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更新日:2020年7月29日

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国際協力都市 ハット市

国際協力都市 ニュージーランド ハット市

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1. ハット市について

2. 国際協力都市間の交流

 

1. ハット市について

ハット市の歴史

写真:ニュージーランド・ハット市の位置 写真:ハット市と近隣市

ハット市は、1989年10月10日に旧ロウァーハット市と、ペトーネ、ワイヌイオマタ、イーストボーンの3地区が統合されて成立しました。

ハット市は、ニュージーランドの北島の南端に位置するウェリントン首都圏において2番目に大きな都市です。首都ウェリントン市に隣接し、ウェリントン国際空港から約30キロメートル(車で約25分)の距離にあります。

面積は38平方キロメートル、人口は約102,000人で、これは同国で10番目に多い人口で、それぞれ独特な特徴を持つ、いくつものコミュニティから成り立っています。ニュージーランドの先住民族であるマオリの人々(Maori)をはじめ、多様な民族・文化の人々が数多く住んでおり、ハット市民は、年間を通して繰り広げられる民族色豊かな文化行事に、積極的に参加しています。

市内の至るところにマオリの伝統的な集会所である「マラエ(Marae)」があり、訪れる人々を歓迎し、マオリ文化の紹介に努めています。

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ハット市内環境

ハット市には、ここに住む人たちはもちろん、たとえほんの短い間だけ訪問する場合でも、誰もが快適に過ごすことができる優れた環境があります。

連なる丘、広がる谷あい、河川、そして海という地形の美しさによって醸し出されるバイタリティーとユニークさがあります。

人々は、近代都市としての機能と素晴らしい自然の両方を満喫することができます。

ハット市はウエリントン首都圏において、川と海、そして市を囲うように広がる丘という素晴らしい自然環境をもつことでも知られています。

特に市の全長を縫うように流れ、南部のペトーネ地区(Petone)からウエリントン港へ注ぐハット川(Hutt River)はハット市の特色の一つです。

この川は釣りをはじめ各種ウォータースポーツの場として人々に親しまれており、また川岸に続く「ハットリバートレイル(Hutt River Trail)」と呼ばれる散策路では、河口から上流に向かっての美しい景観を楽しむことができます。

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ハット市郊外

海辺の市街地であるペトーネとイーストボーン(Eastbourne)には、海岸沿いに数多くの散策路があり、またウエリントン港を対岸に見渡すことができます。

市の東部、西部に広がる丘では、眼下に広がる市街地(ハット谷Hutt Valley)を見下ろしながら、ニュージーランド固有の植物樹木が茂る林を歩く「ブッシュウォークBush Walk」を楽しむことができます。短いものは1時間から、長いものは1日かけて歩くコースまであります。

市内には、人々の目を楽しませてくれる色鮮やかな草花の咲く花壇や、緑豊かな公園が至るところにあります。

こうした公園のなかには、ピクニックやバーベキューを楽しめる設備を整えたところもあります。

また、ハット市は、数カ所に特別保護区を設け、現在絶滅の危機に瀕しているニュージーランド固有の植物の育成栽培を行っています。

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レジャー施設

誰もが手軽にスポーツやレジャーを楽しめるプールをはじめ、ラグビー・サッカー・クリケットなどのためのスポーツグラウンド、子どもたちの遊び場、そしてゴルフコースがあります。

ハット市内及び近郊には、9ホール、18ホールを含め6カ所のゴルフ場があり、その中には市の中心部から数分で行けるコースもあります。

夏場(11月から3月)ハット市は、屋外で余暇を楽しむ人々で賑わいます。

市の中心部には、スーパーマーケットから、カフェ・レストラン、ブティック、そしてニュージーランドの有人店まで軒並みそろった、首都圏有数のショッピングセンター「クイーンズゲートQueensgate」があります。

ニュージーランドで最もユニークな現代美術・工芸品のコレクションで知られるダウス美術博物館(Dowse Art Museum)には、ガラス、陶磁器、木材、織物、金属などを素材とする作品から、宝飾品、絵画、彫刻、そして写真と、バラエティに富んだ収蔵品が展示されています。またここでは、地元、国内はもちろん、国際的に有名な芸術家の作品展やコレクションの展覧会も頻繁に催されています。

ハット市は、ウエリントン地域における製造業の拠点でもあります。

石けんから最新の通信テクノロジー関連精密機器まで、さまざまな製品が市内で作られています。

ハット市は、首都圏におけるさまざまな労働力の供給源でもあります。

地理的にもこの地域の中心にあることから、多くの人々がウエリントンをはじめ圏内各地へ通勤しています。

ハット市は子育てにも適した安全で魅力に富んだ生活環境を誇っています。

市内には数多くの小中学校があるだけでなく、地域内に大学をはじめとする各種の上級教育機関があります。

こうした教育機関では、海外からの留学生を広く受け入れています。

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2. 国際協力都市間の交流

箕面市との提携

国際協力都市提携

平成7年(1995年)7月16日、箕面市とハット市は以下の国際協力都市提携を盟約しました。以来、両市の市民の間では、さまざまな交流活動が活発に行われています。

箕面市とハット市による国際協力都市提携の盟約

日本国箕面市とニュージーランド国ハット市は、次の事項について、市民が主役の国際交流を深めることにより、両市の市民がお互いに心から理解できることをめざす国際協力都市となることを誓います。

  1. 教育についての交流を進めます。
  2. お互いの文化の違いを知り、理解するための交流を進めます。
  3. 地域社会が抱えているさまざまな問題を、ともに学び、より良い社会をつくるための提言をします。
  4. 人権を大切にし、環境を守るなど、地域全体が抱えているさまざまな問題を、ともに学び、平和な社会をつくるための提言をします。
  5. 多くの市民がお互いに両市を訪問し、また経済的な交流を進めることにより、市民一人ひとりの生活を豊かにすることを進めます。

人権を大切にし、地球環境を守るための諸問題への取り組み

マオリの人々の箕面市への訪問にあわせて、人権課題をテーマとするセミナーなどを実施し、「マオリをはじめとする少数民族の現状と課題」の共有、不登校生徒や青少年の非行防止に対して成果を上げている教育方法「トゥ・タンガタ」についての理解を深めてきました。このような市民レベルの取り組みは、国際理解を促進するとともに、地域を豊かにし、誰もが住みよいまちづくりに寄与しています。

また、国際世論に逆行して核実験の強行が危惧された折りには、両市長の連名により非核平和、環境保全の観点から中止、再発防止の要請を行うなど、国際社会の一員として、また同じ地球に暮らす市民として、ともに連帯感を持ちながら国際社会の平和と安定に貢献できるよう、行動をともにしてきました。

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ハット箕面友好ハウス

平成11年(1999年)5月8日にはハット箕面友好ハウス(外部サイトへリンク)の開所という記念すべき日を迎え、ハット市と箕面市の国際交流提携が一層強まりました。このハット箕面友好ハウスは、日本とニュージーランドの間の国際交流拠点として整備されたものです。

ハット箕面友好ハウスの整備の目的は次の3つがあります。

  1. ニュージーランドの重要な歴史的遺産を改修・復元すること。
  2. 日本文化に関する展示・資料を整備し、日本の生活文化を体験・習得・理解する場を提供すること。
  3. 日本とニュージーランドの人々による、将来にわたる交流と親善の拠点とすること。

このような建築物が、国際交流拠点として整備されることによって、日本とニュージーランドの文化と歴史が出会い、相互に学びあう場となりました。過去から受け継いだ歴史を保持するとともに、国際交流拠点として、現在・未来にわたる新たな機能を持つものと期待しています。

建物内で、日本文化に関する展示・資料を整備し、将来にわたる親善と相互理解の促進をはかる諸活動の拠点にしています。

ハット箕面友好ハウスのつくり

<1階部分>

  • 日本とニュージーランドの工芸品展示などを行うロビー
  • 日本文化に関する展示・資料室1室
  • 会議室3室

1階部分は、一般に開放された施設として次のように使用しています。

  • 日本文化についての展示、資料の提供、短期間の貸与
  • 日本文化・日本語を体験・習得・理解するためのセミナー・活動・イベントなどの実施
  • 日本とニュージーランドの青少年による、ジュビリー公園での野外自然活動などの交流の実施
  • 日本とニュージーランドの相互理解及び将来にわたる親善の促進を目的とした、相互の文化・社会などについての会議・イベントなどの実施

<2階部分>

  • 現地NGO団体が2階部分を契約し、現在利用しています。

 

写真:ハット箕面友好ハウス

ハット箕面友好ハウス

ハット箕面友好ハウスパンフレット

・パンフレット(表)(PDF:530KB)・パンフレット(裏)(PDF:590KB)

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ハット市から届けられた友好シンボル「ポウフェヌア」

この彫像は代表的なマオリ文化の一つで、マオリ語でポウフェヌアと言い、ニュージーランドの原生木トータラが使われています。

彫像の上部と下部の人物はマナイアと言い、それぞれ東のマオリと西のマオリの紋様が彫られています。マナイアの目には、ニュージーランド特産のアワビの殻がはめ込まれており、全体の背景には海洋を表す波模様が刻まれています。

中央部の鳩はランギマリエ(平和)を表します。ポウフェヌアは東と西を結びつけること、それは、テ・ティマタンガ(始まり)を意味します。これは、天地創造についてのマオリの古い言い伝え、「夜と昼が東に始まり、西に終わる」によるものです。

このポウフェヌアは「両市民の友好と、すべての文化に対する平和と友好のシンボル」としての意味を込めてブライス・マヌコンガ氏により製作され、ハット市から寄贈されました。

平成11年(1999年)7月16日、箕面市とハット市の国際協力都市提携4周年の日に、メイプルホールにて除幕されました。

写真:友好シンボルポウフェヌア 写真:ポウフェヌア拡大図

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スカイプ交流の窓

ハット市と箕面市は、約9,000km以上離れているにも関わらず、両市の時差はわずか3時間(サマータイム実施期間は4時間)です。

その利点を活用して、市内小中一貫校2校(彩都の丘学園とどろみの森学園)と多文化交流センター(外部サイトへリンク)に大型ディスプレイを設置し、ビデオ通話サービス・スカイプを活用して、常時リアルタイムで繋がる交流の窓を設置しました。

ハット市側も同じように学校2校(トゥイグレンスクール(外部サイトへリンク)エプニプライマリースクール(外部サイトへリンク))と戦争記念図書館(中央図書館)(外部サイトへリンク)に大型ディスプレイを設置し、箕面市とハット市の両校の子どもたちや市民が、この「窓」を通じて、隣の人と話すようにいつでも気軽にコミュニケーションをとれる環境を整備しました。

 

写真:彩都の丘学園スカイプ交流写真:多文化交流センタースカイプ交流
(彩都の丘学園) (多文化交流センター)

写真:ハット市戦争記念図書館写真:スカイプオープニング
(ハット市戦争記念図書館) (エプニプライマリースクール)

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国際協力都市提携20周年記念事業

平成27年(2015年)7月16日にハット市との国際協力都市提携20年目を記念し、周年事業を実施しました。

詳しくは、国際協力都市提携20周年記念事業のページをご覧ください。

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箕面市とハット市の交流経過

詳しくは、ハット市と箕面市の交流経過のページをご覧ください。

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箕面市とハット市の統計

人口

 

ハット市

箕面市(2015年国勢調査)

人口

104,532 (2018年)

133,411

世帯数

37,278 (2018年)

56,829

年齢別人口割合

年齢

ハット市(2013年国勢調査)

箕面市(2015年国勢調査)

15歳未満

21.4%

13.5%

15歳以上24歳以下

13.2%

10.5%

25歳以上44歳以下

26.7%

23.1%

45歳以上64歳以下

25.6%

23.2%

65歳以上

11.9%

24.6%

民族別人口割合(2018年国勢調査)

 

ハット市

ニュージーランド

ヨーロッパ

67.6%

70.2%

マオリ

18.4%

16.5%

太平洋諸島

11.5%

8.1%

アジア

15.2%

15%

そのほか

3%

2.7%

箕面市の外国人市民数 2,731人 (1.98%) (2019年3月末現在)

気候

 

ハット市

箕面市(2016年)

気温

平均気温

13.6度

16.7度

最高気温

30.9度(2月)

38.9度(8月)

最低気温

3.3度(7月)

-1.8度(3月)

日照時間

2,029時間

 

降水量

1,338ミリメートル

1,968ミリメートル

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よくあるご質問

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お問い合わせ

所属課室:人権文化部文化国際室 

箕面市西小路4-6-1

電話番号:072-724-6769

ファックス番号:072-724-6010

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