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西国三十三所巡礼は、草創から1300年以上がすぎています。
はじまりは、養老2年(718年)に徳道上人が閻魔大王から巡礼によって人々を救うよう託宣を受け、起請文と33の宝印を授かったことに始まるとされています。33という数字は、観音菩薩が33の姿に身を変えて人々の心の悩みや苦しみを救うと説く「法華経」普門品第二十五(観音経)にあり、「観音菩薩は慈悲の心で人々を見守っておられる」という観音信仰がもととなっています。
西国巡礼は、一時期途絶えていたり、時期によって札所が異なることもありましたが、平安時代以降連綿と続く最古の巡礼で、文化庁が進める日本遺産に指定されています。
現在の西国三十三所巡礼は、大阪府、京都府、岐阜県、滋賀県、兵庫県、和歌山県、奈良県の関西2府5県に跨がり、那智山青岸渡寺から谷汲山華厳寺までの三十三ヶ寺総行程約930キロメートルに及ぶもので、その道は「巡礼道」や「巡礼街道」と呼ばれています。
箕面市内には、23番札所「勝尾寺」があります。22番札所の総持寺(茨木市)から23番札所勝尾寺に、また勝尾寺から24番札所の中山寺(宝塚市)に向かう道で、多くの巡礼者が通りました。勝尾寺から中山寺への道は、池田市呉羽を通ったことから、「呉羽街道」とも呼ばれていました。
西国三十三所観音巡礼寺院
那智山青岸渡寺 → 紀三井山金剛宝寺 → 風猛山粉河寺 → 槇尾山施福寺 → 紫雲山葛井寺 → 壺坂山南法華寺
→ 東光山岡寺 → 豊山長谷寺 → 興福寺南円堂 → 明星山三室戸寺 → 深雪山上醍醐准胝堂 → 岩間山正法寺
→ 石光山石山寺 → 長等山園城寺 → 新那智山今熊野観音寺 → 音羽山清水寺 → 補陀洛山六波羅蜜寺
→ 紫雲山六角堂頂法寺 → 霊麀山革堂行願寺 → 西山善峯寺 → 菩提山穴太寺 → 補陀洛山総持寺
→ 応頂山勝尾寺 → 紫雲山中山寺 → 御嶽山播州清水寺 → 法華山一乗寺 → 書寫山圓教寺 → 成相山成相寺
→ 青葉山松尾寺 → 竹生島宝厳寺 → 姨綺耶山長命寺 → 繖山観音正寺 → 谷汲山華厳寺
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