箕面市を受験するかたへ ～技術職員からのメッセージ～

杉本　公共建築物の改修や新築の設計工事の発注を主に行っていて、現在は学校関係の建築物の改修を担当しています。今年度は、中学校で今後数十年と施設を使用できるようにするための大規模改修を予定していて、これから設計委託に取り掛かろうとまさに準備を進めています。

新井　道路の安全対策工事を担当していて、具体的には歩道がない場所に新しく歩道を作ったりする工事をしています。設計から施工管理までの工事の流れの中で、主に施工管理を担当しています。その他には橋梁の耐震補強工事も担当しています。

須崎　道路管理室では、市道や里道等の既存の道路を管理しています。具体的には、道路の清掃、除草作業だったりを業者に委託して実施してもらっています。その中で、私が担当しているのは、市内の除草や側溝の清掃、舗装の補修や道路上の構造物の補修を委託業者へ依頼し行っています。

杉本　受験当時、北大阪急行線が延伸されることに伴い、いろいろなプロジェクトが本格的に動き出そうとしているところでした。前職が建築関係だったこともあり、そういったプロジェクトに携われることに魅力を感じるとともに、やりがいがあるなと感じ、志望しました。

新井　前職では工事をする側でしたが、反対に、工事を発注する側の立場も経験してみたいと思ったことが公務員に興味を持ったきっかけでした。その中で、もともと滝道が好きで箕面市に訪れたことがあり、かつ箕面市の試験では第1次試験のSPI3が免除されるため、受験しやすいと思い、志望しました。

須崎　前職の民間企業では転勤が多く、1つの場所で落ち着いて仕事がしたいと思ったとき、地元の箕面市であれば、道などもある程度把握しているため、他の自治体で働くよりも仕事がしやすいと思い、志望しました。また、技術系の有資格者であればSPI3が免除される点が大きく、他市の採用試験にはない制度で、転職者でも受験しやすかったです。

杉本　前職のハウスメーカーの施工管理で培った知識や経験は、現在所属している建築室の専門性の高い業務においても、設計や工事の発注する際に活かされていると思います。また、前職と箕面市とでは建築への携わり方に違うところもあり、入庁当初はなかなか理解しづらい部分もありましたが、前職での経験をベースに理解を進めることができました。

新井　前職は造園関係で、現在が道路整備室なので、専門知識という点では全く異なるため、なかなか活かされていないと思います。ただ、受注者側の立場を経験していたことで、発注にあたって受注者側の考えや気持ちが分かるため、スムーズにやりとりを進められているのではないのかと思います。

杉本　挑戦しがいのある仕事がたくさんあると思いました。民間企業で働いているとなかなか携われないような大きな仕事を任せていただけることが多くあります。例えば、新築のみならず改修にしても、大きな仕事がたくさんあり、入庁前の想像以上にたくさんの仕事があるなと思いました。

新井　前職で市役所の職員と関わっているときは、9時から5時で市役所が終わったら仕事が終わると思っていましたが、実際にはその後も仕事があることに驚きました。

須崎　想像していた以上に細かい点まで確認しないといけないことが多いと思いました。民間企業で働いていたときは、「まずやってみて、上手くいかなければその時に対策を考えよう」という考えでしたが、現在は失敗しないために事前にいろいろと準備する作業が多くあります。