子どもの定期予防接種
目次
予防接種を受ける前に
予防接種の種類と受ける時期
予防接種の間隔
集団接種(BCG)予定表
日本脳炎ワクチンについて
- 令和3年1月15日付け厚生労働省通知により、日本脳炎ワクチンについて、製造上の問題で、製造が一時停止されていたことがわかりました。(現在、問題は解消し製造は再開されています。)
- 一時停止の影響により、令和3年11月ごろまで日本脳炎ワクチンの供給量が不足する見込みのため、出荷調整がおこなわれます。つきましては、当面の間、優先されるかたへの接種にご協力ください。
- なお、製造上の問題はありましたが、既存のワクチンの安全性に問題はありません。
接種が優先されるかた
- 1期(1回目、2回目)の接種を希望されるかた【推奨年齢3歳】
- 1期(追加)、2期の接種を希望されるかたのうち、接種が受けられる年齢の上限に迫っているかた
定期予防接種で受けられる年齢が過ぎないように令和3年度(2021年度)内に接種してください。
接種の優先対象ではないかたへの定期予防接種について
令和3年(2021年)12月ごろから供給量が増え始め、令和4年度(2022年度)はワクチンが増産される予定です。令和4年度(2022年度)の接種にご協力ください。
【参考】定期予防接種として接種が受けられる年齢
- 1期初回(1、2回目)、1期追加は、生後6か月から7歳6か月に至るまでのかた
- 2期は、9歳以上13歳未満のかた
- 【特例制度1(1期)】平成19年(2007年)4月2日から平成21年(2009年)10月1日生まれのかた
9歳以上13歳未満まで1期が定期予防接種として接種できます。
- 【特例制度2(1期、2期)】平成19年(2007年)4月1日以前生まれのかた
20歳に達するまで1期、2期が定期予防接種として接種できます。
子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチンについて
- 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、平成25年(2013年)4月1日より定期予防接種として実施していますが、因果関係は不明ながら持続的な疼痛が接種後に報告されたことから、厚生労働省より「副反応の発生頻度がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を差し控える」との通知を受け、同年6月14日から接触的な接種勧奨が差し控えられています。
- そのため、現在も積極的に接種を勧めてはいませんが、接種を希望される対象年齢のかたは定期接種として無料で予防接種を受けることができます。
- 接種される場合は、予防接種の効果・予想される副反応等について保護者及び接種する本人も理解した上で接種してください。
子宮頸がんワクチンに関する情報は、「子宮頸がん予防ワクチン」のページをご覧ください。
子どもの定期予防接種を遅らせないようにしましょう
予防接種のタイミングは、感染症にかかりやすい年齢などをもとに決められています。特に、赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になるリスクが高まります。そのため、生後2か月から予防接種を受け始めることは、お母さんからもらった免疫が減っていくときに、赤ちゃんがかかりやすい感染症(百日せき、細菌性髄膜炎など)から赤ちゃんを守るために、とても大切です。
子どもの予防接種は、決して「不要不急」ではありません。まだ接種期間内のかたは、体調に問題がないことを確認のうえ、お早めに接種をお済ませください。
BCG予防接種について
ワクチンで防げる感染症の発生及びまん延を予防する観点から当該ワクチンは非常に重要であることから、感染しやすい年齢を考慮して設定されています。特に乳幼児期の予防接種を延期すると感染症に罹患するリスクが高い状態になることから、接種機会を確保する必要があります。
BCG予防接種は、以下のコロナウイルス感染防止対策をとり、実施いたします。
BCG予防接種のながれとコロナウイルス感染防止対策
1.事前受付(午後1時20分から) … 総合保健福祉センター1階アトリウム(ロビー)
- 人の密集を避けるため、BCG予防接種の受付は広いスペースが確保できる総合保健福祉センター1階アトリウム(ロビー)で行います。なお、人との接触を避けるため、待合場所は設けていません。
- 接種時の集中をさける目的で、受付時には、接種可能な時間を記載した番号札をお渡ししますので、指定された時間に総合保健福祉センター2階の受付へお越しください。
- なお、午後1時ごろは受付が一番混雑するうえ、接種開始まで会場付近で過ごしていただく時間が長くなってしまいます。午後2時45分までにお越しいただいたかたは必ず接種していただけますので、急がずゆっくりお越しください。
2.受付(事前受付にて指定された時間に) … 総合保健福祉センター2階
3.問診・接種(受付終了後速やかに) … 大会議室
4.接種後の経過観察(接種箇所の乾燥) … 2メートル以上の身体的距離を確保した場所
- 接種後は、2メートル以上の身体的距離を確保した場所にて乾燥するまでお待ちください。接種箇所の経過を看護師が確認します。看護師が確認後、お帰りいただきます。
以下の対策は従来よりおこなっておりますが、継続して実施します。
- 従事者、来場されるかた全員検温及びマスクの着用
- 手指消毒の徹底(保護者のかたに、フロア入場時に必ず行っていただきます)
- 接種会場の換気
予防接種を受けましょう
赤ちゃんの病気に対する抵抗力(免疫)は、その成長とともに自然に失われるため、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要が出てきます。これに役立つのが予防接種です。
子どもの発育とともに外出の機会が多くなります。保育所や幼稚園に入るまでには予防接種で免疫をつけ、感染症にかからないように予防しましょう。
- 出生届出時に、予防接種手帳(予診票綴)、「予防接種と子どもの健康」冊子などをお渡しします。
- 転入されたかたには、転入月の翌月に「予防接種状況調査」を郵送いたします。この調査はがきに回答いただきますと、折り返し必要な予診票などを送付いたします。なお、至急に予診票が必要なかたは、市役所別館2階(子ども総合窓口、子どもすこやか室)でお渡しすることができます。詳しくは子どもすこやか室までお問い合わせください。
- 二種混合、日本脳炎2期予防接種の対象者には予診票を個別送付をしております(二種混合(小学6年生、5月ごろ)、日本応援2期(小学4年生、6月ごろ))が、これ以外の予防接種は、日程などを確認のうえ、お子さんの予防接種のスケジュールをたてましょう。
<一般注意>
- 当日は朝から子どもの状態をよく観察し、ふだんと変わったところのないことを確認するようにしましょう。予防接種を受ける予定をしていても、体調が悪いと思ったら医師に相談のうえ、接種するかどうか判断しましょう。
- 受ける予定の予防接種について、「予防接種と子どもの健康」をよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。わからないことは医療機関または会場で接種を受ける前に医師に質問しましょう。
- 母子健康手帳は必ず持っていきましょう。
- 予診票は子どもを診て接種する医師への大切な情報です。責任を持って記入するようにしましょう。
- 予防接種を受ける子どもの日ごろの健康状態をよく知っている保護者のかたが連れて行きましょう。
<予防接種を受けることができない子ども>
- 明らかに発熱のある子ども(37.5度以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな子ども(急性の病気で薬を服用している場合など)
- その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分によって、アナフィラキシー(*)を起こしたことのある子ども
- BCG接種の場合においては、外傷などによるケロイドが認められる子ども
- そのほか、医師が不適当な状態と判断した場合
*アナフィラキシーとは、通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続きショック症状になるような激しい全身反応のことです。
<予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはいけない子ども>
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている子ども
- 以前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた子ども
- 今までにけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある子ども
- 過去に免疫不全の診断がなされている子ども及び近親者に先天性免疫不全症のかたがいる子ども
- ワクチンにはその製造過程における培養に使う卵の成分、抗生物質、安定剤などが入っているものもありますので、これらに対してアレルギーがあるといわれたことのある子ども
- BCG接種の場合においては、家族などに結核患者がいて長期に接触があった場合など、過去に結核に感染している疑いのある子ども
- B型肝炎ワクチン接種においては、ラテックスアレルギーのある子ども
<予防接種を受けた後の一般的注意事項>
- 予防接種を受けた後30分間程度は、医療機関または会場で子どもの様子を観察するか、医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。急な副反応はこの間に起こることがまれにあります。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種した部位をこすることはやめましょう。
- 接種当日の激しい運動はさけましょう。
- 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
定期予防接種の種類と受ける時期(PDF:95KB)
※ ロタウイルスワクチンにつきましては、ロタウイルスワクチン定期予防接種について(PDF:163KB)をご覧ください。
定期予防接種医療機関一覧表
予防接種のスケジュール例など予防接種に関する情報(国立感染症研究所感染症情報センター)(外部サイトへリンク)
予防接種に関するQ&Aなどの情報(一般社団法人)日本ワクチン産業協会のホームページ(外部サイトへリンク)
令和2年10月1日から異なるワクチン間の接種間隔が一部変更されました。
異なるワクチン間の場合、接種してから次のワクチンを接種するまでに、一定の間隔をあける必要がありました。従来は生ワクチンなら接種してから27日以上、不活化ワクチンなら接種してから6日以上の間隔をあけないと次のワクチンを接種することができませんでした。
しかし、この度定期接種実施要領の改正に伴い、令和2年10月1日から、その制限が一部緩和されることとなりました。今後は注射の生ワクチン間のみ接種してから27日以上あけることとし、その他のワクチンについては制限がなくなりました。
ただし、あくまでも異なるワクチン間の接種間隔についてであり、同一ワクチンを複数回接種する際の接種間隔の制限は従来どおりとなりますのでご注意ください。

BCG
予約不要・母子健康手帳及び予防接種手帳(予診票)をご持参のうえ、直接会場へお越しください。
予防接種名
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BCG
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対象者
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生後5か月から8か月未満(この間に接種できなかった場合、1歳未満であれば接種可)
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場所
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総合保健福祉センター2階(受付は1階アトリウム)
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接種年月日
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令和2年4月9日、23日、5月14日、27日、6月11日、24日、7月9日、29日、8月6日、26日、9月10日、23日、10月14日、29日、11月12日、26日、12月10日、16日、令和3年1月13日、28日、2月10日、25日、3月11日、25日
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受付時間
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午後1時45分から午後2時45分
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生後5か月から8か月未満の間にBCGの日程を確認のうえ、直接会場へお越しください。生後1歳にたちしますと無料での接種はできません。自己負担での接種となります。