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指定管理者候補者:社会福祉法人大阪府社会福祉事業団
評価項目 |
社会福祉法人 大阪府社会福祉事業団 |
A.提案金額に関する評価 |
50.0/100 |
B.応募者に関する評価 |
85.0/100 |
C.提案内容に関する評価 |
83.4/100 |
合計(A+B+C) |
218.4/300 |
事務局より下記のとおり説明を行った。
(応募法人)1者(社会福祉法人大阪府社会福祉事業団)
(当日の進行)プレゼンテーション10分、ヒアリング20分で実施
(評価方法)書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングにより採点を行う。
A.提案金額に関する評価(100 点)
B.応募者に関する評価(100 点)
C.提案内容に関する評価(100 点)
合計(A+B+C)300 点で採点する。
社会福祉法人大阪府社会福祉事業団
(質問)各地で障害者施設での虐待が後を絶たないが、虐待を防ぐためにはどのような対応が必要と考えているか。
(回答)職員の意識や職場全体で取り組む姿勢が重要で、研修等に加えて、日々の職員相互のコミュニケーションや注意し合える風土づくり、相談体制が大切。管理者が日々現場を回る中で、職員のケアや言葉遣いについて、タイムリーに指摘し改善に取り組む。また、ICT機器による業務負担の間接的な軽減や、職員のストレスチェックの仕組みにより、職場ストレスの原因確認と改善について、PDCAサイクルで取り組む。
(質問)強度行動障害や発達障害についての理解不足が、虐待の要因ともなるが、それについてはどう考えているか。
(回答)法人として体系的な研修計画を立てており、採用時は6か月間の教育期間を設け、スキルブックなどを用い、障害特性や考え方についての理解を積むこととしている。法人には人材育成担当者を配置しており、職場でのOJTと連携して、教育にあたっている。専門的知識の習得については、外部への研修や、コンサルテーションなどにより専門的知識を得ていく。
(質問)地域の障害者関係団体や自治会等との連携について、どう考えているか。
(回答)地域団体との関わりは大切にしたいと考えている。市内の既存施設でも、地域との関わりを持ち、障害者関係団体のかたに第三者委員として参加いただいている。本施設においても、新たな関わりも含め、地域の団体と積極的に連携を図りたい。
(質問)食事の提供形態がクックチルとあるが、管理栄養士が個別の計画を立てることや、利用者の個別食に対応できるか。
(回答)管理栄養士が障害特性に応じた個別計画作成等を行うほか、食事形態については、施設でクックチル食を再加工し個別対応する。
(質問)職員研修は、自主参加か義務的参加か。職員が参加しやすい環境を整備しているか。
(回答)法人として必要と考える研修は義務的参加とし、階層別プログラム等を体系的に行い、外部研修では出張手当や研修費用を法人が負担している。研修に関する職員の声や希望を聴き、業務時間内の対面研修を増やそうと取り組んでいる。
(質問)地域貢献活動の具体例はあるか。
(回答)地域での車いす体験や青パトなどの協力を行っているほか、高齢者宅での電球交換や粗大ゴミ出しなどの軽微なお手伝いや、ヤングケアラー家庭への支援にも取り組んでいる。
(質問)人材確保と安定配置のための法人の強みは何か。既存の高齢者施設では、3年程度での職員異動が多いように感じるが、障害者施設でも同様なのか。
(回答)現在は新卒者を中心とした採用に力を入れている。採用した職員は既存施設に加配して経験を積ませ、法人内異動により、経験の長い職員等を含め、本施設に配置する予定。社会福祉法人としての地域貢献活動に共感し、応募いただくこともあり、収益を地域に還元する取組による、法人としての魅力づくりが必要と考える。また、職員と利用者との関係づくりが大切であるため、人事異動はサービス内容をふまえて、十分に配慮したい。
(質問)利用者の外出活動の頻度や場所はどのように考えているか。
(回答)レクリエーションとしては週2回程度、ドライブやカフェでの食事を予定しているが、個別訓練の一環として、近隣の公園などへの外出も予定している。
(質問)福祉避難所に指定する予定だが運営上の課題はあるか。
(回答)大阪府内の法人の全既存施設では、非常用発電装置を設置し、発災時でも共用部分で3日間の空調利用ができるよう準備を進めている。また、府内2か所に備蓄倉庫を設けるため、準備を進めている。
福祉避難所に来られる避難者の個別情報は正確に伝達されるのか、市とどうスムーズに連携できるかなどの課題を感じている。
(質問)運営開始後の送迎車の安全対策についてどのように対応するか。
(回答)小学校児童の登校時は、送迎車の運行時間ではないが、夕方の送迎は下校時間と重なるため、お互いの安全を考慮し、職員が見守りを行う予定。
(質問)医療的ケアが必要なかたや、強度行動障害者の受け入れ人数はどのように考えているか。
(回答)提案書に記載の人数は、市の計画に基づくめやすであり、希望者数を勘案しながら柔軟に対応する。
(質問)利用者の入浴を提案されているがどのように運営するのか。
(回答)障害福祉サービスの制度外となるが、医療的ケア対象者から入浴の希望があった場合は、既存施設の特浴を活用し、入浴介助を行いたいと考えている。
障害者施設での虐待への対応や職員研修の考え方などについてヒアリングで確認ができ、法人としてきちんと対応されていると考える。今後増えてくると思われる医療的ケア対象者や強度行動障害者等の重度障害者の受入や支援体制などについても提案があり、期待ができる。府内で高齢施設や障害施設を複数事業展開しており、障害者通所施設の運営能力を有しているとの意見があった。
選定会議の結果をふまえ、候補者として適当であると認められるため、市として社会福祉法人大阪府社会福祉事業団を指定管理者候補者として選定します。
よくあるご質問
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