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更新日:2015年1月24日

平成22年第3回箕面市教育委員会定例会会議録(その2)

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◯委員長(小川修一君):それでは、少し時間を取り、この間いろいろな角度から課題として浮かび上がっています「子どもの体力向上について」の意見交換をしたいと思います。「体力向上プラン」というものを練る最中ですが、平成21年度、全国の市町村の理解と協力の下に、4月から7月にかけて、文部科学省が実施する「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」がありました。本市も実施し、その結果を公表しています。公表の目的は主に三点あり、一点は、保護者、地域の方に説明責任を果たそうということです。二点目は、各家庭や地域と連携した実効のある取組ができないかということ。三点目が、保護者、地域との課題共有という観点でこれを理解しておく必要があるということです。今まで以上にここに力点を置いて、教育活動を実践するということも迫られている一点だと思います。実際には、調査結果は数字で出てきて、それで推し量られる面が多いですが、私自身は点数がどうのこうのということにこだわる気持ちは毛頭なく、子どもたちの体力を向上させるという大きな観点から、この点を捉えておきたいと思うわけです。ただ、結果を分析し、分析の中から課題がどうかということももちろん考察していかなければいけませんが、課題を考えたときに、いろいろな角度から見ていかなければいけないことも確かです。そこで、「子どもの体力向上プラン」策定の趣旨とか目的について、事務局の方から概略を説明してください。
◯教育長(森田雅彦君):学校教育課長からの説明の前に、まず、平成19年度、20年度は、全国体力テストについては、小・中学校それぞれ1校ずつの抽出校で実施してきました。その結果は、全国平均、大阪府平均と比べだいぶ落ち込んでいる種目があったので、事務局の方でこの4月に協議をし、保育所・幼稚園の頃から、つまり園長先生、所長さん方、もちろん校長、教頭先生にも声をかけ、健康福祉部にもお願いして、みんなで箕面の子どもたちの体力向上プランの策定に5月から取りかかってきたところです。今回、全ての小・中学校で体力テストを実施したところ、やはり危惧していたとおり、子どもたちの体力の状況、あるいは生活状況について、いろいろ課題が見えてきました。もちろん、体力だけではなしに、確かな学力、豊かな心、健康・体力という3つのバランスの取れた子どもたちを育成していくことが大変大きな使命であると思いますが、体力が相当落ち込んでいるということで、このことは重点課題として取り組んでいく必要があると思っています。
◯委員長(小川修一君):それでは、プランについて、事務局の方から説明してください。
◯学校教育課長(中村香君):
本プランの趣旨、目的について簡単に説明いたします。本プランは子どもたちの体力低下へ対応するため、(1)子どもたちがいきいきとした生活を送るための体力づくり、(2)成人になって社会生活や家庭生活を営むための基礎的な体力づくり、(3)人生を豊かに過ごすために、生涯を通じてスポーツを楽しむための基礎づくり、を目的として、教育機関、市民、行政が協働で取り組むために作成しているものです。体力テストでの数値を上げることだけを目的とするのではなく、仲間と一緒に運動することが好きな子どもたちの育成、生涯を通じて運動に親しもうとする意欲を持つ子どもたちの育成をめざしています。そのために、保育所、幼稚園、小・中学校や健康増進の活動も含めて、全市あげて子どもの体力向上に取り組む内容を網羅しています。
◯委員長(小川修一君):他に委員の方々から意見等ありますか。
◯委員(白石裕君):全国学力調査の結果についての教育委員会委員と保護者等との意見交換会の時でも、保護者の方々は、子どもたちの体力が低下していることに大変関心を示されて、こんな緑のまち箕面で、運動しようと思ったらできるのに、どうして府下でも下の方なのかという声もたくさんありました。体力づくりというものはそう簡単ではないと思いますが、個人的には、人生というものは最後は体力勝負だと思っています。やはり体って大事ですよね。そういう意味で、これからの取組は具体的にどんなことを考えていますか。
◯学校教育課長(中村香君):このプランの取組は、これまでの事業をそれぞれの関係課の連携を強化することによって、活性化を図っていくとともに、必要に応じて新しい事業、取組も立ち上げていこうというスタンスで、関連事業の体系化によって、子どもの体力向上を図ろうというものです。一つめには、乳幼児期の体力づくり、二つめに学校体育の充実、三つめに家庭、地域での体力づくり、四つめに体力向上にむけた環境整備と支援、という四つを柱として、事業及び取組を推進していきたいと考えています。一つめの乳幼児期の体力づくりについては、保育所、幼稚園を中心に、遊びを通した体力の向上に取り組む。環境整備としての園庭の芝生化。また、ケガを恐れない、ケガへの対応ということで、リスクマネジメントの研究を進めていきます。二つめの学校体育の充実については、小中一貫体力向上推進校区を設定し、小中一貫した取組を進める。とりわけ、小学校における体育授業の充実のために、指導資料を作成、配付し、それを活用した体育の授業に取り組む。日常的な取組として、すでに取り組んでいるところですが、全校でのなわとびやマラソンを推進できるように、それぞれカードを配布したり、なわとび大会等を実施していきます。そして、外部講師派遣等による中学校部活動の支援を行います。三つ目の家庭、地域での体力づくりについては、早寝・早起き・朝ごはんキャンペーンの推進、食育の推進、体力向上啓発リーフレットをPTAとも協議し作成しましたが、これを4月当初に全保護者に配布する予定です。四つめの環境整備と支援ですが、全小学校の校庭芝生化、体力向上の動機付けのために各種イベントを実施する、例えば、市民スポーツカーニバルでの長なわとび大会やオンラインなわとび大会、森町妙見山麓マラソン大会への参加を勧めていくということに取り組んでいきます。また、現在、六中校区で行われている総合型地域スポーツクラブ、そして小学校の自由な遊び場等の充実に取り組んでいきます。
◯委員(坂口一美君):具体的な取組内容について説明がありましたが、この間、教育委員会委員と保護者等との意見交換会を重ねる中で、体力向上については、障害のあるお子さんや支援学級におられるお子さんの保護者などから、自分たちの子どもについての取組をどうしていくのかというようなご質問があったと思います。学校体育の充実ということで、全校のなわとびとかマラソンの推進がありますが、個々的にどういった配慮をされるのか、またそれをプランの中にどのように盛り込んでいくのですか。
◯学校教育課長(中村香君):プランの中にも、支援の必要な子どもへの事業について位置付けていきたいと考えています。例えば、児童デイサービス事業所あいあい園では、就学前の支援の必要な子どもたちとその保護者を対象に、運動遊びなど日常生活や社会生活をより豊かに送っていくための療育を行っています。また、保育所、幼稚園、小・中学校においては、早期療育グループの理学療法士、作業療法士と連携して、一人ひとりの子どもたちに応じた運動プログラム等を作成し、子どもの体力向上に努めています。そして、体育の授業についても、なわとびの苦手な子どもたちにはグリップを長くすればよいとか、なわにおもりを付けるとか、子どもの指導方法についても、支援教育担当者会連絡会において、具体的にこういうサポートをすることで子どもの運動がいっそうスムーズにできるようになるというような情報交換や研修を行っています。このようなことを通じて、いっせいに体育指導をしている授業の中でも、一人ひとりの子どもの課題や体の状況に応じたきめ細かな指導ができるように、体力づくりが行えるように、これからも教具や指導方法についての研修、情報交換に努めていきたいと考えています。
◯委員(福井聖子君):子どもたちに体力がついていくためには、自分から体を動かして遊ぶということが大事だと思いますが、地域の子どもたちの遊ぶ環境というのは厳しい状況にあると思います。その辺りについて何か考えはありますか。
◯学校教育課長(中村香君):これまでも、子どもたちが遊ぼうと思っても、実際に公園ではボール遊びが禁止されていたりして遊べないということがあると指摘されてきました。子どもの遊び場を確保するという意味で、公園等の広場づくりは非常に重要な課題で、市長部局のみどりまちづくり部公園課が公園再生に取り組んでいると聞いています。地域のニーズ、利用目的に応じた公園環境づくり、例えば、ここの公園は高齢者の憩いのための公園、こちらは子どもが遊ぶための公園というふうに目的をはっきりさせて、子どもたちの遊び場としての役割の充実にも、地域の方と一緒に検討していくという取組を進めていると聞いています。また、公園で安心して遊べないと困りますので、子どもの安全確保ということも、公園再生計画の中で検討していると聞いています。
◯委員長(小川修一君):それぞれの理念、考えは多々あると思いますが、この問題については、従来からの有益なことも含んで、学校、家庭、社会の現状も踏まえ、地域性ということも踏まえた上で、幅広く市全体で取組を進めていくということが大事ではないかと思います。このプランは、ある一時期的なものに止まらず、時代背景の変化も考慮しながら、その時々のよいものを取り入れていくということをしなくてはいけない課題ではないかと思います。そういう意味で、現状で仕上げてしまうということではなく、一応のかたちが整った中でも、それについてさらに工夫を加えていくということがプラン作成の基本にあるのではないかと思います。
◯教育長(森田雅彦君):子どもたちの体力というものは、学校体育にしても、幼児期からの動きづくりにしても、子どもたちが楽しんで、結果として体力が身に付いていくものと思います。今回の調査の結果はしっかり受け止めて、市全体で取り組んでいく必要がありますが、その中で学校体育の部分はきちんと見ていかなければいけないと思います。全国体力調査の分析は、各学校から先生方に出てもらい、今、熱心に分析をしており、それも、この体力向上プランの中に落とし込んでいこうとしていますが、どういうことが見えてきて、どういうことを落とし込むのかが一点と、今回、学習指導要領が小学校は平成23年から、中学校は24年から変わり、学校体育の授業の内容も変わってきていますので、領域等の取扱いの変更についての二点を説明してください。
◯学校教育課長(中村香君):分析会議の結果についてですが、体育の授業の向上と日常的な取組、例えば業間や就業前に、子どもたちに積極的に遊ぶことを働きかけることが必要であること。それから、部活動の活性化に向けていろいろと支援していくことも必要であること。そして、保護者に向けて啓発活動をしていくというような学校としての取組を充実させることと同時に、体育館のワックスのかけ方や上靴の使い方であるとかいうような環境整備についても学校として取り組んでいく必要があると考えています。その中で、今年、全校が体力テストを実施しましたが、こういった子どもの実態把握というものを経常的に行いながら、取組の見直しをすることを考えていこうというようなことが学校の分析結果として出ています。また、学習指導要領の系統については、今、正確にお示しできませんが、ただ、体育の指導書を作る中で、系統立てて、低学年から高学年、中学校も含めて、領域別の指導書の作成について2年間かけて取り組んでいく予定にしています。その中身については、大学の専門の先生のご意見も聞きながら、指導要領の内容を反映させ、系統性を重視して、そして学校の授業に生かせるようなかたちでの指導書を作ることを考えています。具体的な資料については、後ほど用意させていただきます。
◯教育推進部長(森井國央君):指導要領の改訂のポイントについて付け加えますと、まず、改善の方向性として、保健と体育を関連させて指導する。学習したことを実生活、実社会で生かす。学校段階の接続及び発達の段階に応じて指導内容を整理し、明確に示すことで体系化を図る、というようなことがいわれています。それから、4年を発達段階のひとまとまりと捉え、小学校の1年から4年、小学校5、6年と中学校1、2年、そして中学校3年と高校1年から3年というくくりで、小学校から高校まで含めてのスパンで体育について捉えていこうといわれています。
◯教育長(森田雅彦君):今ありましたように、小学校と中学校の連携、継続した取組というのも必要になってくるかと思います。もう一つ、今年度初めて取り組んだオンラインなわとび、これは2月いっぱい、対象は全小学生のうちの希望者ですが、その参加状況と結果について、今日はタッキーの取材もありましたが、紹介してください。
◯教育推進部次長(若狭周二君):まず、オンラインなわとび大会は2月1日から26日まで実施し、参加者数は2,392名です。小学校1、2年生の分野と3、4年生の分野と5、6年生の分野の3つに分け、オンライン、ウェブ上で記録にチャレンジしようということで、子どもたちが楽しみながらなわとびをしたと聞いています。結果ですが、1、2年生の中では、りょうあしとびで2分間412回がトップでした。3、4年生では540回で、1秒間に約4回くらい跳んでいますから、かなりの記録だと思います。その他、かけ足とびとかいろいろありますが、各校において、非常になわとびが盛んになったと聞いています。先の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の中で、持久力や敏捷性に課題があったということに対応するため、なわとびという種目を使いました。それは、日頃から各学校にたんなわを配備しており、ここ数年、各学級でも盛んに取り組んでいましたし、今回もっともっと盛んにしようと、一番手軽にできるスポーツとして用いました。学校では休み時間に、仲間づくりの中で取り組んでおり、非常に効果があったと聞いています。また、継続してやっていかなくてはいけないので、なわとび大会も継続すると同時に、走ることについても、マラソン大会、駅伝大会等についても学校と協議しながら取り組んでいこうと考えています。次年度は、実践が勝負として、プランを踏まえ、学校の理解を得ながら、確実に実行して、子どもたちの体力向上を図っていこうと考えています。
◯委員(福井聖子君):子どもたちの体力低下は、長い時間をかけて、環境の中で蓄積されて起こってきていることなので、取組も大切ですが、結果を余り早く期待しないことが大事だと思います。特に、平成22年度は大規模改修で学校現場は工事の車が入ったり、体育館が使えないなど条件としてはかなり悪くなると思います。どこの学校で何をやっていくかは学校の裁量で、それなりにいいものを選びながら、気をつけてその状況下でやっていくしかないので、体力テストの結果そのものに一喜一憂しないということと、子どもの体力は総合的に生活の中で身につけていくものだし、単年度でそんなに変わるものではないので、4か年計画というのもありましたが、少し長いスパンで見て、平成22年度、23年度は、自分たちとしてはこういう工夫をするということを、現場で話し合って詰めていかれることに重点を置いて取り組まれた方がいいのではと思います。
◯教育長(森田雅彦君):おっしゃるとおりかと思います。ただ、条件はいろいろ厳しいものがありますが、その中でできること、例えば、子どもたちが体育の授業だけでなしに、朝の時間、業間の時間、放課後等自分たちで取り組めるような一つの目当てを持って、楽しみながら継続して取り組めたらということと、先生方もその間にいろいろと体育の授業等の組立てや系統性というようなことについても、研究を進めていかなければいけない。子どもたちに体育の授業が楽しいと言ってもらえるような研修もできたらと思います。それから、3月初めに、神戸親和女子大の三木四郎先生をお呼びして、『保、幼、小、中の連携で進める体力向上』という講演をしていただきましたが、継続して指導助言をいただきますので、教育委員も研修の場に入りまして、われわれもどうあるべきかということも含めて、意見交換あるいは研修を進められたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
◯教育推進部次長(若狭周二君):先ほど、学校教育課長から早寝・早起き・朝ごはんキャンペーンと言いましたが、次年度はまだ未定です。4月からは「みのおっ子体力向上キャンペーン」を実施いたしますので、保護者、地域の方々に箕面市全体の中での体力向上という意識付けをしたいと考えています。また、学校の中で何ができるかは、学校の現状を踏まえて学校が考えないといけないということですので、どんなことを学校の中でできるかという「計画書」を3月末から4月の時期に具体的に作って報告してもらい、学校にあわせて委員会としても支援していこうと考えています。
◯委員長(小川修一君):部活動の活性化ということがありましたが、中学校の放課後や長期休業中の運動場の様子を見ていますと、確かに従前に比べて、何か活性化ができていないのかなという思いがあります。これは、原因はあろうかと思います。体力に関しては、二極化している、やる子どもたちはどんどんやるけれども、一方やらない子どもも極端になってきていると言われます。社会スポーツという観点から言えば、盛んになっていることは確かだと思います。少年野球やサッカー、バレーボール、水泳とか、学校単位から抜け出して、民間のクラブ活動の中に小・中学校の段階から入って活動するという傾向に、昔に比べて変わってきていると思います。それは、体育というものが社会体育へ移行するという考え方が一時あって、学校の部活動が揺れた時代があったということもあって、両極化しているということもあるのではないかと思います。そういった現象も踏まえた上で、体力向上も切り込むことができるのかなと感じています。この問題については、もっと議論を深めて、その中からより良いものが生まれて来て、学校現場に示唆できればと思います。時間の制約もありますので、今日はこの辺りにしておきたいと思います。以上をもちまして、平成22年第3回箕面市教育委員会定例会を閉会とします。

(午後5時35分閉会)


以上のとおり会議の次第を記し、相違ないことをみとめたので、ここに署名する。

箕面市教育委員会
委員長 小川修一(自署)
委員 森田雅彦(自署)

 

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