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本市及び大阪大学は、本市の活気あるまちづくりと大阪大学の教育研究の発展、学習環境の向上を実現するため、平成28年4月に正式合意書を締結し、令和3年春、粟生間谷東地区から北大阪急行線延伸に伴い整備される「箕面船場阪大前駅」駅前へ大阪大学箕面キャンパスを移転しました。
本市では、無秩序な乱開発を防ぐため、大阪大学箕面キャンパスの跡地を保有し、周辺に広がる良好な住環境との調和を図りつつ、周辺地域及び本市全体の魅力向上などに繋がる活用方法について検討を進めてきました。
また、令和4年度に公募型プロポーザルにより決定されたESR株式会社からの提案内容を基に、地元からのご意見などを踏まえながら、ESR株式会社との協議・検討を重ね、一般定期借地権設定契約等を締結しました。
今後、事業者により、既存建物が解体され、データセンター、学校施設、交流施設、店舗、公園・緑地、道路などが整備される予定です。
令和6年12月5日に北部大阪都市計画の変更の決定の告示を行いました。これにより、令和5年12月13日に箕面市とESR31合同会社で締結した停止条件付きの一般定期借地権設定契約等について、その停止条件が全て成就いたしました。
令和6年5月28日に東生涯学習センターにおいて、大阪大学箕面キャンパス跡地に近接する粟生間谷・彩都地域にお住まいのかたを対象に説明会を開催しました。
説明会では、ESR株式会社から、これまでの地元からのご意見などを踏まえた配置計画の変更案についての説明が行われました。主な変更点としては、データセンター棟を3棟から2棟に集約することで、施工計画の効率化を図り、プロジェクト全体の工事期間を大きく短縮するとともに、工事車両を減らし安全性を向上することなどがありました。
当日は72名のかたにご出席いただきました。地域貢献エリアについての要望や、工事車両の出入りなどのほか、跡地の適切な管理についてのご意見がありました。
令和5年12月13日に箕面市は、ESR31合同会社(優先交渉事業者であるESR株式会社が設立した合同会社)と、停止条件付きの一般定期借地権設定契約等を締結いたしました。なお、停止条件とは次のとおりです。
1.箕面市議会の承認の議決
2.北部大阪都市計画の変更の決定
3.事業者が本事業を実施するため必要と判断する相手方との間での法的拘束力がある基本合意書の締結
4.事業者が本事業を実施するため必要と判断する関西電力株式会社からの電力の供給承諾がなされること
令和5年9月3日と10月3日の2日間にわたり、東生涯学習センターにおいて、大阪大学箕面キャンパス跡地に近接する粟生間谷・彩都地域にお住まいのかたを対象に説明会を開催しました。
両日で92名のかたにご出席いただきました。
市とESR株式会社は、令和5年6月以降、ESR株式会社が提案する当初案から具体化された計画案を基に、数回地元との意見交換会などを実施し、地域交流施設の設置やその詳細、診療所の誘致の検討、南側の駐車場の確保など、地元のかたの意見を反映した具体的な計画案の作成を進めてきており、当日はその計画案についての説明が行われました。
説明会では、事業実施そのものについての反対意見はなく、詳細な内容変更を求める要望がありました。引き続き、施設の詳細な内容変更や通行する工事車両台数の削減など、ご要望内容の実現に向け、調整を図っていく予定です。
令和4年12月18日に彩都の丘学園において、大阪大学箕面キャンパス跡地に近接する粟生間谷・彩都地域にお住まいのかたを対象に説明会を開催しました。
説明会では、本市から大阪大学箕面キャンパス跡地の取得にかかる経緯、公募内容、公募から優先交渉事業者決定までの経緯について説明を行い、優先交渉事業者であるESR株式会社からは、本市への土地利用にかかる提案内容(データセンター、インターナショナルスクール、農業公園)について説明が行われました。
当日は100名を超えるかたにご出席いただきました。
質疑内容 |
回答 |
データセンターの電気使用量について | 受電で100MWを想定しています。 |
年間の排熱エネルギーについて | 受電100MWのうち、サーバー以外での使用容量と、その中における空調機にかかる容量、サーバー稼働率などを考慮した結果、排熱カロリーは年間200から300億kCal程度を想定しています。 |
優先交渉事業者決定までの経緯について | 事業者は、優先交渉事業者決定基準に基づき、価格、団体及び提案内容をそれぞれ100点満点で評価し、3つの合計評価点(平均点)で算出した上で、最も高い合計評価点を獲得した者を検討会議にて選定したものであり、その結果を受けて市が決定しました。 |
次点交渉事業者の提案内容の開示について | 次点交渉事業者の提案内容は公表していません。 |
各事業者の評価点及び提案内容の公表について | 提案内容は、応募事業者5社すべてがデータセンターを整備する提案となっています。詳細な提案内容については、企業のノウハウもあるため公表する予定はありません。なお、評価点については、市ホームページに公表します。(下記参照) |
事業実現可能性の評価への反映について | 検討会議で行った提案内容にかかる質疑応答を踏まえながら評価をしています。 |
土地活用手法について | ESR株式会社は定期借地権の設定、ほか4事業者からは買取の提案となっています。 |
30年後の貨幣価値を現在価値に直して評価しないことについて | 現在価値に割り戻す考えかたもあると考えますが、行政は入ってきたお金に対し運用していくという考えかたではないため、30年で得られる収入額の合計と売買で得られる収入額の合計を同じ考えかたで評価しているものです。 |
モノレール川合駅(仮称)について | 川合・山之口の土地区画整理事業を地元の準備組合で進めており、当該地域に1つの商業エリアが出来上がる予定です。今後、まちづくりが進んだ後の状況(乗降客数など)を見極めながら検討していきます。 |
提案内容のブラッシュアップについて | 市は、大学が移転したことに伴い周辺マンションに空室が多く発生していることや粟生間谷地域の公示地価が非常に下がっていること、地域のかたが、路線バスや地域コミュニティの充実について要望されていることは把握しています。また、市からの要望などに基づき、事業者は、国際教育のレガシーを残したいという地元の思いや、データセンターの排熱利用による環境への配慮、災害時に避難場所として利用することを想定した非常用電源や備蓄倉庫の設置などの検討を進めているところです。引き続き、市とESR株式会社は協議、検討を重ね、地域のためにプラスになる案となるよう努めていきます。 |
コミュニティをつくる視点の欠如について | 市からESR株式会社に対し、地域のかたが集える場所の整備について要望していきます。 |
工事中の車両安全対策について | 基本的に北側からの動線を考えていますが、南側からの動線とすることも可能性としてはあるため、今後施工業者を含め検討していきます。 |
敷地内の道路計画について | 南北に道路を通すかについては、地域のかたのご意見などを十分に検討しながら慎重に進めていきます。 |
下記の表に評価点を示します。
評価項目 | 配点 | 応募事業者 | ||||
ESR株式会社 |
東急不動産株式会社・ |
応募事業者A | 応募事業者B | 応募事業者C | ||
1. 提案価格 に関する評価点 |
100 | 92.6 | 62.6 | 50.0 | 52.2 | 52.0 |
2. 団体等 に関する評価点 |
100 | 78.2 | 83.7 | 85.0 | 85.3 | 71.8 |
3. 提案内容 |
100 | 69.2 | 85.6 | 73.4 | 69.6 | 69.4 |
合計評価点 1+2+3 |
300 | 240.0 | 231.9 | 208.4 | 207.1 | 193.2 |
令和4年9月7日、本市は大阪大学箕面キャンパス跡地活用事業にかかる優先交渉事業者を決定しました。
大阪大学箕面キャンパス跡地活用事業にかかる優先交渉事業者を決定するため、公募型プロポーザルを実施します。
つきましては、応募をご検討されるかたに公募要項などを配布いたしますので、事前に担当部署へご連絡のうえ、(様式1-1)公募要項等配布申込書(PDF:29KB)及び(様式1-2)守秘義務の遵守に関する誓約書(PDF:54KB)を持参し、地域活性化室東部地域活性化グループまでお越しください。
公募要項などの配布
令和4年4月1日(金曜日)~令和4年4月19日(火曜日)午後5時まで
(ただし窓口時間外及び土日、祝日は除く)
市役所別館5階57番窓口 地域創造部 地域活性化室東部地域活性化グループ
よくあるご質問
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