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市道箕面今宮線は、路線バスが通行する道路でもあり、箕面市域の重要な東西軸であるにも関わらず、歩道の未整備区間が多く、歩行者はもとより車両通行も含めて安全性に課題がある道路です。
このため市では、同路線の車道を幅6mにして、その両側に幅1.5m以上の歩道を整備する計画としています。
整備にあたっては、沿道の建物が建て替わる際に、市が用地買収のご協力を求めるもので、長期間にわたる事業となりますが、沿道住民のみなさんのご協力をいただきながら安全な道路整備をめざしていきます。
まずは、用地買収せず水路に蓋をかけることにより歩行空間を整備できる区間から整備を進め、安全性を確保していきます。
市道箕面今宮線の北小学校南側付近の区間(約230m)(以下、「整備区間」という。)においては、歩行者が安全に通行できるよう、水路に歩道を整備する工事を進めています。 令和5年10月には、箕面北小学校前交差点から箕面北小学校東交差点までの区間(約100m)の整備が完了し、残りの区間(約130m)においても令和6年度中の完成をめざし整備を進めてまいります。 工法については、交通規制期間の短縮などを検討した結果、直径0.8m~0.9mの管を水路に埋設して歩道を整備するもので、水路の断面積は小さくなりますが、工事区間の前後の水路と同程度の大きさを確保しており、市で観測している過去最大降雨量(1時間当たり107ミリメートル)の雨水を流すことができ、同程度の雨が降ったとしてもあふれ出ることはありません。 なお、工事期間中は、市道箕面今宮線の交通規制を行います。ご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
水路の歩道整備箇所図 |
整備前の状況写真 | 整備後の状況写真 |
整備前の横断図 | 整備後の横断図 |
樹木に関する専門家の方に当該区間の街路樹(桜)を確認していただいたところ、「枯れ枝等があり剪定は必要なものの、すぐに倒木する恐れのある危険木はない。」との意見を頂きました。本市でも現地の樹木を確認した結果、同様の判断をしましたので、整備区間における街路樹(桜)については、危険木を理由に伐採は行わず、桜の前の家屋の方の意向を確認して桜の残置を決定します。
A1:老木化して台風などによる倒木や折れ枝の恐れのある街路樹(危険木)や、大木化して歩行空間や車両の離合に支障のある街路樹については、交通安全上の危険を避けるため、伐採・撤去が望ましいと考えています。しかし、桜については、危険木を除き、樹木前の家屋の方が残すことを希望された場合は、残す方針としています。なお、この方針については、市長タウンミーティングや職員による事業説明会などにおいて既に明らかにしました。 整備区間における桜については、樹木に関する専門家の方に確認して頂き、「枯れ枝等があり剪定は必要なものの、すぐに倒木する恐れのある危険木はない。」との意見を頂いていることから、危険木を理由に伐採は行わず、桜の前の家屋の方の意向を確認して桜の残置を決定します。
Q2:道路が広くなればスピードを出す車が増えるのでは?
A2:同路線は制限時速30キロメートル規制の道路であることから、速度制限対策について警察と連携して検討します。
Q3:自動車の騒音を小さくできないかな?
A3:市では、市内各地で騒音レベルを定期的に測定しており、同路線における値は、騒音規制法第17条第1項の規定に基づく環境省令における要請限度(昼間70デシベル、夜間65デシベル)を下回っている状況です。
自動車の騒音は、対策が必要となる要請限度内となっていますが、騒音の低減をめざし、この事業の中で対策を検討します。
Q4:今回の工事で水路の断面積が小さくなるけど大丈夫?平成26年8月24日に水路付近で 浸水被害が発生したので心配…
A4:平成26年8月24日の浸水被害は、府道箕面池田線(山麓線)の南側にある雨水バイパス管(直径1.8m)の流入口が、大量の土砂や流木によって塞がれたために発生したもので、今回整備する水路からあふれ出たわけではありません。同バイパス管については、管自体の大きさは十分に確保できているため、流入口の改修工事を平成27年に行い、水防対策を実施しました。 なお、上記の浸水被害時の降雨量は1時間当たり70ミリメートルでしたが、今回の整備で水路に埋設する管は1時間当たり107ミリメートルの雨が降ってもあふれないものになります。
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