更新日:2021年3月11日

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令和3年第1回箕面市教育委員会臨時会会議録

日時:令和3年2月22日(月曜日)午前10時
場所:箕面市役所本館3階委員会室

出席委員

  • 教育長 藤迫稔君
  • 代表教育委員 教育長職務代理者 山元行博君
  • 委員 髙野敦子君
  • 委員 大橋亜由美君
  • 委員 中享子君
  • 委員 稲田滋君 

付議案件説明者

  • 副教育長兼子ども未来創造局長 尾川正洋君
  • 子ども未来創造局副部長兼教育政策室長 藪本正博君
  • 子ども未来創造局担当副部長 小西二朗君
  • 生涯学習・市民活動室長 菅原かおり君

出席事務局職員

  • 教育政策室参事 乾敬一朗君
  • 教育政策室 林由記君

議事日程

1.議事日程

日程第1:会議録署名委員の指定
日程第2:新型コロナウイルス感染症対策に伴う令和2年度新成人のための成人祭実施の件

(午前10時開会)

◯教育長(藤迫稔君):ただ今から、令和3年第1回箕面市教育委員会臨時会を開催いたします。議事に先立ちまして事務局に「諸般の報告」を求めます。
(事務局報告)
◯教育長(藤迫稔君):ただ今の報告どおり、本委員会は成立いたしました。
◯教育長(藤迫稔君):それでは、日程第1「会議録署名委員の指定」を行います。本日の会議録署名委員は、箕面市教育委員会会議規則第5条第2項の規定に基づき、中委員を指定いたします。
◯教育長(藤迫稔君):それでは、日程第2、議案第13号「新型コロナウイルス感染症対策に伴う令和2年度新成人のための成人祭実施の件」を議題といたします。審議に入ります前に、成人祭について、少し長くなりますが、共通認識を持ちたいと思いますので、改めてこれまでの経過を含めて一定の整理をさせていただきたいと思います。まず、成人祭の開催につきましては主催者は、箕面市と箕面市教育委員会となっております。主管は子ども未来創造局生涯学習・市民活動室となっております。このように、昭和31年に発出されました文部省の通達に基づきまして、本市においては箕面市と箕面市教育委員会の両者が主催となっております。成人祭という行事につきましては箕面市教育員会教育長に対する事務委任規則に基づきまして、教育長に委任されたものでありますので、これまでも成人祭の式典の内容や会場設定など、運営に係るいろいろなことにつきましてはもう一方の主催者となる箕面市の理事者と協議して決定してまいったものであります。今般、成人祭開催直前の1月8日に、大阪府における新型コロナウイルス感染症の状況が緊急事態宣言を国に要請しなければならないほど厳しい状況になったことから、市長と教育長とが緊急に協議しまして、急きょ8月の延期について判断をしたところです。その後、各教育委員にはその旨のご報告をさせていただきました。さらに、1月21日開催の教育委員会定例会の「教育長報告」においても、その旨をご報告をさせていただきました。その後、8月開催の成人祭の必要経費を予算化する必要がございますので、補正予算の理事者協議に向けて、そのあり方の検討を進めてきたところです。延期開催を8月とした理由につきましては、延期決定時に主催者代表として市長がコメントを出したとおりですので、ここでは詳しく述べませんが、やはり8月というのは時期的には異例の時期ではありましたので、成人のかたがたの中にはやはりその日程では参加できないといった声もいただいております。日程的に参加できないかたに対しましては何ともしがたい非常に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、後ほど事務局から説明させていただきますが、その他にいろいろなご意見をいただいている中では、「少なくとも日程的には参加できるが、やはり8月ということになると、参加しにくい」であるとか、「8月の実施では参加したくない」というかたもおられますので、そういうかたたちには、1人でも多く参加していただける方法をということで、この間、予算の理事者協議をいくつかしてきましたが、なかなか妙案に達することができていませんでした。そんな中で、延期を決定した時の最大の理由がコロナの感染状況でしたので、コロナの感染状況が一定収束の傾向を見せているということを踏まえて、開催日を追加する、1日よりも2日にすることによって参加できる人が1人でも多くなるのであればそういう方法もあるのではないか、予算についても成人祭を1回だけするのと2回するのとで、大きく増額しない式典程度のものであればできるのではないかということで、そのような方向性を見いだしながら協議をしたところです。この方向性について、理事者協議をする中で、2月16日に開催されました主催者の両方が同席します総合教育会議の中で、市長としても「自分が判断するにあたって各教育委員さんの考え方も確認したい」ということで、われわれ教育委員会の感想を問われたということでございます。私としましては冒頭説明しましたように、一定成人祭の運営については、教育長に事務委任されたというものではありますが、やはり1年間の間に2回の成人祭をするということ、あるいは、いったん延期を8月に決めた中でさらに再変更するということは、私に事務委任された範疇を超えるのでないかということで、箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第2条第2項に、私が事務委任されたことであっても「重要かつ異例」であるものは教育委員会に諮る、とする規定がありますので、私は今回の件はそれに該当すると判断いたしまして、急きょ、臨時会を招集させていただきまして、この会議に諮ることしたものです。少し長くなりましたが、こうした、これまでの経過を前提に議事を進めていきたいと思います。それでは、議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局担当副部長に求めます。
○子ども未来創造局担当副部長:本件は、新型コロナウイルス感染症対策に伴い延期した令和2年度新成人のための成人祭の日程及び内容を定め、箕面市長に予算の調整を要請するため提案するものです。令和2年度新成人のための成人祭は、新成人が参加しやすいよう、2日に分けて実施しようとしており、第1日目が令和3年4月24日土曜日、場所は箕面市立市民会館、内容は式典のみとしております。第2日目が令和3年8月14日土曜日、場所は箕面市立文化芸術劇場、内容は式典及びイベントとしております。新成人はいずれの日を選択して参加いただいても、両日参加頂いても良いものとさせていただきます。なお、本提案に至った経過をご説明いたします。令和2年度、新成人のための成人祭は、当初、令和3年1月11日の開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを考慮し、延期するという苦渋の決断をいたしました。また開催日程につきましては、年度内に開催することにした場合、ワクチン接種が進んでいないことも予想されることから、新型コロナウイルス感染症の影響により、再び延期したり、中止になる可能性が高いと考えられること。空気が乾燥し飛沫が飛びやすくなる冬季より、夏季において成人祭を開催するほうが、新型コロナウイルス感染症の影響が少ないと考えられること。本市では8月1日から船場地区で新ホール「箕面市立文化芸能劇場」がオープンすることから、新成人に新しい舞台で晴れやかに参加していだけるのではないかと考えたこと。大きくはこの3つの理由により8月14日土曜日に延期して開催するものとしました。一方で「成人の日」の恒例行事であった「成人祭」を8月に変更したことにより、お盆の時期には家族で旅行に行く、熱中症への不安がある、就職活動がある、晴れ着が着られないなどの理由で「成人祭」に参加しない、しにくい、という声が届いていました。そこで令和2年度の新成人のための成人祭を日程を増やすことにより新成人が参加しやすくするため、8月14日に加えて、比較的暑さをしのぎやすい4月24日にも開催することといたしました。4月24日はグリーンホールを会場として人数を制限して短時間の式典を、8月14日は箕面市文化芸能劇場を会場として、4月同様の式典及び新成人に楽しんでもらえるイベントを開催したいと考えています。
◯教育長(藤迫稔君):少しここまでの状況を確認する意味で、私の方から整理させていただきたいと思います。この1日を増やすことについて、われわれが議論する中で、当事者の新成人になる人の意見を聞くべきだというご意見をいただきましたので、いろいろと悩みましたが、最終的な姿が約束できない中でいろいろと聞くというのは、新たな混乱を生じさせることになりますので、正直、それはできませんでした。われわれ職員の中に当事者のお子さんを持たれている職員もおりますので、尋ねても支障のない、混乱にならないようにと条件をつけて、お子さんはどう考えているか、保護者としてどう考えているか、ごくわずかですが、どう考えているかヒアリングしていますので、そもそも当初あったご意見、ヒアリングした結果についてのご意見をこの場で共有したいので、お願いします。
○子ども未来創造生涯学習・市民活動室長:成人祭の延期を発表して以降、担当部署に対しまして、電話やWebで寄せられたご意見、苦情を含めて問い合わせは81件あります。また先ほど教育長の説明にありました新成人及びその保護者への聞き取りは9件行っております。その中で8月は就職活動の時期で忙しいとか、同様にコンクール等がある時期なのでなかなか時間が取れない、留学がしたいのでいないというようなご意見等が4件、熱中症が心配、暑い時期に外出さえままならない、というご意見が12件、お盆のため家族で旅行するというご意見が1件、8月で晴れ着が着られないといったご意見が42件、トータルで59件のご意見として、8月では参加ができない、あるいは参加しにくいという声が寄せられています。
◯教育長(藤迫稔君):ありがとうございます。今、少しありました晴れ着の件もご意見をたくさんいただいております。それについて事務局で状況を確認したことを共有したいのでよろしくお願いします。
○子ども未来創造生涯学習・市民活動室長:箕面市内、近隣の呉服店、写真スタジオ、貸衣装店等、6軒に対しての聞き取りを行っております。これらのほとんどの店舗におきまして、着物のレンタル等が1月から8月に延期になったことで、8月までの延長については無料で対応するという対応をとっておられます。これらの店舗を利用されております箕面市民のかたは約110名おられるということですが、現時点ではほとんどのかたはキャンセルされていない状況だと聞いております。やはりこの暖かい時期が続いておりまして、8月は暑いので振り袖は無理ではないかという声や、一部キャンセルの相談は出ているところはあるとのことです。
◯教育長(藤迫稔君):今の説明で、ヒアリングしたのは限られた業者なので、全ての業者が同じ対応かというと別問題ではありますが、今の話ですと、8月の開催までキャンセルせずに8月までレンタル予約を維持するかたがほとんどだということですがが、仮に8月だと着物は着られないのでキャンセルしてしまったというかたが、4月開催となった時に、4月ならやはり着物を借りたいとなった時には、聞き取りした範囲で結構ですが、その業者はどのような対応をされるかの把握はできていますか。
○子ども未来創造生涯学習・市民活動室長:8月までそのかた用に着物をキープしておくということですので、予定が早まって4月に着物を着るということであれば延長無料で対応してくださるということです。
◯教育長(藤迫稔君):そうではなく、現時点で8月なら着物が着られないからとキャンセルしてしまった人が、4月開催となればもう一度着物を借りようかと思った時に特段の配慮をしてもらえるのか、それともいったんキャンセルしたので当然費用が発生するのか、聞き取りはできていますか。
○子ども未来創造生涯学習・市民活動室長:そこまで具体的なところまでは確認はできておりません。
◯教育長(藤迫稔君):もし本日の議案が可決されて4月開催の方針となったら、着物を借りるかたが個人で業者に交渉するのではなく、市の方から業者に対して、市の都合で変更することになっているので借りるかたに特段の配慮をしてほしいとお願いする必要があります。また、先ほどもふれましたが、このたび1月から8月に延期にする最大の理由がコロナということでありましたので、コロナの現状を共有しておきたいと思います。
○子ども未来創造生涯学習・市民活動室長:大阪府が国に緊急事態宣言の発出を要請し、箕面市が成人祭の延期の決定をいたしました1月8日時点の新規陽性者数は654人でした。緊急事態宣言発出後は、新規陽性者は増減を繰り返しながらも減少傾向にあります。2月に入りましたら100人を下回る日も出てきており、2月15日現在で69人となっている状況です。
◯教育長(藤迫稔君):今、ありましたように、緊急事態宣言も早ければ今月、今のルール通りだと来月始めに解除されるのかというような明るい兆しが見えてきていますが、なかなか予測できないことでもあります。実際われわれも12月末の時点では大阪府と北海道は国に先がけて対策を実施したので、効果が出ていると踏まえて当時は1月に成人祭をするという判断をしていましたが、年が明けて、感染者数が急拡大したという経緯があります。現在の箕面市内の状況を見ますと5日間くらい感染者0人で、一定の収束に向かっているとは思います。少し安心できる材料ではありますが、今回の判断について一定、収束に向かっていることを共有したいです。
◯教育長(藤迫稔君):一定、共有したいことを私の方から事務局に報告させましたが、何か皆様からご意見ありますか。事前に予算に向けて理事者協議をするにあたってご説明はさせていただいてますので、具体的な内容については説明させていただいていると思っていますが、この場で改めて何か聞いておきたいことはありますか。
○委員(髙野敦子君):今ちょうど最近の大阪府の感染状況について説明いただいたんですが、例えば、今回、開催の候補にされた4月24日、8月14日の時点で、再度緊急事態宣言が発出される事態になっている場合には、どのような取扱いになるのかということを聞きたいです。
◯教育長(藤迫稔君): 実は、当初1月11日に予定していた成人祭を延期すると判断した時は、まだ緊急事態宣言が発出されていませんでした。多くの大阪府内の市では、まだ発出されていないからということで成人祭をしたわけです。われわれの判断としては、確かに1月11日はまだその対象期間にはあたっていないかもしれませんが、すでに緊急事態宣言を国に要請しなければならないほど非常に厳しい感染状況となっているということで、緊急事態宣言の日にずばりあたっていませんが、これは今やるべきでないという判断をした経過がありますので、それがまさに今回延期する開催日が緊急事態宣言の期間中に該当していたら、これはもちろんのこと、今はっきり言えませんけど、少なくとも成人祭のような式典を人を集めて行うということは、ちょっと考えにくいので、緊急事態宣言が出ていたら、いくつかの市町村でされているように、完全にオンラインで実施して配信する等、何らかの形で実施するにしても、工夫をして実施しないといけません。緊急事態宣言は出ているけれど、もう決めたからどこかの会場にみんなを集めてやりましょう、という形態での開催はありえないのかなと思っています。そのことはやはり何らかの形で発信しておかないと、当時者にとってもまた開催されるのかどうなのかと心配するのではなく、緊急事態宣言が出ていたら申し訳ありませんがこの形ではできませんということは周知しておくべきだと思っています。
○委員(中享子君):4月24日に緊急事態宣言が出たらどうなるかということを周知することも大事だと思いますが、4月24日開催となると、もう2カ月切ろうとしてるわけですが、4月24日にも開催するということをどのように当事者のかたに周知するのでしょうか。
○教育長(藤迫稔君):われわれにもその課題認識はありまして、広報紙に載せるのが最短でも次の4月号になりますので、開催まで一カ月を切るというのがどうなのか、という思いもあります。実は先ほど冒頭で言いましたけれども、一部の市役所の職員には、延期についてどう思うかのヒアリングをする際に、「なんで今聞くのか」と聞かれたこともあって、「口外しないで欲しいが実は4月開催を考えていて、教育委員会会議の前に、当事者の意見が聞きたいんです」という説明をしています。なので一部の人にはすでに伝わっていますが、それを公式にどう伝えるかというのは、今後の検討事項でして、われわれとしては、何らかの形で早くにお伝えをして準備をしていただかないとと考えています。急に伝えて、せっかく4月開催となるけれども、そもそも準備が間に合わないということであれば、だめだと思いますので、周知については今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
○委員(稲田滋君):各中学校には同窓会の代表のような人がいて、同窓会をする時など、その人が中心になって、順番に各クラスの代表に連絡しているんですけど、そういった仕組みも利用して、できるだけ早く周知してあげないと、せっかく成人祭の日程を追加するにしても、人が集まらないということになれば良くないので、中学校の同窓会や、親同士の連絡網など、できるだけいろんな方法を活用して早めに周知してもらえるよう、よろしくお願いします。
○教育長(藤迫稔君):この件については予算が伴う市議会の議決事項ですので、教育委員会会議で決まったからといって、公式に公表するのは難しいです。少なくともこの教育委員会の会議は公開のものですし、もちろん今日、会議が開催されることもホームページに載せていますし、議事録についても当然公開しますので、教育委員会会議でこの方針が教育委員会として決定された場合は、そのことはまぎれもない事実なので、それはそれで発出できると思いますけれども、それが市としての最終決定事項というわけではないので、周知方法については、教育委員の皆さんのご意見を踏まえながら、何かいい方法があるのかどうかも含めて、悩みながら検討していきたいと思います。
○委員(大橋亜由美君):今年度はコロナの影響で、いろんなものが中止になったり延期になったり変更になったりで、正しい答えは誰も持っていないわけですし、近隣の都市と足並みをそろえる必要もないと思っています。今回、成人祭を4月にも開催するということで、当事者のかたからすると、伝統的な装いをしたいという強い希望のかたがいらっしゃる一方で、経済的な負担からそういったことをしないかたや、また関心がないかたなど、いろんなかたたちがいらっしゃいます。今回は特別に2回開催するということですが、すでに去年、一昨年の段階で、「18歳で今度成人になる子たちの成人祭をどうしますか」というアンケートを教育委員会がとっていますが、今後について、コロナに限らず感染症が蔓延するような時期にしなくても、例えば5月など、時期を変えるということがあってもいいのではないか、今回を機に成人式の式典のあり方を考えてもいいのではないか、と思います。式典も大事ですが、例えば今後、成人になるために税金や年金のことなどを学ぶセミナーに無料で参加できるようにするなど、社会に出て行くことを市としてアシストしていけるような機会も作ってほしいと思いました。今回はコロナ禍でしたけれど、いろいろなことを考えるいい機会だったんではないかなと思います。特に私が働いている国際交流協会では、外国にルーツのあるかたのうち「着物が着られないから成人式に行かなかった」という人が毎年います。「それはちがう」という話を毎年、協会の職員からしていますが、そういうケースもあるので、多様性を考えてほしいです。他にも8月は就職活動が忙しいなど、個人的な理由は、一年中みんなにありますので、市として、良い時期かどうかを考えるいい機会となったのではないかと思います。
○教育長(藤迫稔君):先ほどもご説明しましたが、正直に言いますと当事者の声というのは、ヒアリングできていません。本来は多くのかたに意見を聞いて、そのニーズに応えるべきだと思いますが、どうしても混乱を生じさせることになるので聞いていません。ですが、8月はどうしても日程的に参加したくても参加できないという人にとっては、一日開催よりも二日開催の方が参加する機会が増えるという意味では、これは、データをとらずとも間違いないと思います。そういう意味で判断しました。また、今大橋委員が言われましたように、民法が改正され18歳成人になった時、成人祭について、先ほど言いましたように、私に委任される範疇ではないので、「何歳のときに成人祭を実施するか」という大きい話を、教育委員会に諮らせていただいたところ、多くのかたの意見が「20歳で開催が良い」ということでした。「成人祭」という名称をどうするのかということは今後の検討事項としますが、20歳になった時に成人祭をしようということで機関決定をいただきました。そのときには多くの当事者のかたに、開催年齢のことも含めてデータを収集しましたら、私の記憶で言うと、18歳は受験等にもあたるのでやはり20歳がいい、という意見が圧倒的に多かったのと、また開催時期はいつにしますかということについても、圧倒的に「1月開催が良い」といういう意見が多かったので、民法が改正されても、箕面市においては20歳に何か成人祭に代わるお祝い事をしようということと、時期は1月が良いということを一応、決定されておりますので、この方向でいきたいなと思います。ただ、方針を決めたのは昨年度の時点では、恐らく問われたかたがたも自分の事としてさほど深く考えられていなかったということもあるかと思います。当面はいったん決めた方針で実施しますが、何年か経て、当時はそういった意見が多かったけれど、実際実施してみると「1月開催はいかがだったのか」という意見が出るようでしたら、またその時点で多くの意見をいただいて、開催時期を変更するのはありだと思ってます。いったんは、20歳になってから開催、時期は1月が良い、ということを決定いただきましたので、当面はそれで進めていきたいと思います。
◯代表教育委員(山元行博君):コロナの中でいろんなイベントをやっていく中で、決めたとおり実施できるかどうかは、困難なハードルをたくさん越えていかないといけないと思っています。そこで1月11日の成人祭を実施しなかった自治体を私なりに調べたところ、大阪市、枚方市、東京都、でした。あと他にもあると思いますが、調べたところ、東京都は杉並区だけが実施し、他自治体は実施していません。大阪市については各区のホームページを見ると、最初は3月に実施すると発表していたのを4月以降実施で、日程未定、ということがホームページに出ています。枚方市は、3月28日実施です。枚方市が3月28日に実施できたなら、事務局でどんな形式で実施したのかなど、状況を確認しておいてほしいです。私が知ってる情報では、枚方市は十数年前から各中学校区で成人式を開催していますが、例年市役所の職員が、会場でパイプ椅子を並べたりシートを敷いたりリモートの準備をしたりなど対応していましたが、今年は専門業者を入れたそうです。やはりコロナで消毒やソーシャルディスタンスのことがあるので、専門業者が18中学校全部、立ち会って会場の確認をするということで、市役所は実施に向けて相当緊張していると聞いています。そこで、まだそれだけ対策しても最終的にもし実施できなかったらどうなるかを確認すると、オンライン実施を検討しているとホームページに公開されています。3月28日、どんな状況で実施したのかどうか知りたいので、実施された後に事務局で確認をしていただきたいです。1月11日に実施した自治体を知りたくてホームページ等を見たのですが、恐らく実施方法をずいぶん変更されているので、ホールで開催するところ、各校区で開催するところ、初めての形式で開催するところなどバラバラで、ホームページを見ても分かりません。唯一分かったのは、寝屋川市で、非常に秀逸なビデオを作って、成人式ミニストーリーというものをホームページにアップされています。結婚式の紹介ビデオのように、非常にきれいにできているので、恐らくプロに依頼されたんだと思います。寝屋川市のように1月11日に実施したところも参考にしながら、4月24日に向けて取り組んでいければ良いかなと思っています。寝屋川市の場合は、寝屋川五中出身の又吉くんが出てきて、新成人に向けていろんなコメントを述べていました。事務局には非常に難しいハードルですが、例えば菅田将暉くんにコメントを頼めないのかと思います。また昨年も正月番組の再放送で木村拓哉さんと箕面自由学園のチアリーディング部の番組を放送していましたし、木村拓哉さんは箕面にすごくこだわっているのでビデオレターを頼めないだろうか、また朝の番組でよく見る夏目三久さんにも頼めないだろうか、成人の子たちもこんな時期で苦しんでいるので、こういうイベント的なところで、もしコメントをいただけたら、ありがたいなと思ったりします。ハードルは高いと思いますが、一度チャレンジしていただいて、何とかこの子どもたち、成人の人たちにとって、力になるものが与えられれば良いなと思っています。
○教育長(藤迫稔君):また、改めて調査させていただきます。確認しておきたいのは、大阪府の中で中止しているのは、大阪市と枚方市と箕面市です。また八尾市につきましては、直前になって決めたのではなく、もっと早い段階で、今年の実施は無理ということで中止とされたということです。私も大阪府の教育長協議会で府内の教育長さんとお会いしますが、特に成人祭が終わってからのことを私も積極的に聞いていないのですが、話題としてあがることはなかったので、おそらく、実施された自治体はそれなりに粛々と終わったのかなと思っています。ただ、東大阪市について、これは報道でも出ましたが、やはり成人祭後の飲食で、想定の範囲ですがクラスターが3件ほど起こったということを聞いていますけど、他については聞こえてこないので、それも踏まえて確認してもらいたいなと思います。
○委員(稲田滋君):先ほど教育長からキャンセルした人へも何とか配慮をしてほしい、という話がありましたが、キャンセルせずに1月11日にすでに着物を借りて、近所の神社にお参りに行って写真を撮った、という人も、大勢いるように聞いていますが、そういうかたたちが4月24日の成人祭の際にまた着物を借りないといけない、一方今度は借りないという話もありますが、一度借りた人は、何かしら次もまた配慮しますよというようなことも、できれば業者にお願いしてもいただけたらありがたいと思います。いずれにしましても選択肢を増やすということは、これはあくまでもコロナ対策ということで、基本は今年度、今回のみの対応です。それと8月14日については、もうすでに新成人のかたたちは、どんな装いにしようとか、浴衣着ていこうかとか、いろんな話が出てるみたいなんですね、だからぜひとも、あのさきほど代表もおっしゃってましたけど、みんなの心に残るような成人祭にしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○教育長(藤迫稔君):業者の件は私も先ほど言いましたが、事務局は必ず確認してください。あと、成人祭の組み方について、アウトラインについてはこうしていこうというものはありますが、8月については、具体的にこの人を呼んできて、というところまでは決まっていません。山元代表からも先ほどもありましたことは少し頭に入れていますが、限られた予算の範囲の中で、どんなことができるかという「作り」は、ざくっと頭の中でできていますが、Aさんを呼んでくるとか、Bさんを呼んでくるとか、そこまでの具体的なことまで決まっていませんので、それは今後、お金の要ることだけではなく、お金の要らない範囲でも、今委員が言われたようなことで、がんばって達成できることは多いと思いますので、そういうことはしっかりやっていきたいと思います。
○教育長(藤迫稔君):それでは、議案について採決いたします。本件を原案どおり採決することに異議ございませんか。
(異議なしの声あり)
○教育長(藤迫稔君):異議なしと認めます。本件は原案どおり可決されました。冒頭で説明しましたように、あくまでも成人祭は、箕面市と箕面市教育委員会の両者が主催になります。総合教育会議の中でお話をしたので、今日の検討を受けて、市長がそれについて何か異論を唱えることはないと思いますが、改めて教育委員会としては、方針について機関決定したということを伝えまして、最終的に予算を要請していきたいと思いますので、よろしくお願いします。せっかく急きょ集まっていただきましたので、もう一点だけ報告といたしまして、今、オリンピックの聖火ランナーのことがメディアで出ていますので、本市の状況を共有したいと思います。
○子ども未来創造局担当副部長:東京2020オリンピック聖火リレーに関しましてご報告をいたします。聖火リレーの実施につきましては、昨年の12月に公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から発表されております。聖火リレーは3月25日に福島県のナショナルトレーニングセンター「Jビレッジ」からスタートいたしまして、121日間かけて、全国859市区町村をめぐります。その中には本市も含まれておりまして、4月13日に実施されることが示されております。その後、1月20日付けで組織委員会から新型コロナウイルス感染症対策運営マニュアルが出されました。今後本市におきましては、組織委員会より示された実施の方向性に基づきまして、感染症対策を徹底した上で準備を進めていくことになります。本市の聖火リレー実施の可否判断につきましては、組織委員会と大阪府実行委員会が、今から申し上げます3つの基準に基づき協議し、決定されることとなっております。1点目は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、聖火リレー実施都道府県が対象区域となっている場合、2点目は、都道府県の判断により、聖火リレー実施都道府県内に、不要不急の外出自粛要請、又はイベント自粛要請が発出されている場合、3点目は、その他、都道府県の判断により、聖火リレーの縮小実施が要請される場合となっております。判断のタイミングとしましては、聖火リレー実施のおおむね30日前、いったん一時判断がなされます。大阪府の場合は3月14日になります。最終判断につきましては、聖火リレー実施の14日前となりまして、大阪府の場合、3月30日となっていることもあわせてご報告いたします。
○教育長(藤迫稔君):今、報告ありましたように、なかなか、このコロナの状況が見通せないので、われわれもヤキモキしていますが、今の話で言うと、最終的に決まるのは3月30日、直前になるんで、今からわれわれは検討しようと思っていますが、今、報告がありましたように、われわれが実施可否を判断するのではなくて、大阪府が判断します。ただ、実施するとしても感染症対策が必要になりますので、恐らく今のイメージですと、聖火リレーは予定どおりのコースで走りますが、できるだけ沿道での観戦は控えてほしい、もしくは十分な距離をとってマスクをつけて、というようなお願いをせざるを得ないということと、もともとコンビニの駐車場など沿道のスペースを使って、チアや吹奏楽などのパフォーマンスをしてもらったりして聖火リレーを盛り上げようとお願いしておりますけど、それもどうなるかなと思っています。また他市から他市へ聖火を渡すにあたり、若干セレモニー的なものを考えていますが、あまり派手に人を呼ぶようなことではなく、それこそ簡素な式典程度に収まるくらいが良いかなという風に考えています。また大阪府にしろ、組織委員会にしろ、あらためて何か通知等がありましたら、具体的に調整させていただきまして、またご報告させていただきたいと思います。それでは本日の臨時会を終了させていただきます。ありがとうございました。
(午前10時49分閉会)

以上のとおり会議の次第を記し、相違ないことを認めたので、ここに署名する。

箕面市教育委員会

教育長(本人自署) 
委 員(本人自署)

よくあるご質問

お問い合わせ

所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6762

ファックス番号:072-724-6010

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