更新日:2018年10月25日

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第18回市民会議議事概要

「提言書(案)の(ほぼ)完成!」

日時:平成20年7月23日(水曜日) 午後6時30分から9時まで

場所:職員会館 2階集会室

出席者:市民17人(欠席27人)、サポートスタッフ10人、事務局10人、コンサルタント2人

1.これまでのふりかえり

今回の全体会議の進行は、世話人の高山さんがしました。

アドバイザーの阿部さんからご挨拶がありました。

  • 提言書を読ませていただいた。骨組みはきっちりしたものができてきている
  • 余分な脂肪を削って、少し筋肉をつけるというのがこれからの作業になると思う

議事概要に沿って前回のふりかえりを行い、議事概要について了承されました。

20年度の活動の流れについて再確認を行い、進行役から次のような話がありました。

  • 5月に阿部先生に来ていただいたときに、将来都市像を考えるにあたって将来自分像を考え、それに基づいてツリーを作成してはどうかとご助言をいただいた
  • 本日の全体会議では考え方の整合性がとれているか、重要な課題が抜けていないかなどについてチェックをしていただければと思う
  • 8月21日の全体会議で最終案を確認しパブリックコメントを行い、多くのかたの意見を聞く機会を作っていく予定である

2.提言書の(案)について

政策シートの作成、主要プロジェクトについての検討、重複シートの整理統合などのこれまでの検討経過について説明がありました。

続いて、基本目標ごとに説明を行い、意見交換を行いました。

(1) 安心・安全でみんながいきいき暮らすまち(説明:川端さん)

  • 「健康都市」という言葉を使っているが、国への申請が必要かもしれないので調べた方がよい。また、「みんなでまちの安全とうるおいをつくります」というのは言葉が優しすぎる。「日常の安全を高め、特別災害に強いまちをつくろう」などとインパクトのある言葉にしてはどうか。また、「みんながいきいき働く町をつくります」とあるが、「町」ではなく、「まち」もしくは「街」にしてはどうか。障害者については、「障がい者」としてはどうか
    • →障害者については、以前もご提案があり、分科会で話し合った結果、「障害者」とすることにしている
  • 指標の「高齢者に占める要介護認定者の率」は上がった方がよいのか下がった方がよいのかが分からない。矢印で方向性だけでも示してはどうか
    • →率は上がらない方が良いと思う。目標の設定方法は重要と思うので、後でディスカッションしたい
  • ニートや派遣が大きな社会問題となっている。若い人の職業訓練について明確に書いてはどうか。「町」、「街」、「まち」については用いる方法を統一してはどうか
  • いろいろと説明があったが、市では全く考えられていないような提言は含まれているのか。市民の目からみたからこそ気づいたというポイント、目玉はあるか
    • →非常に鋭いご指摘であり一番の悩みである。実現性を考慮しつつ新しいことを提案する必要がある。例えば、「健康箕面21」という計画が知られていないことを踏まえ、「健康都市みのお運動」という提案をしている
  • 市民病院の民営化はどうか。また、特別養護老人ホームの待機者数を減らすことは、市民の立場からみて大事ではないか

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • 市内で暮らす外国人に対する施策がみられないので追加することが考えられる
  • 健康保険と介護保険の安定運用、適正徴収は今後大きな問題になるだろう
  • 市内の就労機会を増やすこととあわせて、起業支援を追記してはどうか
  • 安全・安心という視点からは公共交通がとても大切である

(2) 子どもたちの夢が育つまち(説明:有山さん)

  • 子どもを安心して育てられるためには、保育園や幼稚園の充実が必要
    • →大事だと思う。基本構想ではまだあまり具体的に書き込めていない
  • 今回の提言を通じて、「2020年の箕面の子どもたち」が今より夢をもてるようになるのかどうかが疑問。既存の取組からあまり変わっていないように感じる
  • 指標の「子どもへの声かけ事案数」とはどのような数値か
    • →大阪府が調べている。不審者による声かけは減っていくことが望ましい
  • 子育て広場について公園の活用が提案されているがどのようなイメージか。子育て広場のイメージをはっきり示して欲しい

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • 「0歳児保育の待機者数」を指標に入れてはどうか。ITを活用した子育て情報の提供も重要である
  • 子ども議会をしている自治体もある。子どもが市政に提言できる場について提案してはどうか

(3) 地球環境さきがけのまち(説明:前川さん)

  • 26ページの「再開発中止」という表現は「再開発中断」としてください
  • 「より良い町の再生へ、中心市街地のまちづくりを市民、小売業者、行政の協働で進めています」というのを、「よりよい町の再生へ、箕面市中心市街地活性化基本計画に基づくまちづくりをすべての市民、事業者、行政の協働で進めています」としていただきたい
  • 171号線を横断する歩行者用信号に関して国へ要望することはできるのか
    • →基本的には警察の所管。警察を通じて国土交通省が整備を行うと聞いたことがある。171号線は車がスムーズに流れるモデル信号機が設置されている。改善要望をどんどん出して欲しいとのこと
  • 省エネ住宅や太陽光発電を普及するための仕組みを提言することが必要。また、周辺地域と連携して取り組みを進めることが必要。公共交通の問題は北急延伸だけではない。また、財政的に北急延伸までお金がまわるのかを懸念。北急延伸がなくても市民が満足する公共交通のあり方を提言しておくことが必要では
  • 「先駆け都市」といいきってよいのか。「先駆け」というとトップランナーのイメージがある
    • →今後の取組を通じて「先駆け都市」になりたいという目標として掲げた
  • 第二名神のことがふれられていない
    • →いただいたご意見を踏まえて充実していきたい

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • エコシティをつくる場合には他都市との連携がすごく大事になる。隣接した都市が連携してエリア全体をエコにしていく。情報発信やアピールが大事である
  • 高齢化が進みマイカーを手放す人が増える。交通弱者のためにも東西交通を充実していくことは重要と思われる

(4)「箕面らしさ」を活かすまち(説明:田中さん)

  • シーズンに関係しない観光開発として、鹿と猪の肉の特産の店をつくることが考えられる
  • 箕面市は独自に景観条例を持っているのか。また、都市計画との関連はどうなっているのか
    • →箕面市独自の景観条例がある。景観と都市計画とは大いにかかわりがあるが、この章は「箕面らしさ」にかかわることを書くので、都市計画や土地利用についてはふれていない。条例ができても市民が取り組まないと良いまちにはならない
  • 日本では景観条例ができてからまだ日が浅い。それを実行していくことが大事。もっと強調してはどうか
  • 29ページに「緑の満足度」が4割にとどまっているとの記述があるが、それであれば満足度を6割に高めるなどの目標を掲げて欲しい

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • 新景観法の目玉は「景観協定」を結べること。上から規制をかぶせるのではなくて、住民自らが景観を向上するためのルールづくりができる。自分の財産を制限することになるが、市民が覚悟をもって取り組むことがこれからのまちづくりで大事になってくる。市民が自覚をもつということをもっと強調してもよいのでは。観光については府の権限ともかかわるので協働で取り組む、あるいは権限移譲を求めるなどのことについても提言してはどうか

(5)「箕面のあした」をみんなで創るまち(説明:五藤さん)

  • 41ページの指標の基金残高や市債残高の目標値(金額)の設定根拠は
    • →子どもたちの世代にとっては基金残高と市債残高がイコールもしくは基金残高が多いほうが良い。阿部さんから「実現可能な総合計画を」とご助言をいただいており、提言書(案)の数字とした
  • 「市民参画」と「地域コミュニティ」は、市民会議の提言の目玉の1つだと思う
    • →分かりやすい文章にしたいと思う
  • 経常収支比率が103%から90%になっている、今回の提言を実行しながらどのようにして実現していくのか。5本柱の取組は強調しながらその他の部分をスリムにするのか
    • →経常収支比率を90%にまで改善しようとすると、北急延伸などの新規投資を相当削る必要性が出てくる。事務経費もスリム化する必要がでてくる。経常収支比率90%というのは決してよい数字ではないが他都市並みにはしたい
  • そうすると、経常収支比率90%を実現するために、スリム化しなければならない規模を算出して、どの経費を削るのかを考えていくということになるのか
    • →予算を立てるときに、どれぐらいのコストを削減すると経常収支比率がどれぐらい改善するのかを考えることが必要。また、収入増加策も必要
  • 指標として経費の削減目標を提案することが考えられる。具体策は行政で考えてもらえばよいのでは
    • →行政も市民も一緒になって考えていかなければならないと思う
  • 各分科会で目標値を検討しているが、先ほどの財政面での目標値との整合性までは検討できていない。どこまで整合性をとるのかを考えることが必要では

→アドバイザーの阿部さんにご意見をうかがうこととする

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • 様々な提言がされているが、それに伴う費用を市民サイドで細かく積算することは難しい問題だと思う。市債残高100億円という目標値はかなり大胆だと思うが、具体策をもっと詰める必要がある
  • コミュニティやNPOに関する提言においては、“共助”という言葉をもっと強調してはどうか。色々な社会参加のスタイルで共助の活動がでてくるのが地域コミュニティだと思う。NPO型の共助と自治会型の共助をうまく組み合わせることが重要。“共助”の仕組みをうまくつくることが、“公助”の減量化につながる

(6)「新しい時代の総合計画」「市議会に対する提言」などについて(説明:五藤さん)

  • 「(1)市民とともに考えともに行動する経営」に「1人ひとりが地域経営に参加する意識」とあるが、“参加”を“参画”に変えてはどうか。また、「(2)「箕面のあした」を実現する経営」に「市民など第三者による評価」とあるが、市民は当事者となるので、“第三者”という言葉はいらないのではないか

意見交換に続いて、アドバイザーの阿部さんからコメントをいただきました。

  • 提言書の構成としてはとても良くなってきている。目標があって、目標を達成するためのルートが示されている
  • 提言書は市長に対して提出するものであるので、議会に関する提言部分を分けているのはそれでよいだろう。「箕面の地域経営における議会のあり方を総合計画にきちんと描いてください」という提言を入れてもよい
  • 自治基本条例については総合計画よりも前倒しで制定するという提言になっている。総合計画に書くことではないので、もう少し、書き込む場所を整理した方がよい
  • 提言書は、「総合計画に盛り込むべき提言」、「総合計画をより実行的なものとするための外枠的な仕組みづくりについての提言」、「議会に対する提言」の3つのパートで構成するとよいのではないか

続いて、将来都市像について、検討チームから3案の提案があり、それを受けて、活発に意見交換を行いました。

  • 「快適なまち箕面」というのは、箕面の景観条例の中に同じ名前が出ている
  • 「住みよいまち箕面」、「快適なまち箕面」というのは限定された都市像になるので、「箕面のあした」の方がよいと思う
  • 私は「住みよいまち」の方がイメージがわく
  • 「住みよいまち箕面」は語呂が悪いので、「みんなでつくる箕面のあした」がよい
  • 「みんなでつくる箕面のあした」は語呂がよく、また、可能性が広がると思う
  • 「快適なまち箕面」、「住みよいまち箕面」というと、空間だけをイメージしてしまう感じがする。「箕面のあした」の方が人の想いが感じられる
  • 「住みよい」よりは「住みやすい」の方が良い。また、「あこがれのまち」などステータスを感じる方が良い
  • 「あしたの箕面」の方が夢は広がるが、「住みよいまち箕面」の方が具体的で良い
  • 「あしたの箕面」の方が良い
  • 観光地という位置付けから、外部の人にも気持ちよく来ていただけるという意味で「おもてなし」というイメージも含んでいそうな「快適なまち箕面」が良い
  • 「みんなでつくる箕面」とすることも考えられる
  • 語呂的には「みんなでつくる箕面のあした」が良い
  • 人だけでなく自然環境や動物などの立場からも考えたい。「住みよいまち」というのは人間だけが快適となっているイメージがあり、それでよいのかと思う
  • 「みんなでつくるあしたの箕面」は語呂的には良いが、具体的にどのようなあしたが望ましいのかを考えると「みんなで創る住みよいまち箕面」が近いと思う
  • 「みんなでつくるあしたの箕面」はキャッチフレーズとして一番覚えやすい
  • 「住みよいまち」は住んでいる人のことだけを考えているように受け取られるかもしれないので、具体性が弱いかもしれないが「みんながつくる箕面」などがよい

様々な意見が出たところで、アドバイザーの阿部さんから将来都市像の検討にあたってご助言をいただきました。

  • 「住みよい」という言葉をどのような意味を持たせるか。クーラーの効いた部屋でDVDをみるような物質的な暮らしよさではなく、人と人とのふれあいの中での“住みよさ”を提案するのであれば、“住みよさ”という言葉の意味転換をしていくのだという戦略的な意味合いが感じられる。逆にそれが伝わらないと、自分さえよければいいんだという誤解を与えかねない
  • 従来的な快適さを多少犠牲にして、地域のために汗を流そうという提言となっている。私自身よりも次の世代のために何かを伝えていきたいという意味だと「あした」という言葉は抽象的だけれども良いと思う

将来都市像を決定するため、どの案を支持するのかを参加者に表明していただいたところ、支持が圧倒的に多かった「ひとが元気、やまが元気、まちが元気みんなでつくる「箕面のあした」」を将来都市像とすることとなりました。

また、“つくる”という言葉を、“創る”という漢字にしてはどうかという提案がありましたが、こちらについても“つくる”というひらがなを支持する参加者が多かったので、ひらがなとすることになりました。

提言書(案)、提言シート集(案)の詳細について検討・意見交換をすることができなかったため、意見・提案を事務局に提出していただくことになりました。

3.9月の意見交流会に向けて

検討チームの高山さんから、市民との意見交流会を9月6日(土曜日)の午後にグリーンホールで開催するとの提案がありました。提案を受けて意見交換を行いました。

  • 意見交流会の会場として予定されているグリーンホールの2階は、障害者団体が行政に対して10数年来にわたって、大事な場所なのでエレベーターの設置を求めてきた場所である。できれば他の場所が良いと考え、「ささゆり園」での開催を事務局に提案していたのだが
    • →ささゆり園の場所の認知度が、グリーンホールよりも低いと考えられることから、グリーンホールで開催させていただくこととした。車椅子での来場者について、市民会議のメンバーが協力して、会場への移動をサポートすることで対応したい。ご了解いただきたい

4.審議委員会、総合計画策定委員の推薦について

世話人の川端さんから、審議会委員として植山さん、川端さんを、総合計画策定委員として五藤さん、高山さんを推薦したいとの提案があり、了承されました。

5.その他

8月8日に開催する「東海市市民まちづくり委員会」との意見交流会について、進行役の高山さんから説明があり、交流会への参加の呼びかけがありました。

6.次回の日程の確認

(今後の全体会議の開催日程)

第19回市民会議 8月21日(木曜日) 午後1時30分から4時30分まで

最後に、「ふりかえりシート」にご記入いただき、第18回の市民会議を閉会しました。

 

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