箕面市 > くらし・環境 > ごみ・リサイクル > ごみ処理の流れと施設について > ごみ焼却施設のしくみ
更新日:2020年12月1日
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箕面市内から集められたごみや直接持ち込まれたごみは、車にのせたまま計量機で重さをはかります。
収集車の計量
収集車はプラットホームに入り、燃えるごみを投入扉からごみピットにおろします。
プラットホームと投入扉
ごみの投入
投入扉は二重扉になっていて、車両がピットに落ちないようなしくみになっています。
車両の転落防止
安全のため、市民の皆さんが持ち込んだごみは、いったんダンピングボックスに入れてもらい、その後ごみピットへおろします。
ダンピングボックス(燃えるごみ)
ごみピットには、約1週間分のごみ、約800トンをためることができます。
ごみピット
ごみピットから、ごみクレーンで焼却炉にごみを運びます。一回に約1.2トンのごみをつかむことができます。2基あります。
ごみクレーン
ごみを850度以上の温度で完全に燃やします。1日に120トンのごみを燃やせる焼却炉が2基あります。
焼却炉
ごみは、焼却炉の中を流動する砂に巻き込まれるように燃えて、灰や排ガスになります。ごみの中の燃えないものは砂とともに下の方に降りていき、焼却炉の外へ出ていきます。
また、ごみピットの中の空気を焼却炉に送り込んで燃やすことで、ごみピット内の悪臭を外部に出さない仕組みになっています。
焼却炉の仕組み
ごみが燃えてできた排ガスの高い温度を利用して蒸気を作ります。同時に排ガスの温度を下げます。
廃熱ボイラ
ボイラで作った蒸気の力や熱で、発電機を動かして電気を作ったり、工場内の冷暖房や給湯を行います。発電機で作られた電気で環境クリーンセンターで使う電気をまかなっています。余った電気は外部へ送電されて有効に使われます。
タービン・発電機
排ガスの温度を200度以下まで下げます。同時にボイラへ送り込む水の温度を上げます。
エコノマイザ
排ガス中の細かな灰を特殊な布製のフィルタ(ろ布)で取り除きます。
バグフィルタ
バグフィルタの仕組み
バグフィルタなどで集められた灰を特殊な薬剤と混ぜ合わせることで、有害なものを閉じこめます。
灰固化装置
薬剤処理後の灰は固化灰バンカにためてからダンプにおろし、(財団法人)大阪湾広域臨海環境整備センターの埋立処分場に運んで埋め立てます。
灰バンカからダンプへの積み込み
排ガス中の有害なガスである塩化水素や硫黄酸化物、重金属などを水酸化ナトリウムの洗浄液で中和洗浄して取り除くとともに、煙突からの白煙の原因になる水分も取り除きます。
有害ガス除去装置
有害ガス除去装置で使った洗浄液を処理して、重金属や有害なものをきれいに取り除き、下水道に流します。
収集車を洗った排水や床洗いの排水はきれいに処理して、工場の中で再利用します。
排水処理設備
有害ガス除去装置できれいにした排ガスの中にわずかに残ったダイオキシンを分解します。光化学スモッグの元になる窒素酸化物も分解します。
触媒反応塔
きれいになった排ガスは煙突から外気に出ていきます。水分も取り除いているため、水蒸気による白煙が見えることもほとんどありません。ひとつの煙突の中に2本の煙道があります。
煙突
焼却炉の下から抜き出した砂の中から燃えないものと砂にふるい分けます。砂は焼却炉の中に戻します。
振動ふるい
ふるい分けた燃えないものは磁選機で鉄分と不燃物に選別し、それぞれのバンカにためます。鉄分は再生業者へ運んでリサイクルし、不燃物は固化灰と同じように埋立処分場に運び、埋め立てます。
磁選機
よくあるご質問
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