更新日:2011年3月31日

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平成22年第1回箕面市教育委員会定例会会議録(その1)

日時:平成22年1月12日(火曜日)午後2時

場所:箕面市役所本館3階委員会室

出席委員

  • 委員長 小川修一君
  • 委員長職務代理者 白石裕君

  • 委員 坂口一美君

  • 委員 福井聖子君
  • 委員(教育長) 森田雅彦君

付議案件説明者

  • 教育次長兼子ども部長 中井勝次君
  • 教育推進部長兼専任理事(学校など大規模改修事業担当) 森井國央君
  • 生涯学習部長 浅井晃夫君
  • 教育推進部副部長兼次長(教育政策・学校管理担当)兼専任副理事(学校など大規模改修事業担当)兼教育政策課長 稲野公一君
  • 教育推進部次長(教育指導・教職員担当) 若狭周二
  • 教育推進部次長(教育センター担当)兼副理事(小中一貫教育担当) 樋口弘造君
  • 子ども部副部長 藤迫稔君
  • 子ども家庭総合支援室長 谷口あや子君
  • 生涯学習部次長 黒田正記君
  • 学校管理課長 岩永幸博君
  • 学校教育課長 中村香君
  • 教職員課長 松山隆志君
  • 人権教育課長 笹川実千代君
  • 教育センター所長 松山尚文君
  • 教育推進部専任参事(学校など大規模改修事業担当) 山田省治君
  • 子ども政策課長 水谷晃君
  • 幼児育成課長 千葉亜紀子君
  • 子ども部専任参事(幼稚園担当) 津田善寿君
  • 子ども支援課長 水野賢治君
  • 子ども家庭相談課長前田佳則君
  • 子ども部専任参事(青少年育成担当) 高橋正信君
  • 生涯学習課長 小西敏広君
  • 生涯学習課参事 阿部一郎君
  • 文化スポーツ課長 前田一成君
  • 生涯学習部専任参事(生涯学習センター・公民館担当) 大浜訓子君
  • 生涯学習部専任参事(文化財保護担当) 河原弘明君
  • 生涯学習部参事(生涯学習センター・公民館担当) 山口龍萬君
  • 中央図書館長 江口寛君

出席事務局職員

  • 教育政策課担当主査 髙橋勝代君
  • 教育政策課 森貴美君

 議事日程

日程第1:会議録署名委員の指定
日程第2:箕面市民間保育所などインフルエンザなど感染防止に係る臨時対策補助金交付要綱制定の件
日程第3:平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣など調査結果の取扱いの件
日程第4:平成22年度全国学力・学習状況調査への参加協力の件
日程第5:箕面市教育委員会事務局職員の人事発令の件
日程第6:箕面市教育委員会会議録の承認を求める件
日程第7:教育長報告

(午後2時開会)

◯委員長(小川修一君):ただ今から、平成22年第1回箕面市教育委員会定例会を開催します。議事に先立ちまして、事務局に「諸般の報告」を求めます。(事務局報告)
◯委員長(小川修一君):ただ今の報告のとおり、本日の出席委員は5名で、本委員会は成立しました。
◯委員長(小川修一君):それでは、日程第1、「会議録署名委員の指定」を行います。本日の会議録署名委員は、箕面市教育委員会会議規則第4条第2項の規定に基づき、委員長において坂口委員を指定します。
◯委員長(小川修一君):次に日程第2、議案第1号「箕面市民間保育所等インフルエンザ等感染防止に係る臨時対策補助金交付要綱制定の件」を議題とします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども部幼児育成課長に求めます。
◯幼児育成課長(千葉亜紀子君):本件は、市内民間及び簡易保育所における入所乳幼児のインフルエンザ等感染防止を目的とする衛生資機材の臨時的整備を補助するため、本要綱の制定を提案するものです。
◯委員長(小川修一君):この件に関して、何か質問、意見はありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、議案第1号を採決します。本件を原案どおり可決することに異議はありませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(小川修一君):異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決されました。
◯委員長(小川修一君):この件は、昨年来、社会的な不安を呼んでいることに対する一つの対策だと思いますので、速やかに執行されたいと思います。
◯委員長(小川修一君):次に日程第3、議案第2号「平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の取扱いの件」を議題とします。議案の朗読を省略し、提案理由を教育推進部学校教育課長に求めます。
◯学校教育課長(中村香君):本件は、平成21年度に文部科学省が実施主体となり、全国の市町村の理解と協力の下に、4月から7月にかけて平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査が実施され、本市においても、全小中学校20校が参加し、その結果が平成21年12月11日に返却されましたので、調査結果の取扱いについて提案するものです。
◯委員長(小川修一君):この件に関して、先の全国学力・学習状況調査については、箕面市教育委員会としての説明責任を果たした上、地域あるいは保護者の方々の協力を得ながら、ともに子どもの学力向上に努めるという趣旨で、市の平均正答率等を含む調査結果を公表したところです。体力の調査結果についても公表の意義と、地域あるいは保護者の方々に対する留意点ということも踏まえて検討したいと思います。まず、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の目的と調査内容を説明してください。
◯学校教育課長(中村香君):調査の目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、教育委員会が全国的な状況との関係において、自らの子どもの体力向上に係る施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、子どもの体力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立すること。また、各学校が各児童・生徒の体力や運動習慣等を把握し、学校における体育・健康に関する指導などの改善に役立てることとされています。調査内容は、児童・生徒に対しては、実技として、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、50メートル走、立ち幅とび、ソフトボール投げ、20メートルシャトルラン、中学校は持久走を選択することもできますが、この8種目の新体力テストと、運動習慣、生活習慣等に関する質問紙調査があります。学校に対しては、体育・保健体育の指導及び特別活動に関する質問紙調査を実施しました。本市では、全小学校の5年生1,092名と全中学校の2年生764名が参加しました。
◯委員長(小川修一君):この件に関して、何か質問、意見はありませんか。
◯委員(白石裕君):2種類の調査をしたわけですが、実技の結果と児童・生徒質問紙に関する調査の概略を教えてください。
◯学校教育課長(中村香君):まず、実技について、小学生は男子が8種目中5種目、女子は7種目が全国平均値を下回っていました。とりわけ、反復横とび、20メートルシャトルラン、上体起こしに課題がありました。中学生は男子の7種目、女子の5種目が全国平均値を下回っていました。児童・生徒の運動習慣に関わっては、一週間の総運動時間の分布を見ると、国と同様に、運動をほとんどしない児童が男子で1割、女子で2割程度ありました。また、中学生になると、運動する子どもとしない子どもとの明確な二極化が見られ、特に女子は、一週間の総運動量が60分未満の生徒が約3割となっています。
◯委員(福井聖子君):データをどのように活用するのかが重要だと思います。この結果の分析など、今後の取組の予定はどうなっていますか。
◯学校教育課長(中村香君):この調査結果を受けて、全小中学校から体力向上担当者を集め、調査結果検討会を2月末までに3回実施します。その場で、市の調査結果を共有し、市と各校の課題分析を行った上で、今後、各学校での取組を検討してもらい、それを持ち寄り相互に交流する予定です。
◯委員(坂口一美君):子どもの体力の向上というのは、学校だけの努力では実現できないと思います。多様な視点での取組が必要になってくると思いますが、教育委員会としてどのように取り組んでいこうとしていますか。
◯委員長(小川修一君):対策を立てないといけないことは、誰しも分かる状況ですが、事務局としてどのような対策を考えていますか。
◯学校教育課長(中村香君):学校だけの取組ではだめであるという前提に立ち、今年度は保育所、幼稚園、小学校、中学校の代表、及び関係部局の代表が集まり、子どもの体力向上プランを検討してきました。このプランは、乳幼児期から成人までの各ライフステージにおいて、それぞれの担当部局、学校園所が共通の目標に向けて取組を進めていこうというもので、現在、素案の段階です。この調査結果の検討会の結果も加えて、正式なプランを策定し、保護者や市民に公表、周知していきたいと考えています。
◯委員長(小川修一君):そのようなことを含めて、この調査結果を公表した場合、どのようなメリットやデメリットがありますか。
◯教育長(森田雅彦君):公表にあたっては、全国学力・学習状況調査のときに論議し、確認しました3つの留意点、(1)学校別の結果は公表しない、(2)行政の意思表示として、教育施策、教育環境の整備に生かして行かなくてはならない、(3)問題が生じたら、見直しや廃止を検討する、そういうことに十分配慮して混乱を生じないようにすることが必要であると考えます。また、公表により、保護者、地域住民の方に説明責任を果たすこと。そして、箕面の子どもたちの体力の結果を知ってもらうことにより、家庭や地域と連携した実効ある取組にしていくこと。地域、保護者と課題を共有していくことにより、教育活動を今まで以上に強力に進めていく必要があると思います。
◯委員長(小川修一君):教育長からの説明にあったような観点は非常に大切だと思います。私としては、箕面市の平均体力総合点等数値を含めた調査結果を公表すべきと考えますが、異議はありませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(小川修一君):異議なしと認めます。よって、箕面市の平均体力総合点等数値を含めた今回の調査結果を公表することとします。公表にあたっては、単に数値だけを周知するのではなく、保護者あるいは地域の方々に子どもたちの体力、運動習慣の実態とその分析結果による課題をお知らせし、地域や家庭での生活を見直していただいたり、積極的な外遊びなどの推奨に協力いただくというようなことが必要になってくるかと思います。もちろん、学校、行政も含めた箕面市全体で、子どもたちの体力について、様々な角度から考えて、可能な限り取組を続けていきたいと考えます。なお、この問題については、この後、フリートークの場で委員の意見交換をしたいと思います。
◯委員長(小川修一君):次に日程第4、議案第3号「平成22年度全国学力・学習状況調査の参加協力の件」を議題とします。議案の朗読を省略し、提案理由を教育推進部学校教育課長に求めます。
◯学校教育課長(中村香君):本件は、文部科学省が実施する平成22年度学力・学習状況調査に参加協力するため提案するものです。具体的には、文部科学省が設定する抽出校による参加協力をするものです。
◯委員長(小川修一君):この件に関しては、平成19年度から3年間悉皆調査で実施され、箕面市は参加協力してきました。平成22年度は、文部科学省が指定する抽出校による調査に変更されることが決まっていますが、何か質問、意見はありませんか。
◯委員(白石裕君):悉皆調査から抽出調査になることによって、調査の目的自体に変更がありますか。
◯学校教育課長(中村香君):まず、平成21年度の調査目的は3点あり、(1)国が全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、各地域における児童・生徒の学力や学習状況をきめ細かく把握分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。(2)各教育委員会、学校が全国的な状況との関係において、自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。(3)各学校が、各児童・生徒の学力や学習状況を把握し、児童・生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てるとなっていました。平成22年度は、抽出調査に変更されたことから、調査目的は大きく一つとなっています。国が義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から全国的な児童・生徒の学力や学習状況を把握分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。また、学校における児童・生徒への教育指導への充実や学習状況の改善等に役立てる、ということに変更されました。
◯委員(坂口一美君):調査対象あるいは調査の中身や内容の変更はありましたか。
◯学校教育課長(中村香君):対象児童・生徒は、文部科学省が調査対象として抽出した学校の、小学校は6年生、中学校は3年生の全児童・生徒になります。調査の中身・内容については、今までと特に変更はありません。児童・生徒に対する調査として、教科は国語・算数(数学)に対する調査、学習意欲・学習方法・学習環境・生活側面等に関する質問紙調査です。学校に対する調査として、質問紙調査があります。
◯委員(福井聖子君):どのような抽出をされるのですか。
◯学校教育課長(中村香君):全国や都道府県の状況を把握できればよいという意味で、全国から30%程度の抽出率となっています。
◯委員(福井聖子君):国が指定するということですが、市によって抽出されないということもあるかと思いますが、本市の抽出校はもう決まっていますか。
◯学校教育課長(中村香君):本市の抽出候補校として、すでに通知が来ていますので、本日の協議結果を受けて対応したいと思います。
◯教育長(森田雅彦君):補足しますと、本市では個人情報の取扱い等悉皆調査を実施する課題等について、あらゆる場で府教育委員会を通じ、国に改善等の要望をしてきました。今回、抽出調査ということで国から通知が来ていますが、目的も、国の状況あるいは都道府県の状況等の把握や分析を行うということになっていることから、調査に協力していくことがよいと考えます。
◯委員長(小川修一君):これまでの悉皆調査については、本市としても課題があると考えていたわけで、教育委員会委員の意見交換の中でも毎回議論し、抽出調査がよいであろうという意見が大勢を占めていたところです。そのことを府や、府を通じて国の方へも要望していた経過がありましたので、今回、抽出調査に変更されましたのは、その路線に沿ったものと考えていいと思います。平成22年度の国の抽出調査について協力することに異議はありませんか。
◯委員(坂口一美君):今回の目的として、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立するということですが、抽出調査が今後どのようになっていくかの国の打ち出しはありますか。
◯教育推進部次長(若狭周二君):国では、平成23年度についても、約30%の抽出調査に係る予算を今年と同様に確保しているというのが一点あります。同時に、平成22年度早々に検討委員会を立ち上げ、9月の概算要求をするということであり、次年度についても抽出であると聞いています。
◯委員(坂口一美君):悉皆の場合、いろいろ論議はありましたが、最終的に、生活実態調査も含め、箕面市は非常にいい形で市民、保護者に向けて結果の公表ができてきたと思います。国で30%という抽出になった場合、本市としてこの調査をどのように生かしていくかが課題になると思いますが、何か考えていることがありますか。
◯教育推進部次長(若狭周二君):あくまでも現時点でですが、3年間の成果と課題を非常に重視しています。次年度についても、箕面市の学力実態あるいは、これまでの成果と課題の検証を続けていきたいという意味で、次年度早々に学力向上チームの設置を予定しています。その中で3年間の復習と、これからの箕面市の学力の実態把握の仕方について、府の学力テストも活用しながら調整し、きちんと箕面の子どもたちに返していくようにしたいと考えています。
◯委員(坂口一美君):国の施策がどんどん変わっていく中で、箕面市として一貫性のある継続的な教育方針というのは大事だと思いますので、今の質問をしました。次長の説明を聞き、安心しました。
◯委員(白石裕君):私は、抽出調査でいいと思いますが、お願いしたいことがあります。箕面市は、こういう調査をして、教育に係る条件整備をしていますが、国は調査をやらせるだけで、条件整備の責任を果たしているのかなと。アメリカなどでは学力テストをするときに、連邦政府がちゃんと補助金を出してやってもらい、責任を持ちます。我が国でもこういうものについて、自治体にだけいろいろさせるというのではなく、国もそれだけの条件整備を果たして欲しいと、市町村なり都道府県の方から要請すべきではないかと。今後もテストを続けるのなら、どういうかたちにせよ地方の方から要望していく必要があるのではないかと思います。
◯委員長(小川修一君):他に、何か質問、意見はありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、平成22年度の国の抽出調査については協力するということに結論づけておきたいと思いますが、異議はありませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(小川修一君):異議なしと認めます。よって、悉皆調査から抽出調査に切り替えて実施されます平成22年度の全国学力・学習状況調査について、参加協力することとし、議案第3号の結論とします。
◯委員長(小川修一君):次に、日程第5、報告第1号「箕面市教育委員会事務局職員の人事発令の件」を議題とします。議案の朗読を省略し、提案理由を教育推進部教育政策課長に求めます。
◯教育政策課長(稲野公一君):本件は、かねてから病気療養中の職員5名及び新規職員2名に対し、1月1日付ほかをもって分限休職処分を発令する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないとお認めいただきましたので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、教育長が臨時に代理しましたので、箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第2項の規定により報告するものです。
◯委員長(小川修一君):この件に関して、何か質問、意見はありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、報告第1号を採決します。本件を報告どおり承認することに異議はありませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(小川修一君):異議なしと認めます。よって、本件は、報告どおり承認されました。
◯委員長(小川修一君):次に、日程第6、報告第2号「箕面市教育委員会会議録の承認を求める件」を議題とします。議案の朗読を省略し、提案理由を教育推進部教育政策課長に求めます。
◯教育政策課長(稲野公一君):本件は、去る12月8日に開催された平成21年第12回箕面市教育委員会定例会及び去る12月24日に開催された平成21年第2回箕面市教育委員会臨時会の会議録を作成したので、箕面市教育委員会会議規則第4条の規定により提案するものです。
◯委員長(小川修一君):この件に関して、質問、意見はありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、報告第2号を採決します。本件を報告どおり承認することに異議はありませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(小川修一君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(小川修一君):次に日程第7、「教育長報告」を議題とします。教育長に報告を求めます。
◯教育長(森田雅彦君):(議案書43頁により報告)
◎学校教育に係る先進都市視察について
12月11日に、私を含め事務局職員3名で福井市立豊(みのり)小学校と福井県教育委員会を行政視察しました。午前10時過ぎ、創立130年を超える歴史と伝統のある豊小学校に到着し、30分あまり校長先生からプレゼンを受けた後、5年生の算数TTの授業、2年生の国語の授業、体育館で4年生の体育の授業を参観しました。積極的に授業に参加している子どもたち、低学年からノートの取り方もすばらしく、随所に発問や場の工夫、今までの先生方の積み上げが感じ取れる授業でした。その後、再度校長室で、約1時間ほど学力、体力、小中一貫、地域との連携などについて質疑する時間を取っていただきました。朝の時間を計算、漢字の基礎学習、全校一斉の英会話、読書タイム等に有効活用されていること、宿題は毎日1時間をめどに全学年で出して、そのノートの確認もその翌日のうちにすべて行っていること。業間タイムには、全校での走り込みやなわとびに年間を通じて取り組んでいること。県下一斉の学力調査、スポーツテストの取組は40年以上継続して実施され、結果分析を全職員で行い、課題を授業や取組に生かすなど、PDCAの検証サイクルがきちんと確立されていることが、全国学力調査、体力調査3年連続ナンバーワンにつながっているものと感じました。福井県教育委員会への訪問においても、学力向上、体力向上の方策をはじめ、教員採用選考のあり方、管理職の任用方法、小1から中3までの独自の加配についても、きちんとした分析に基づき行われていることがよく分かりました。
なお、来週18日には、バスを借り上げ、小川委員長はじめ教育委員、校長会、教頭会、園長会、そして市教研体育部代表、小中一貫教育推進連絡会など、先生方や指導主事等20名余りで再度、福井市立豊小学校を視察します。これからの教育施策、あるいは教育活動を展開するために参考となる点がたくさんあると思いますので、よろしくお願いします。
◎平成21年第4回箕面市議会定例会について
12月18日、21日に一般質問が行われ、薬物防止教育の取組、生徒主導主事配置の効果、全国学力調査の今後の取組、理科支援員の今後の配置、市内公立高校との連携などについて質問がありました。
◎教育推進部の行事について
本日も第二中学校で実施しましたが、8日に第一中学校で、15日にとどろみの森学園で、22日に第五中学校で、全国学力・学習状況調査と本市が取り組んでいる教育政策について、教育委員と保護者、市民のかたとの意見交換会を実施しました。参加者からは、子どもたちの状況や教育委員会、学校の取組が良く分かってよかったとの意見を多数いただいています。
◎子ども部の行事について
4日に、少年を守る日市内統一活動が実施され、倉田市長、箕面警察署長をはじめ、青少年健全育成団体のご協力もいただきながら、子どもたちの登校の様子を見て回りました。27日には、堺市民会館において、大阪府アンサンブルコンテストがあり、出場した40団体の中で箕面市青少年吹奏楽団が金賞に選ばれ、2月11日京都府八幡市で行われる関西アンサンブルコンテストに大阪府代表として出場します。なお、アンサンブルはオーボエ2本とマリンバで編成されています。
それから、二学期たいへん心配しました子どもたちの新型インフルエンザによる学級閉鎖等の状況ですが、12月24日現在で、累計、幼稚園は8学級、小学校は271学級中164学級が、中学校は103学級中48学級が学級閉鎖を実施しました。同じクラスが2度、3度ということもありますが、小学校が全体の60%、中学校が46%で学級閉鎖等の処置をとったことになります。1月8日現在、始業式の状況を聞きますと、子どもたちは元気に登校をしています。目立った欠席も今のところないということですが、これから季節性のインフルエンザも流行る時期と重なりますので、先日の校長会でも、うがい、手洗いの励行、十分な睡眠、バランスの良い食事等抵抗力を身につけるよう子どもたちや保護者に啓発するようお願いしたところです。以上、教育長報告といたします。
◯委員長(小川修一君):この件について、質問、意見はありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、以上をもちまして、本日の会議日程は、終了しました。各委員から教育行政にかかることで何かありませんか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、事務局から「その他、教育行政に係る報告」があれば、申出を受けますが、いかがですか。
◯委員長(小川修一君):ないようですので、本日の会議は、全て終了し、付議された案件、議案3件、報告2件はすべて議了しました。

容量が大きいため2つのページに分かれています。続きはこちらから平成22年第1回箕面市教育委員会定例会会議録(その2)


 

よくあるご質問

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所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

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