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本実証事業は、厚生労働省により指定された地域で、救急救命士が十分な研修を受け実施するものです。
アナフィラキシーという急性アレルギー反応への救急処置としてはアドレナリンの筋肉内投与が行われますが、現在の法令上では、救急救命士がアドレナリンを投与できるのは、傷病者が自己注射製剤(エピペン)を医師から処方され、所持している場合に、当該傷病者に代わって投与する場合に限られています。今般、実証事業を行うに際し救急救命士法施行規則の一部が改正され、令和7年3月27日に公布・施行となりました。
箕面市消防本部では、アナフィラキシー傷病者により早くエピペンを投与するため、一部の救急車にエピペンを積載し、事前に処方のないかたに投与をすることができる救急救命士の処置範囲を広げる実証事業を豊能地域救急メディカルコントロール協議会のもと実施します。
令和7年8月13日から令和7年12月31日まで
※傷病者へ投与後に追加配布されるエピペンがなくなれば順次実証期間終了となります。
〈箕面市消防本部管内の救急隊3隊〉
・豊川分署救急隊 27号車
・豊能本署救急隊 57号車
・東出張所救急隊 67号車
(※豊能地域救急メディカルコントロール協議会より箕面市消防本部の割り当ては3隊に決定しました。)
〈講習カリキュラム(10時間)修了者〉
・救急救命士 25名
強いアレルギー反応が起きた場合、早期に救急処置が可能となる。
〈エピペンを投与すると〉
・呼吸が楽になる
・血圧が安定する
・全身の腫れやじんましんが治まりやすくなる
※ただし、効果は一時的であるため、すぐに病院に行く必要があります。
実証事業の結果をもとに、救急救命処置範囲拡大の検討が進められます。
救急救命士法施行規則の一部を改正する省令等の公布等について(通知)( 外部サイトへリンク )
「救急救命処置の拡充に関する現状と課題」( 外部サイトへリンク )
よくあるご質問
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