論の内容を思い出せるように、会議での意見交換を録音することができればと思う。また、議事録を送っていただけると思い出せる。
- 事前に議題を知らせていただけると、それについて考える余裕ができる。
- 来年3月迄に中間報告を作成するというのは強行なスケジュールのように思える。
- 過去の総合計画の内容とその結果について、参加者が情報を共有できるような学習の機会を設けていただきたい。
- 多くの市民がどのようなことを望んでいるのかについて、市民会議自身が情報収集をする必要がある。短期間で効率的に進めるために事務局等によるサポートが必要。
- 救急車の利用方法に問題があると聞いている。同様に、市がどのような課題、問題を抱えているのかについて説明して欲しい。
- 参加者のみなさんが興味を持っている分野は福祉、環境、国際交流など様々である。興味のないテーマの議論に参加するのは苦痛である。
- 会議を夜に開く場合、参加者の安全面で心配な面がある。
- 配布資料について、可能であればデータで配布して欲しい。
第2回の開催日程について、以下のような意見交換により、7月24日(火曜日)午後2時から職員会館で開催することとなりました。
- 第2回の開催を希望する曜日・時間帯を確認したところ、平日昼11人、平日夜13人、土曜昼5人、土曜夜1人、日曜昼3人、日曜夜1人となりました。
- 第1回の欠席者のご都合について、土日よりも平日のほうが都合が良い方が多いとの報告が事務局からありました。
- 事務局から7月中下旬に第2回を開催できればという提案があり、具体的な候補として7月21日(土曜日)、24日(火曜日)が示され、出席可能な人数を確認したところ、21日(土曜日)の昼間5人、24日(火曜日)昼間13人、夜15人となりました。
- 第1回の欠席者の平日の昼と夜のご都合についての質問があり、夜の方がご都合が悪い人が多いとの報告が事務局からありました。
- しばらく参加者全体での会議が続くようであれば、昼と夜とで交互に開いてはどうかというご提案がありました。
- これらの意見交換を通じて、7月24日(火曜日)午後2時から第2回を開催することとなりました。
第2回の市民会議の議題については、意見交換の内容を踏まえて、「総合計画の進捗状況についての学習」、「市民会議の運営ルールの検討」の2本立てで行うこととなりました。(※第1回市民会議の配布資料の中に、他都市での市民会議での運営ルールの事例資料がありますので、事前にご覧下さい)
最後に、「ふりかえりシート」にご記入いただき、第1回の市民会議を閉会しました。
市民会議のトップページへ